AH Formatter オプション製品(日本語版) の新機能

AH Formatter V6.2 の新機能
H Formatter V6.2では、MathML 描画エンジンが完全に書き換えられ、数式の組版がより一層強化されました。このとき、MathML の対応バージョンもAH Formatter V6.1までの MathML 2.0 から 3.0 へ更新しました。

  • フォント構築ファイルの設定でフォントフォルダのサブフォルダ内のフォントも検索が可能になりました。
  • font-variant に指定できる値が追加されました。
  • ボックスシャドウに対応しました。
  • テキストシャドウに対応しました。
  • 行グリッドに対応しました。
  • 複数ページに渡る脚注が可能になりました。
  • 表の各段に独立に行番号を振ることが可能になりました。
  • ページ分割されたセルでの表示内容が指定可能になりました。
  • tab-size プロパティに対応しました。
  • rgba() 関数が利用可能になりました。
  • トンボに見開きの背表紙の幅を指定可能になりました。
  • GUI 上に表示されるページサイズの単位が指定が可能になりました。
  • GUI で使用する表示上の言語の切り替えが可能になりました。
  • CSS で評価される @media の種別を指定できるようになりました。
  • PDF レイヤの指定が可能になりました。
  • PDF の埋め込み時に埋め込まれる PDF 内にあるリンクなどの注釈が保持可能になりました。
  • PDF へ埋め込むマルチメディアのプロパティが追加されました。
  • 組版の設定の既定値の見直しを行いました。
  • PDF 出力の設定の既定値の見直しを行いました。

AH Formatter V6.1 の新機能

  • 以下の言語(スクリプト)に対応しました。
    • ベンガル語(Beng)
    • パンジャブ語(Guru)
    • グジャラト語(Gujr)
    • オリヤ語(Orya)
    • タミル語(Taml)
    • テルグ語(Telu)
    • カンナダ語(Knda)
    • マラヤラム語(Mlym)
    • クメール語(Khmr)
    • ラオ語(Laoo)
  • GUIで、Fontsフォルダ以外のフォント構築ファイルで指定されたフォントや、<axf:fontface> / @fontfaceで指定されたフォントも表示できるようになりました。
  • コマンドラインインターフェイスのデフォルトパラメータを環境変数で指定しておくことができるようになりました。
  • PDF/X4 に対応しました。
  • PDFへビデオ等のマルチメディアの埋め込みに対応しました。
  • PDFへ指定できるメタ情報が追加されました。XMPを直接指定することも可能となりました。
  • PDFの多分冊出力でメタ情報をすべての分冊へも出力するかどうか制御できるようになりました。
  • ブロック領域の変形に対応しました。
  • グラデーション関数に対応しました。
  • 単位 vw と vh の解釈が変更され、vmin、vmax 等が追加されました。
  • フォントの選択にfontstretchの情報が考慮されるようになりました。
  • <axf:fontface> / @fontface が拡張され、format()やlocal()関数がサポートされました。また、WOFF (Web Open Font Format) が利用できるようになりました。
  • 縦書きで、文字の正立に関する制御がきめ細かくできるようになりました。
  • 縦書きで、自動縦中横を指定できるようになりました。
  • Unicodeの正規化を指定できるようになりました。
  • 全角空白の扱いが若干変更されました。

AH Formatter V6.0 改訂1版の新機能

  • SVGの "switch" エレメントに対応
  • HTML5 のmath とsvg に対応(MathMLとSVGの名前空間指定が不要)
  • タグ付きPDFのPDF埋め込みに対応
  • タグ付きPDFの、Table summary の指定に対応
  • 埋め込みPDF中の、Highlight, Underline, Squiggly, StrikeOut の注釈に対応
  • コマンドラインインターフェイス組版後に、組版総ページ数を出力
  • リニアライズ指定時の圧縮に対応
  • axf:overflow-condense プロパティに"none" の値を追加
  • writing-mode プロパティに"horizontal-tb", "vertical-rl" の値を追加

AH Formatter V6の新機能

  • 図版の最適配置 - 従来からの float機能 を大幅に機能強化しました。「ページの任意の位置へのフロート配置」、「段組ページの段をまたがるフローと配置」といったことが可能になりました。
  • 例えば右のサンプルは「3段組のページの右下に2段抜きで表がある」といった配置になっています。また、「JIS X 4051 における図版配置の基本的な考え方」をベースにした「自動組版最適配置」にも対応しています。
  • ルビ、圏点に対応 - ルビや圏点 に対応しました。これにより文字列に本来のルビが表現できるようになり、圏点も付けることができます。またルビ文字が長い時に、自動的に文字幅を圧縮するなどの機能も用意しました。
  • オプション機能 - 見出しなどの文字間の空きを自動挿入、行折り返し時のインデント位置指定機能、OpeType字形選択機能など、詳細な体裁を実現出来る機能を実装しました。

