クイック ソケット(日本語版) について

Windowsソケットインタフェースをシンプルかつ ビジュアルなモデルとして提供。

クイック ソケット コントロールは、一般にソケットはそのモデルとしてサーバかクライアントのいずれかの立場をとりますが、KnSocketコントロールは、プロパティ設定によりどちらのモデルにも対応します。ソケットの接続タイプとしては、ストリーム(STREAM)接続とデータグラム(DGRAM)接続をサポートします。

KnSocketコントロールは、基本的に次のメソッドと受信イベントによりデータ通信を実現します。

  • Openメソッド : ソケットのオープン(コネクト)
  • Closeメソッド : ソケットのクローズ
  • Sendメソッド : データの送信
  • Receiveイベント データの受信通知

サーバモデルとクライアントモデルのどちらのモデルについても上記のメソッド/イベントは同様に扱うことができます。サーバモデルとクライアントモデルの主な違いは、STREAM接続におけるOpenメソッドの意味合いになります。 KnSocketコントロールの特徴

  • ソケットのモデルとして、サーバモデルとクライアントモデルをサポート(SocketPositionプロパティ)
  • ソケットの接続タイプとして、STREAM接続とDGRAM接続をサポート(SocketTypeプロパティ)
  • STREAM接続のサーバは、複数のクライアントと接続可能
  • 各ソケットの状態は、ソケットモニタ・ダイアログでモニタリング可能
  • 送受信データとしてバリアント、文字列、任意のバイナリ、およびファイルをサポート
  • データの受信は、イベントとして受け取ることが可能

基本事項

  • KnSocketコントロールは、自身をLocalソケット(コントロール)と呼び、通信先をRemoteソケット(コントロール)と呼ぶ
  • 通信(接続)するKnSocketコントロールは、一方がサーバ、他方がクライアントになるように設定が必要(SocketPositionプロパティ)
  • ソケットの接続タイプ(SocketTypeプロパティ)はサーバ側とクライアント側で矛盾のないように設定が必要