RAD Studio(日本語版)10.3.2 Rio

DelphiのmacOS 64 ビットアプリケーションとC++ Builder用 Windows 64 ビットに対するC++17サポート。
7月 23, 2019
新バージョン

機能

  • Delphi macOS 64 ビット:Delphi に対する macOS 64 ビット アプリケーション サポートが 10.3.2 で新たに追加されました。
    • macOS 64 ビット プラットフォーム用の新しい Delphi コンパイラ。LLVM コンパイラ インフラストラクチャを基盤とし、他のすべての Delphi デスクトップやサーバー プラットフォーム(macOS、Windows、Linux)と同様、非 ARC モデルです。
    • 拡張可能な RTL サポート。コア ファイル システム アクセス、プラットフォーム インテグレーション、メモリおよびスレッド管理だけでなく、HTTP および REST クライアント ライブラリ、並列プログラム ライブラリなども含んでいます。
    • 以前は macOS 32 ビット プラットフォームで利用可能だった FireMonkey ライブラリおよびすべての FireMonkey コントロールを完全サポート。
    • データベース RTL および FireDAC クライアント アクセス ライブラリのサポート。以前は macOS 32 ビット プラットフォームで利用可能だったのと同じデータベースをサポートします。
    • macOS プラットフォームに対する FMX サポートの向上。64 ビットおよび 32 ビット両方のアプリケーションにて。
    • Delphi macOS 64 ビットの InterBase サポート。組み込み InterBase(IBLite および IBToGo)で、macOS 64 ビットが対象となります。
  • Windows 64 ビット用 C++17
    • C++ Builder 用 Windows 64 ビットに対する C++17 サポート が 10.3.2 で新たに追加されました。C++Builder および RAD Studio 10.3.2 では、Windows 64 ビット用 C++17 をサポートする、更新された Clang 拡張コンパイラが導入されています。 漸進的なコンパイラ アップグレードの一環として、最新の C++ 言語機能を使用して、より強力で簡潔なコードや、より高速なコードを提供するコンパイラの最適化、より強力なアプリケーションを構築するためのサードパーティ製 C++ ライブラリへのアクセスが可能になっています。
    • Win64(bcc64)用 C++17 Clang 拡張 C++ コンパイラおよびツールチェーン。C++17 が Win32 および Win64 の両方を対象プラットフォームとしたことを意味します。
    • 更新された Win64 用 Clang 拡張コンパイラでビルドされた C++ ランタイム ライブラリ(RTL)。Dinkumware STL の 2018 エディションを含みます。
    • さらなる C++14 に対するサポート。
    • Win32 および Win64 の両方に対する Boost ライブラリ サポート(Boost v1.68)。
  • C++ LSP コード支援機能の向上
    • コード補完機能の品質およびパフォーマンスの向上。10.3.2 には、C++ に対するコード補完サポートの全機能が含まれています。
    • Clang コンパイラで新しいもの: パラメータ補完、ツールチップ インサイト、定義部分への移動(〔Ctrl〕+クリック)。これは、生産性の高い編集機能セットを C++ に追加すると共に、非同期および非ブロック方式にすることで、著しくパフォーマンスも向上しました。
  • RAD サーバー ウィザードおよび配置の向上
    • RAD サーバー ウィザードにおける機能強化(FireDAC データベース自動マッピングと API ドキュメント)
    • RAD サーバーにおける Android Firebase プッシュ通知サポート
    • 新しい RAD サーバー管理コンソールとその設定エディタおよび統合 REST デバッガ
    • Swagger API ドキュメントの向上(カスタム API の自動ドキュメント化)および Swagger-UI に対するサポート
    • スタートアップ エラー メッセージの向上、エラー ログの内容の充実、また、デプロイ プロセスはシンプルに
    • Linux および Windows のサーバーのためのデプロイメント インストーラ(GetIt より入手可能)
  • RAD Studio 10.3.2 には、Android Firebase プッシュ通知サポートに対する次の更新と強化が含まれています:
    • 10.3.1 に対して配布された FireBase パッチは、10.3.2 製品リリースに一部分として含まれており、すべてのファイルは、Android プラットフォーム インストール ファイルの一部となっています。
    • すべての通知アイコンの向上
    • Firebase バージョンのサポート要件に一致するための、Google Play サービスおよび Map の更新。
    • Firebase は、Google クラウド メッセージ(Google によって廃止予定)に代わるものです。
  • Delphi Linux クライアント アプリケーションのサポート
    • FireMonkey Linux は、Linux 向け GUI アプリケーションを作成する機能を提供しており、これは、RAD Studio (Delphi エディション)の FireMonkey クロスプラットフォーム フレームワークを拡張したものです。
    • すぐ使用できるユーザー インターフェイス スタイルが複数含まれています。
    • FMX コンポーネント(グリッド、ウィジェットなど)の多くは、Linux クライアント上でもシームレスに動作します。
    • Live Bindings などやその他数多くの、RAD Studio の革新的な機能を、Linux クライアント アプリケーション内で利用することができます。
    • Enterprise および Architect エディションのユーザーは、GetIt 経由で利用可能
  • FireMonkey
    • 32 ビットおよび 64 ビットでの macOS の品質向上。
    • iOS でのプッシュ通知の向上および Android でのローカル通知。
    • Android での通知アイコンの改良。
    • Android での TEdit の改良。
    • 以前のバージョンの Android での機能向上。
    • Android および Windows での TMediaPlayer の品質。
    • macOS 64 ビット アプリケーションのアプリケーション メニューにおいて、システム メニュー項目(サービス、非表示、他を非表示、終了など)は、自動的に追加されるようになりました。これは macOS 32 ビットと差による変更で、32 ビットではシステム メニューは開発者が追加しなければなりません。
RAD Studioのスクリーンショット

RAD Studio (日本語版)

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