PyCharm 2016.1がリリースされました

PyCharmは、Pythonによる開発に必要な全ツールが揃ったIDEです。 また、Djangoフレームワークを使用して、プロフェッショナルなWebアプリを開発することもできます。 エディターには、コード補完機能やスニペット、コードの折りたたみ、ウィンドウの分割など、コードをすばやく簡単に記述するための便利な機能が備わっています。

バージョン2016.1の特長

Pythonツール

• Python 2とPython 3互換のデータ型のヒント - Python 2と3の構文に基づいて、コードのデータ型の情報が表示されます。 例えば、コードの自動補完機能使用時のヒントや、記述しているコードの特定の問題を示すヒントがあります。
• 実行時に収集された情報に基づいたデータ型のヒント（オプション） - デバッグセッションで収集した情報に基づいて、データ型のヒントが生成されます。
• Pythonコードの互換性検査機能 - Pythonの特定のバージョンと互換性があるコードを記述できるようにします。
• Docker Composeのサポート - プロジェクト用のDocker Composeの設定ファイルとサービスを指定するだけで、Docker Composeを使用できるようになります。
• Dockerコンテナー - Dockerのコンテナーを実行するための新しいカスタムパラメーターがあります。
• toxのサポート - virtualenvの管理とテストツールのtoxをサポートしています。
• Djangoのフォームのサポートの強化 - フォームのコンテキストを理解し、Djangoのテンプレートとビューで、フォーム特有の自動補完機能と候補リストを表示します。
• デバッガーのパフォーマンスの向上 - デバッガーの速度が、オプションのCythonモジュールなしで40%上がり、 ベンチマークとしてCythonを使用した場合は138%上がっています。
• デバッガーのステップ実行フィルター - Pythonコードのステップ実行フィルターを使用することにより、デバックセッション中にライブラリやカスタムのモジュールがステップインするのを防ぐことができます。
• IPython Notebookのサポートの強化 - Markdown、LaTeX、HTMLのコンテンツの入ったセルをきれいに表示できます。
• DevpiとオプションのPyPIリポジトリ - オプションでPyPIリポジトリをサポートしているので、パッケージリポジトリとミラーリングソリューションを完全に制御できます。
• コードの付加（Postfix）式補完 - コードを記述しているときに、ポインターを前に戻して入力し直す手間を省けます。

IDEの改善

• gitのrebaseとrename - gitのブランチを取り扱うときに、便利なrebaseとrenameコマンドを使えるようになりました。
• git worktreeのサポート - 通常のリポジトリを操作するときと同じようにworktreeを使用できます。
• 変更箇所を単語単位で強調表示 - gitや他のバージョン管理システムで、コードのバージョンを比較するときに、変更箇所を単語単位で強調表示できます。
• データベースツールの拡充 - テーブルの切り捨てとテーブルと列へのコメント追加機能、PostgreSQL 9.5のサポートとSQL Serverのカスタムデータ型（エイリアスとテーブル）のサポートが追加されました。

他の新機能

• 右から左に書く言語（アラビア語とヘブライ語）対応
• React、およびAngular 1.5と2のサポートの強化
• JavaScriptデバッガーで、JavaScriptのasyncコードをデバッグ可能
• JavaScript、ECMAScript、TypeScriptのコード記述支援機能の向上
• Node.jsアプリをリモートで実行してデバック可能

JetBrainsについて

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