活字認識ライブラリー(日本語版) について

日本語活字OCRソフトウェア開発キット。

活字認識ライブラリーは、ソフトウェア開発者向けに提供する日本語活字OCRソフトウェア用の開発キット(SDK)です。本ライブラリーは、「日本語文字認識」、「レイアウト認識」、「表認識」の3つの機能がセットになっています。の既存ソフトウェアやシステムに本ライブラリーを組み込むことによって、手軽にOCR機能(文字認識機能)を付加することができます。また、より多くのソフトウェア開発者の方々に日本語活字OCR技術をご利用いただくために、Microsoft .NET対応アプリケーションでの利用が可能です。

基本機能

日本語文字認識
日本語文字認識機能は、ビットマップデータ内の文字画像を認識し、文字コードに変換する機能です。文字に外接する矩形の幅と高さ、最大10文字までの候補文字などの情報を取得することも可能です。

レイアウト認識
レイアウト認識機能は、ビットマップデータ内の文書画像をレイアウト認識し、領域情報を出力する機能です。文字領域(縦書き/横書きを自動判定)、表領域、図形、画像の情報を取得することも可能です。

表認識
表認識機能は、ビットマップデータ内の表画像を認識し、表構造を出力する機能です。セル単位の文字画像を認識し、文字コードに変換することも可能です。

主な特徴

低品質文字に強い日本語文字認識エンジンを搭載
認識ロジックの改良により、「取り消し線付き文字」、「下線付き文字」にも対応。「かすれ文字」、「つぶれ文字」などの低品質文字の認識精度がさらに向上しました。また、段落の先頭文字が大きくレイアウトされている「ドロップキャップ文字」認識に加え、日本語第二水準漢字(3,388文字)に完全対応しました。第二水準漢字がよく利用される人名・地名の認識精度が向上しました。

認識処理速度が向上
認識ロジックのブラッシュアップにより、処理速度が向上しました。

マルチスレッド対応により、大量文書の高速処理を実現
従来のシングルスレッドモジュール(Standard)に加え、マルチスレッドモジュール(Multi)に対応しました。
マルチスレッド対応により、クラウドサービスなどの大量文書の高速処理を実現し、さらにサーバーアプリケーションに多い64ビットアプリケーションへの組み込みが可能になりました。

Microsoft .NET対応アプリケーションにも対応!
Microsoft .NET対応アプリケーションに対応Microsoft .NET対応アプリケーション(マネージ・コード)からの「活字認識ライブラリー(ネイティブ・コード)」の利用が可能*2です。.NET Framework用インターフェース*3を利用すると、ライブラリーのネイティブ関数を .NET対応プログラミング言語(C#、Visual Basic)から直接利用する場合よりも、プログラムの開発が容易となります。

Windows 8、Windows Server 2012の最新OSに対応!
Windows 7、WindowsサーバーOS環境に対応Windows Server 2012*4での実行が可能なため、たとえば、サーバーOS上で稼働するシステムに「活字認識ライブラリー」を組み込むことによって、クラウド型のOCRサービスを提供するビジネスが可能となります。

用途に応じた言語モード(日本語/英語)を搭載
英数字の認識精度を向上する英語認識モードにより、製造部門の検査工程における「部品/製造番号」の確認、「保険証番号」の認識、「カタログの品番」のデータ化など、幅広い業務用システムに搭載できます。

※本ソフトウェアはコピープロテクトされています。USBキーを動作環境のUSBポートに接続する必要があります。