AH Formatter V5.2の新機能

  • レイアウト指定機能の強化——ページ内での行の上下方向の均等割り付けや改段時の表ヘッダ・フッタの繰り返し有無の制御など。
  • PDF出力で以下の機能を追加しました。
    • フォント全体の埋め込み
    • PDF/X、PDF/A出力時に、XMLでRGB画像が使われていると従来はエラーで終了しましたが、最新版はCMYK画像に自動変換して出力します
    • 3Dオブジェクトが使用されているPDFを新しく出力するPDFに埋め込み
    • ページを逆順に出力指定する機能を追加
    • PDFをAES暗号化する機能を強化
    • タグ付きPDFを作成するとき、出力するタグ名のカスタマイズをする機能
  • 入力するSVGデータに使われているアラビア文字、タイ文字などのスクリプト処理に対応、BIDI処理ができるようになりました
  • フォント構築ファイルで、指定のフォントについて適用するUnicodeの範囲を指定したり、特定のフォントについてフォントサイズの調整やベースラインの調整ができるようになりました。
  • CGM オプションで描画できるCGMの機能を強化しました

AH Formatter V5.1 改訂1版の新機能

  • 住基ネット統一文字コードオプションを追加しました。
  • table-omit-header-at-break プロパティにcolumn値を指定できるように拡張しました。
  • 下線、取消し線、上線の末端を文字間にどのようにはみ出させるのかを、オプション設定ファイルで、text-decoration-modeで指定できるようにしました。

AH Formatter V5.1の新機能

  • Adobe FrameMaker®の保存形式である、MIF(Maker Interchange Format File)フォーマットに出力できる、MIF出力オプションが追加されました。
  • CSS組版でのタグ付きPDF出力で、HTMLタグが反映されるようになりました。
  • Unicode の異体字選択(Variation Selector)に対応しました。
  • CSS3のfootnoteカウンタのリセットに対応しました。
  • font-styleに oblique、backslantが指定できるようになりました。また、oblique、backslantを指定したときの傾きの量を、オプション設定ファイルのoblique-skewに指定することができます。
  • 複数ページのPDF埋め込み指定ができるようになりました。
  • オプション設定ファイルのwatermark-textを設定することで、任意のすかしを出力する機能が追加されました。また、watermark-font-family、watermark-font-style、watermark-font-weightを設定することで、すかしのフォントの設定をすることができます。
  • CSSの column-span: all による段抜き、XSL-FOの fo:block-container の段組での span="all" による段抜きが有効になりました。
  • 以下のCSSプロパティと値を追加しました。
    • border-parts
    • displayに table-column-group を追加
    • break-before
    • break-after
    • break-inside
  • column-fill
  • 以下のXSL-FOプロパティを追加しました。
    • axf:crop-area-visibility
  • Windows 7 での動作確認済みです。(32bit/64bit)

AH Formatter V5.0の新機能

  • 従来のXSL-FOによる組版に加えて、新たにCSSでレイアウト指定したHTMLやXMLを組版することができます。製品により制限があります。
  • WYSIWYGウィンドウ上のテキストを選択してクリップボードにコピーすることができます。
  • WYSIWYGウィンドウに、インターネットショートカット(.url)ファイルや、URL文字列、ファイルへのショートカットリンク(.lnk)をドロップして開くことができます。
  • GUIからエンコーディングや改行コードを指定して、プレーンなテキスト形式ファイルに出力できます。
  • 新しいの要素が新設されました。
    • axf:font-face no-LT
  • 以下のプロパティが新設または拡張されました。
    • axf:alt-glyph
    • axf:background-image-resolution
    • axf:document-info
    • axf:hanging-punctuation
    • axf:image-resolution
    • axf:punctuation-trim
    • axf:text-align-string
    • axf:text-justify-trim
    • axf:text-replace
    • axf:number-transform no-LT
    • axf:kansuji-style
    • axf:kansuji-letter
    • axf:kansuji-grouping-letter
    • axf:kansuji-separator
  • 以下のプロパティの値が拡張されました。
    • text-transform no-LT
  • XSL仕様で利用できる単位の他に、次の単位が利用できるようになりました。
    • jpt
    • q
    • dpi