VB-Report Ver3.0(日本語版)

Excelで帳票デザインを作成。

Advance Software 社の製品
2005 年より日本国内にてComponentSourceで販売中。

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VB-Report V3.0は現在 VB-Report 7 の一部として含まれたセット販売のみのお取扱となっており、単体での販売は終了されました。

VB-Report V3.0の製品情報及び価格などに関する情報は弊社 までご連絡ください。

VB-Report Ver3.0(日本語版) について

Excelで帳票デザインを作成。

VB-Report .NETは、Excelで帳票デザインを作成する帳票ツールです。帳票ツール独自のデザイナ機能はなく、使い慣れたExcelが、そのまま帳票デザイナとなります。Excelで作成した帳票デザインシートは、VisualBasic上でVB-ReportのActiveXコントロールを使用して呼び出し、任意のセルにデータを設定して帳票を出力することが簡単にできます。また、ActiveXコントロールと同様の機能をAPI関数でも提供していますので、ほとんどの言語(32Bitアプリケーション)でVB-Reportを使用することができます。さらに、Delphiでもコンポーネントとして使用できるよう、パッケージファイルを提供しています。

Excelの豊富な修飾機能で美しい帳票
フォント、属性、セル罫線、網掛け、表示軽視など、Excelの多彩なセル書式設定で、美しい帳票デザインを作成することができ、エンドユーザーからの細かなデザイン変更依頼も容易にこなすことが できます。また、エンドユーザー自身が帳票をレイアウトすることもできます。

帳票デザイン時に使用可能なExcelの修飾機能 ※1

  • 表示形式:カンマ区切り、通貨、小数点桁指定、負数、パーセンテージ、指数、分数、日付、時刻、ユーザー定義
  • セル書式:横位置/標準左詰め(インデント1~15)、中央揃え、右詰め、両端揃え、選択範囲内で中央、均等割付、縦位置/上詰め、中央揃え、下詰め、両端揃え、均等割付、折り返して全体を表示する、縮小して全体を表示する、セルを結合する、縦書き、-90度~90度
  • フォント:フォント名、フォントスタイル(標準、斜体、太字、太字斜体)、フォントサイズ(1~409)、下線(なし、一重下線、二重下線)、フォントの色、文字飾り(取り消し線、上付き、下付き)
  • 罫線:上、下、左、右、左上がり、右上がり、線種13種、色
  • セルパターン、色
  • セル高さ、幅、表示しない
  • ページ余白:上、下、左、右、ヘッダー、フッタ、ページ中央(水平、垂直)
  • ヘッダー、フッタ:左詰め、中央揃え、右詰、二重下線、上付き文字、下付き文字、太字、斜体、下線付き、取り消し線、日付、時刻、シート見出し名、ページ番号、フォント名、フォントサイズ、総ページ数
  • グラフ
  • オートシェープ21種
  • 印刷:印刷向き、拡大縮小印刷など。
  • ※1 上記には、帳票プレビュー/印刷時に、Excelを使用することで反映される機能もあります。

わずかなコーディングで帳票出力
Excelで作成したデザインファイルを使用する帳票出力は、

  • プログラム上でデザインファイルとシートを呼び出し
  • デザインシートのセルにデータ流し込み
  • 帳票出力メソッドを実行

と、わずか3段階のコーディングで実現可能です。

コーディング例(VisualBasic)

  • デザインファイル名とシート名を指定
    XlsReport1.FileName = "c:\Seikyu.xls"
    XlsReport1.Start.File
    XlsReport1.Page.Begin "合計請求書", "1"
  • セルに値を設定
    XlsReport1.Cell("A1").Value = "○×商事株式会社 様"
    XlsReport1.Page.End
  • 帳票をプレビュー
    XlsReport1.Out.Preview

簡単なセルへのデータ差込み
プログラム上で、変数名 ※2、セル位置(A1参照形式)、セル名によるセル指定、座標指定を行うことができ、簡単にセルへデータを差込むことができます。
VB-Reportは、セル値の先頭に (アスタリスク)が2つ付いた文字列を変数名と認識します。予めデザインシートのセルに記述した変数名を指定して、データの差込みができます。変数名を識別する先頭文字列を任意の文字列に変更することもできます。
コーディング例

