SourceGear Vault Professional について

プロの開発チーム向けのバージョン管理およびバグ追跡ソリューション

SourceGear Vaultは、Visual Studio .NET環境への完全なインテグレーションをベースとした、Windows開発者のためのバージョンコントロールシステムです。.NET Framework上に完全に実装され、そのリポジトリのためのストレージにはSQL Server 利用します。Vaultバージョンコントロールシステムは、Visual SourceSafeからのスムーズな移行を実現するために設計されています。

SourceGearVaultはバージョンコントロールシステムであり、.NET FarmeworkやSQL Server 2000を含む、最新のMicrosoftツールとテクノロジーをベースにして構築されています。

Vaultの全体がC#により構築され、また、インターネットのために設計されています。複数のリポジトリを集中管理するVault サーバーが、基本的なアーキテクチャとなります。Vaultが提供するのは、いくつかのクライアントアプリケーションであり、また、各種の.NET言語を用いてカスタムなクライアントを作成する方法となります。

Vaultサーバーは、IIS上で動作する.NET Webサービスです。クライアントとサーバーを結ぶ全てのコミュニケーションはHTTP上で行なわれ、オプションとしてSSLを用います。このアーキテクチャにおいては、Vaultサーバーを管理するために、標準的なIISアドミニストレーションツールの利用が可能です。

Vaultサーバーは、すべてのリポジトリデータをSQL Server 2000データベースにストアします。このアーキテクチャがVaultにもたらすのは、SQL Serverの10年間におよぶ成熟から得られるメリットです。その他の信頼性に関する特徴としては、VaultはAtomic Checkin Transactionsをサポートするために用いられるSQLトランザクションがあります。リポジトリに対する変更のセットをチェックインするとき、そのセットは全てが成功するか、全てが失敗するかの、いずれかとなります。トランザクションにおける1つの状態により、リポジトリが影響を受けることはありません。

Vaultの主要なクライアントは、C#とWindows Formsを用いて構築されています。それらは、Vaultサーバーとのコミュニケーションを、XML Webサービスを用いて行うものとなります。そこで用いられるユーザインタフェースは、SourceSafeユーザーにとって親しみやすいものとして設計されています。

SourceSafeデータベースからVaultリポジトリへのデータの移行のために、Vault に含まれるSourceSafe Import Tool を利用できます。すべてのファイルの、すべてのバージョンがインポートされ、そこにはすべての履歴が含まれることになります。

VaultはIDE統合型のクライアントも含み、それによりVisual Studio .NET環境からのVaultの利用が実現されます。

Vault Admin Toolは付加的なクライアントであり、Vaultアドミニストレーターによる、VaultサーバーとVaultリポジトリの管理を実現します。

Vault Command Line Clientは、コンソールアプリケーションとして機能するクライアントです。Vault Client APIのサンプルアプリケーションとして、このクライアントのソースコードが含まれます。SourceGearで利用されているのと同じライブラリを使った、カスタムなクライアントアプリケーションの構築が、このAPIを用いることで実現されます。