AppCode 2016.1がリリースされました

AppCodeは、Mac、iPhone、iPadなどのAppleデバイス用アプリの開発者向けObjective-C IDEです。 開発者の生産性向上とコードの品質、Xcodeの緊密な統合に焦点を当てています。 便利なコードのナビゲーションと補完機能はよく工夫されており、修正候補をその場で確認できるすばやいコード分析機能とコードのリファクタリング機能も備わっています。 Xcodeを開いてプロジェクトを作成し、iOSデバイスまたはシミュレーターでアプリケーションを実行できます。

バージョン2016.1の特長

Swift

• Swiftの宣言を折りたたんで、コードの一番重要な部分に焦点を当てます。
• 宣言を再帰的に展開したり折りたたんだりできます。
• ファイル内のすべての宣言を展開または折りたためます。
• Swiftパーサーは、次の構造体に対応しています。
  • OptionSetTypeプロトコルに準拠した型
  • Self型
  • クロージャーと関数の可変長引数
  • Typealias初期化子
  • 関数の配列型
• Objective-C型の補完機能が向上し、型を置き換えた候補が表示されるようになりました。

Swiftデバッガー

• デバッグセッションを停止せずに、CoreDataオブジェクトの値を変更できます。

ビルドメッセージ

• ビルドメッセージの解析機能が大幅に向上しました。 メッセージツールウィンドウにエラーと警告がわかりやすく表示され、無関係な情報はすべて除かれています。
• ビルドの進行状況のメッセージとして、ビルド段階のわかりやすい説明が表示されます。

CocoaPodsのサポート

• Podfileを編集するときに、use_frameworks!やabstract_targetなどの新しい構文とキーワードを使えます。

C++言語のサポート

• 可変個引数テンプレート - C++パーサーは可変個引数テンプレートをサポートしています。特に、オーバーロードの解決時の不具合、および関連コードの構造を解析するときの誤検出の問題が修正されました。
• 自動インポート - STLのヘッダーのシンボルの補完と修正候補のインポートが正しく行われます。
• ドキュメンテーションポップアップの改善 - F1キーを押すと開くドキュメンテーションポップアップに、ラムダ式、名前空間エイリアス、明示的なインスタンス化の詳細、および参照先の型へのリンクが表示されます。

ソースディレクトリの管理

• プロジェクトの構造とは独立して、プロジェクトのソースとライブラリを管理します。ソースのインデックス付け、コードの生成、リファクタリングを行う場所を選べます。

バージョン管理

• 差分ビューアーに相違点が単語単位で強調表示されるので、違いが一目でわかります。
• AppCodeで複数のgit worktreeを直接操作して、標準のリポジトリとして管理できます。
• BranchesコンテキストメニューのCheckout with Rebaseを使うと、クリック1つでブランチをrebaseできます。
• Mercurialを使用する場合は、ブランチ間でファイルのリビジョンを比較できます。

他の新機能

• 右から左に書く言語（アラビア語とヘブライ語）がエディターでサポートされています。
• CoffeeScriptとStylusがバンドルされています。
• ローカルプロセスにアタッチするときに使用するUIが改善されました。
• カスタムプロパティとVMオプションを簡単に編集できます。

JetBrainsについて

JetBrainsは、生産性を向上させるインテリジェントなソフトウェア技術の創出に特化した大手ソフトウェア開発会社です。 高い評価を受けているIntelliJ IDEA、ReSharper、TeamCityを開発したことで広く知られています。 JetBrainsの信頼性の高い製品は、フォーチュン100の多数の企業をはじめ、世界中の3,000社を超える企業の開発者によって利用されています。 JetBrainsは、チェコ共和国のプラハに本社を構え、ロシア、ドイツ、アメリカ合衆国に研究開発センターを置いています。