Package Support Framework を使用した MSIX パッケージ内の PowerShell スクリプト実行のサポート
- InstallShield 2026 R1 では、Microsoft Package Support Framework(PSF)を使用して、MSIX パッケージに含まれる PowerShell スクリプトを実行する機能がサポートされました。この機能により、アプリケーションのソースコードを変更することなく、実行時にアプリケーションのカスタマイズや互換性対応を行うことができます。InstallShield では、この機能はカスタム Fixup を使用して有効化し、PSF の
config.json ファイルで構成します。このファイルは MSIX パッケージに含まれ、アプリケーションの実行時に Microsoft Package Support Framework によって読み取られ、処理されます。カスタム Fixup を使用すると、以下の項目を明示的に定義できます。
- PowerShell スクリプトを適用する MSIX パッケージ内の実行可能ファイル。
- PowerShell スクリプトを実行するタイミング。アプリケーション起動前(
startScript)またはアプリケーション終了後(endScript)のいずれかを指定できます。
- 実行スコープ、表示/非表示、エラー処理、実行タイミングなど、PowerShell スクリプトの実行時の動作。
- 実行時には、Microsoft Package Support Framework がアプリケーションの起動ライフサイクルに介入し、定義された実行ポイント(アプリケーションの起動前および終了後)で構成済みの PowerShell スクリプトを呼び出します。これにより、実行時の構成処理やクリーンアップ処理を MSIX コンテナー内で一貫して実行できます。
WinUI ベースのウィザードページのサポート
- InstallShield 2026 R1 では、Advanced UI または Suite/Advanced UI のインストールおよびアンインストール時に表示されるウィザードページで WinUI フレームワークがサポートされました。Wizard Interface ビューの Wizard Pages ノードにある Wizard Options 領域の Installation Type 設定に、新しいドロップダウンオプション WinUI が追加されました。Installation Type を WinUI に設定すると、インストーラーのユーザーエクスペリエンスをカスタマイズするための追加設定および Wizard Format のドロップダウンオプションも有効になります。
- WinUI Frameless Window – WinUI ベースのウィザードページを標準のウィンドウフレームなしで表示するかどうかを指定します。選択可能なオプションは以下のとおりです。
- Yes – WinUI ベースのウィザードページをフレームレスウィンドウで表示し、モダンな外観にします。
- No – 標準のウィンドウフレームを使用します。デフォルトでは、WinUI Frameless Window は No に設定されています。
- Wizard Format – Installation Type が WinUI に設定されている場合に、ウィザードページに適用するビジュアルスタイルを指定します。選択可能なオプションは以下のとおりです。
- Mica – Windows 11 スタイルの Mica マテリアル効果を適用し、モダンな外観にします。
- Mica Alt – Mica よりも背景の色合いが強い Mica Alt マテリアル効果を適用します。
- Acrylic – Windows 11 の Mica スタイルの代わりに、Windows 10 スタイルの Acrylic マテリアル効果を適用します。
- 注 – WinUI フレームワークのサポートは InstallShield Premier Edition でのみ利用できます。この機能は InstallShield Professional Edition および InstallShield Express Edition では利用できません。
カスタム Fixup を使用したパッケージ化アプリケーションへのコマンドライン引数の受け渡しのサポート
- InstallShield 2026 R1 では、インストール済みの MSIX パッケージからアプリケーションを起動する際に、コマンドライン引数をアプリケーションへ渡す機能がサポートされました。この機能は Microsoft Package Support Framework(PSF)を使用して実現されます。MSIX パッケージ化されたアプリケーションのエントリポイントでは起動引数がネイティブにサポートされていないため、この機能を使用すると、アプリケーション自体を変更することなく、起動時に必要なパラメーターを確実に指定できます。この機能を使用するには、PSF の
config.json ファイルに必要な引数を定義し、MSIX プロジェクトの Application Settings ビューにある Package Support Framework 領域でカスタム Fixup を使用して適用します。
- 実行時には、Microsoft Package Support Framework が構成を処理し、定義された引数がアプリケーションの起動時に確実に渡されるようにします。これにより、MSIX パッケージ化されたアプリケーションの柔軟性と互換性が向上します。
Microsoft Entra ID 認証およびカスタム SQL 接続文字列のサポート
- InstallShield 2026 R1 では、Microsoft SQL Server データベースへの接続時に Microsoft Entra ID(旧 Azure Active Directory)認証がサポートされました。この新しい認証機能により、安全で最新の認証メカニズムを利用できると同時に、データベース接続の構成を詳細に制御できます。さらに、InstallShield 2026 R1 では、SQL Scripts ビュー内の SQL 接続の Requirements タブに、新しい Connection String 設定が追加されました。この設定を使用すると、インストール時に使用する任意のデータベースサーバーについて、新しい接続文字列を定義したり、既存の SQL Server 接続文字列をカスタマイズしたりできます。通常、SQL Server の接続文字列には、サーバー名、データベース名、Microsoft Entra ID ベースの資格情報を含む認証パラメーターなど、接続に必要な情報を含めることができます。Connection String 設定は、以下の条件を満たす場合にのみ有効になります。
- Requirements タブの Specify Custom Connection String チェックボックスが選択されている。
- Requirements タブの Database Servers リストで、サポートされている目的のデータベースサーバーが選択されている。
- SQL Server の接続文字列を構成してインストールプロジェクトを保存すると、その接続文字列の情報は、Direct Editor ビューの Tables エクスプローラーから参照できる
ISSQLDBMetaData テーブルに自動的に保存され、インストール時の SQL スクリプト実行に使用されます。これにより、インストール処理では、定義された認証方式および接続パラメーターが一貫して使用されます。Connection String 設定には、以下のような利点があります。
- Microsoft Entra ID 認証シナリオのネイティブサポート。
- セキュアな SQL Server 接続を構成する際の柔軟性の向上。
- InstallShield IDE 内でのデータベース接続設定の一元管理。