LEADTOOLS v19 Medical Imaging SDKがアップデートされました

HTML5対応医用画像ビューアーの改善とDICOM WADOのサポートの拡張
4月 20, 2016
新機能リリース

LEADTOOLS Medical Imaging SDKには、総合的なDICOMデータセットのサポート機能、拡張された8-16ビットグレースケール画像のサポート機能、画像の注釈機能、ウィンドウレベルとLUT処理などの拡張された特殊グレースケール画像表示機能、医療分野専用の画像処理機能が含まれています。 また、無損失JPEG圧縮や、署名付き/署名なしの画像データ処理などの機能もあります。

医療画像処理用の製品には次のものがあります。

バージョン19の特長

  • HTML5対応医用画像ビューアーの拡充 - 今回のリリースでは、多数のお客様のご要望にお応えして、 構造化された表示画面やテンプレートの採用をはじめ、さまざまな機能強化が行われています。 この他にも、ビューアーのフレームにカプセル化したPDF文書をレンダリングする機能とDICOM画像をビューアーからサーバーに直接アップロードする機能が搭載されています。 また、多数の処理が高速化され、スパイグラス機能も向上しています。さらに、CT、MR、MGなど、あらゆる種類の画像をロードできるようになっています。
  • 多重解像度と画像分割 - HTML5対応医用画像ビューアーに多重解像度処理と画像分割(MRTI)機能を搭載。顕微鏡検査や病理検査の画像など、解像度が極端に高く大きな画像(1TBまで)の配信が最適化されます。 クライアントの特定の要求に応じて、画像の該当する部分と解像度だけが送信されます。 これによって、帯域幅が節約され、必要なメモリ容量も少なくなり、システム全体の効率が向上します。
  • WADOとDICOMwebインターフェイス - DICOM WADOをサポートしています。WADO-URI、WADO-WS、DICOMweb(RESTful DICOMサービス)を利用できます。 APIを使って、サードパーティ製のPACSにある患者や研究データに直接アクセスするか、PACSのデータにサードパーティから直接アクセスできるようにします。このアクセスには、STOW-RS(STore Over the Web by RESTful Services)などのDICOMで規定されているHTTPプロトコルを用います。
  • WindowsとLinux用の新しいJavaライブラリ - OCR、ドキュメントライブラリサービス、Document Writers、Document Converter、ベクトル画像形式、ドキュメント形式(PDFやDOCXなど)、SANEによるスキャン機能があります。
  • Document Viewer for Linux - テキスト検索、注釈、省メモリのページ区切り、慣性スクロール、ベクトルディスプレイなど、便利な機能が多数搭載されています。 PDF、MS Officeファイル、AutoCadのDWGとDXF、さまざまな形式のベクトル画像とラスタ画像を表示できます。
  • Document Writers for Linux - SVG形式の入力からPDF、PDF/A、DOCX、RTF、TEXT、ALTOXMLを作成します。 LEADTOOLSに搭載されている、SVG作成用の他の機能(OCRなど)でDocument Writersを利用して、これらの形式のドキュメントを保存できます。
  • Document Converter for Linux - ドキュメントを自動的に変換、保管、配信する強力なシステムを作成できます。 ラスタライズ、OCR、Document Writersのテクノロジを組み合わせて、画像やドキュメントをPDF、PDF/A、DOCX、RTF、TEXT、SVGに変換します。
  • Advantage OCRエンジンの強化 - 精度と速度の両方が向上しています。 ラテン語と韓国語の認識、ノイズとグラフィックのある画像の自動ゾーニング、ノイズの多い画像の前処理など、主要な機能がアップグレードされました。 さらに、前景色と背景色の検出機能とフォントタイプの認識機能の改善、およびserifフォントとsans-serifフォントを検出する新機能の追加が行われ、元の画像と非常によく似たドキュメントを生成できるようになっています。
  • JPEG 2000の取り扱い - タイル数の多いJ2KファイルとJ2Kデータを持つTIFFファイルのロードが最適化されました。 TIFFにカプセル化されているJPEG 2000形式のデータを列挙し、その部分をロードします。
  • 新しい注釈機能 - 画像の整形と注釈用に、グリッドにスナップ機能とオブジェクトの整列機能が新しく追加されました。これらの機能は、通常、ワードプロセッサやプレゼンテーション用アプリケーションにしか備わっていません。
  • 新しい画像処理機能 - 画像のごま塩ノイズの除去と歪み修正機能を使用できます。 歪み修正機能は、円筒からラベルを剥がして平らにするかのように、円筒形オブジェクトの歪みをなくします。

LEAD Technologiesについて

LEAD Technologiesは、1990年にMoe Daher氏とRich Little氏によって設立された株式非公開会社です。 米国ノースカロライナ州シャーロットに本社を置く同社は、Daher氏が発明したデジタル画像圧縮技術を商業化するため設立されました。 20年以上の長きにわたる豊富な実績から、デジタル画像処理ソフトウェア開発ツールキットの世界的リーディングプロバイダーとしての地位を確立しています。

LEAD TechnologiesのMedical Imaging SDKで処理した3D画像

LEADTOOLS Medical SDK (英語版)

医用画像処理のプログラミングライブラリ

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