  • 変数名によるセル指定
    XlsReport1.Cell("**Name").Value = "アドバンスソフトウェア"
  • A1参照形式でのセル指定
    XlsReport1.Cell("B1").Value = "アドバンスソフトウェア"
  • セル名によるセル指定
    XlsReport1.Cell("Name").Value = "アドバンスソフトウェア"
  • 座標指定によるセル指定
    XlsReport1.Pos( 1, 0).Value = "アドバンスソフトウェア"

セル操作メソッドの追加により、プログラム中から帳票レイアウトを簡単に変更 VB-Reportは、プログラム上でデザインシートに対し、セル、列、行単位でのコピークリア、削除、および、セルの罫線や背景色の設定等のセル書式を定義することができます。このため、読み込んだデザインシートのレイアウトをプログラム上で変更することができ、例えば明細行が可変の帳票や、レイアウトがわずかに異なる数種の帳票を簡単に出力することができます。

VB-Report Ver3.0専用バーコードコントロールの標準提供
VB-Report Ver3.0専用のバーコードコントロールを標準で提供しています。JAN(EAN)13、JAN8、UPC-A、UPC-E、ITF、CODE39、CODE128、CODABAR(NW-7)、郵便カスタマバーコードを帳票に出力することができます。また、別売の「VB-BarCode Ver2.0」を組み込むこともできます。
VB-Report Ver3.0専用バーコードコントロールは、VB-Report Ver3.0を組み込んだアプリケーションとともに自由に配布することができます(ロイヤリティフリー)。

帳票は印刷/プレビュー/Excelファイルに保存が可能
帳票は、プリンタから印刷のほか、VB-Report専用のプレビュー画面に表示することができます。実行環境にExcelがインストールされていなくても、帳票結果を印刷、プレビューすることができます。実行環境にExcelがインストールされていれば、Excel本体を使用して印刷、プレビューした場合と比べ、より多彩な帳票を作成することができます。また、実行環境にExcelがインストールされていれば、帳票結果をExcelファイルに保存することもできます。

帳票生成処理速度がアップ
旧バージョンのVB-Reportと比較して、デザインシートの各セルに対して値を設定する部分の処理速度がアップされました。以下は、セル罫線等で表組みされたデザインシートの各セルに対して値を設定し、プレビュー画面呼出し直前までの処理速度を計測した結果です。

  • 処理速度1: 256列×  300行の明細を出力
    VB-Report Ver1.0(旧バージョン) :3分31秒
    VB-Report Ver3.0 :7秒
  • 処理速度2:  30列×2,000行の明細を出力
    VB-Report Ver1.0(旧バージョン) :2分09秒
    VB-Report Ver3.0 :6秒

Unicodeを使用したデザインシートにも対応
帳票の元となるデザインシート上に仕様されているUnicode文字も、帳票結果に反映されます。

カスタマイズ可能なプレビュー画面
VB-Reportのプレビュー画面では、帳票結果を表示するだけでなく、Excelファイルへ保存したり、プリンタへ印刷する各種ボタンを提供します。そこから各デバイスへ帳票を出力することができます。また、プレビュー画面はプログラム上でプロパティの設定によりカスタマイズすることができます。さらに これらのプロパティを使用して、オリジナルのプレビュー画面を作成することができます。

プログラム納入後でもコンパイルの必要がないレイアウト変更
デザインファイルは、プログラムの実行可能ファイル(EXE)に組み込まず、Excelファイルのまま実行可能ファイルに関連づけることができます。このため、プログラム納入後に帳票レイアウトを変更しても、実行可能ファイルをコンパイルする必要がありません。

プログラムをスムーズに配布
デザインファイルは、アプリケーションをコンパイル時に実行可能ファイルに組み込むこともできるため、プログラムを配布する際に、デザインファイルを配布する手間や管理がなくなり、配布後に誤ってレイアウトを変更してしまうミスを防ぐこともできます。