ReSharper Ultimate 2016.2

.NET Coreの初期サポートのほか、新しいC#入力補助機能、改善されたC++14サポートを追加。
8月 30, 2016
新バージョン

機能

ReSharper 2016.2の新機能

  • ASP​.NET Core 1.0と.NET Core 1.0の両方のプロジェクトに対応します。これにより、プロジェクトの参照が正しく解決されるようになったほか、この種類のプロジェクトで機能のコアセット(コードインスペクション、コード補完、ナビゲーション、 検索、リファクタリング)を使用できるようになりました。
  • Tabキーで構造をナビゲーションできる新機能。カーソルキーを使わずに、TabとShift+Tabキーで次々とテキスト間を移動したり、前のコード要素に移動できます。
  • テキストへの移動ナビゲーション(Ctrl + T、T、T)を使って、ソースファイルやテキストファイル内でテキストを見つけ、そのテキストに移動できます。 この新しい機能は、トリグラム方式の索引を使って非常に効率良くテキストを見つけ出します。
  • ソリューション全体に及ぶ解析の警告機能により、実際のコンパイラの警告とReSharperの検査で発見された重大レベルの警告の両方のすべての警告を追跡できます。
  • 新しいC#入力補助機能。MethodName (.)を自動的にMethodName ().に差し替えたり、verbatim文字列補間時の@$接頭辞のスペルミスを修正したりできます。
  • 新しいクイックフィックスとコンテキストアクションを使って、文字列補間の挿入を単純化したり、ループ内の単純な反復処理の順番を元に戻したり、voidメソッドの待機を修正したりできます。 関連ノートでは、1つのコンテキストアクションを使って、null(または空の文字列)のメソッドのすべてのパラメータをチェックできるようになりました。 Alt + Enterでコメントを解除、削除することもできます。
  • 囲みテンプレートが改善されました。 コード片をテンプレートで囲む必要がある場合は、コードを選択し、テンプレートの名前を入力するだけです。ショートカットを使う必要はありません。 また、1つのテンプレートをコードの作成(ライブテンプレートとして)と既存のコードの囲み(囲みテンプレートとして)の両方に使用できるようになりました。
  • メンバーをクラスの別の箇所に移動する新しいリファクタリング。 領域上でファクタリングを使うことで、その領域のすべてのメンバーを新しいファイルに移動することもできます(ファイル名に領域名が付きます)。
  • アセンブリ依存関係ダイアグラム。アセンブリが参照でどのように相互に関連付けられているかを視覚的に確認できます。
  • .cs、.js、.tsファイルの文字列リテラレル内のHTML解析機能。この機能は、コンテキストアクションを使うか、文字列リテラルの前にコメント/*language=html*/を入れることで有効にできます。 Mark HTML hereアクションを使って、文字列リテラレル内の構文の強調表示、エラーの検出など、様々なHTML機能を活用できるようになりました。
  • 文字列リテラルの正規表現補助機能が、文字列リテラルの前にコメント/*language=regexp|jsregexp*/を追加する方法でも有効化できるようになりました。
  • JSON値ヘルパーを使うと、コード補完や独自のJSONファイルの検証を実行するよう、ReSharperに指示を出すことができます。 JSON値ヘルパーのオプションページに、ファイル名マスクやスキーマと一致するヘルパーを追加できます。 JSONオプションにカスタムのJSONスキーマカタログを追加することもできます。
  • CSSサポートが改善されました。ReSharperのコードインスペクション、コード補完、ナビゲーション、検索、リファクタリングをCSS変数でも使用できるようになりました。 また、仕様の処理を改善するための修正もいくつか加えられています。
  • TypeScript/JavaScriptのサポートが拡張されています。これには、TypeScriptでのコード補完によるコード生成、結合型と交差型のヘルプ検索と名前変更の改善、TypeScript 2.0.0機能の完全サポート(関数、制御フロー認識型ガード、パスのマッピング、オプションのクラスメンバー、never型など)が含まれます。
  • dotPeekでしか使用できなかったプロセスエクスプローラウィンドウを搭載。現在実行中のプロセスの一覧を表示して、それらのモジュールを探したり、.NETアセンブリのモジュールを逆コンパイルしたりできます。

ReSharper C++ 2016.2の新機能

  • インライン変数リファクタリングがReSharper C++で使用できるようになりました。
  • ReSharper C++ 2016.2にクイックドキュメントポップアップが表示されます。 Doxygenコメントブロックからドキュメントを表示でき、記号のDoxygenドキュメントがない場合でも記号の署名が表示されます。
  • 新しいコードインスペクションとクイックフィックス。ヘッダーファイルにインクルードガードがない場合に警告を発する新しいコードインスペクションがあります。 また、クイックフィックスにより、#pragma onceディレクティブを自動的に追加できるようになりました。 もう1つの新しいインスペクションでは、追加される対応修正プログラムを使ってswitchステートメントで不足しているデフォルトケースを検出できます。
  • 変数テンプレートやdecltype(auto)など、C++14のサポートが改善されました。
  • 生成されたコードの#​includeディレクティブ用に新しいコードスタイル設定が用意されています。
  • C++での自動補完で、現在のファイルに含まれていない記号を提案できるようになりました。 対応する#includeディレクティブが自動的に追加されます。
  • コンテキストアクションを使ってC++宣言子、クラス、マクロ定義のドキュメントコメントを生成できるようになりました。 コメントスタブは、ReSharperが生成に使用する'doc'ライブ テンプレートを編集することでカスタマイズできます。
  • 単一行関数とラムダ用の新しいフォーマッタ設定が用意されています。単一行関数の定義周辺に空白行を挿入できるほか、メンバー初期化子リストの前に改行を挿入したり、テンプレート引数の閉じ角かっこ間にスペースを入れることができます(C++11以前のコンパイラと互換性を持たせるため)。
  • 補完、ヘルプ検索、Doxygenコメント内の記号名の変更。
  • 索引作成とコード解析によりパフォーマンスが向上。

ReSharper Ultimateの新機能に搭載されているその他のツール

  • dotCover 2016.2では、自動プロパティを非表示にするオプションを使うことで、カバレッジ解析から自動プロパティを除外できます。 また、関係のない子プロセスを除くことで、コンソールランナーのプロセスをフィルタリングし、余計なオーバーヘッドを削減できます。
  • dotPeek 2016.2は、既存のビジュアルな依存関係解析ツールにアセンブリ依存関係ダイアグラムを追加します。 また、コードが読みやすくなるようにIL Viewerの表示が改善されました。
  • dotMemory 2016.2では、異なるプロファイリングセッションで収集され別々のワークスペースに保存されているメモリスナップショットを比較できます。 これは、コードに加えた特定の変更がアプリケーションのメモリ使用量にどのように影響しているかを見る場合に便利です。
  • dotTrace 2016.2のタイムラインビューアでは、再帰コールスタックを簡単に畳んで、コールスタックの解析を合理化できます。
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