一般的な機能：

Essential Groupingがユーザに提供するのは、データのグループ化であり、フィルタリング結果へのアクセスであり、情報に関する概要の保持ですが、グラフィカルな表示のためのコードによるオーバーヘッドは排除されます。このGrouping Engineは全てのデータ操作を抽出するため、それらによりデータをハンドリングするだけで、ニーズに応じた結果に対するアクセス方法が提供されます。

• サポートされるデータソース ： パブリックなプロパティを持つオブジェクトで構成される、各種のIListが対象となります。
• 自動アップデート ： 各種のIBindingListデータソースに対して行われます。つまり、データにおける変更を直ちに反映します。
• 内部データ構造 ：平衡バイナリーツリーを用います。つまり、take 0[Log2[n]] オペレーションをアップデートするだけです。
• 平面型グルーピング ： 平面的なデータ構造をグループ化します。
• 階層型グルーピング ： 階層的なデータ構造をグループ化します。

ソーティング：

Essential Groupingがユーザに提供するのは、ADO.NETに依存しない多重キーによるソートのサポートです。それは如何なるIListデータソースもソートするでしょう。

• ソート ： IListスキーマからのプロパティによるソートを行います。
• 比較ソート ： IComparerオブジェクトを通じてカスタマイズされたソートを行います。
• マルチ キー ソート ： IListスキーマからの多様なプロパティによるマルチ ソートを行います。

フィルタリング：

Essential Groupingを用いて、基準を充たすアイテムだけに容易にアクセスするために、ユーザのデータにフィルタを強制しても構いません。

• 複数のフィルタ ： ユーザが定義する基準に一致するレコードを隠します。
• 標準のオペレータ ： =、!=、<、<+、>、>=、Like、Matchをサポートします。
• カスタム フィルタ ： 仮想のコールバックを用いてデータ フィルタをカスタマイズします。

要約：

要約機能が提供するのは、グループ化されたデータにおける統計の、ユーザによる容易な確認です。全てのグループ内において、カラムの最大値のような情報や、アイテムの総計、統計の中央値へのアクセスが可能です。

• 要約 ： グループの単位を基本として、データを要約します。
• 標準の計算式 ： Sum、Max、Min、Average、Median、Count、DistinctCount、Values配列、DistinctValues配列が提供されます。
• カスタムな要約 ： カスタムな要約を追加します。

数式フィールド：

数式がレコード指向の計算に対して提供するのは、既存の値から計算されたデータ コレクションの中に、新しい値を効果的に加えることです。

• 数式フィールド ： 他のフィールドにより計算されたフィールドを、同じレコード内に加えます。
• 数式のサポート ： 他の数値フィールドにおける代数の組合せを使用します。
• 標準のフィールドとしての使用 ： 数式フィールドをソートし、グループ化し、フィルタリングします。

その他にも、注目に値する以下の機能があります。

スパゲティ コードの消滅

大量のデータは「スパゲッティ効果」へと結び付き、また、もつれた情報の網目は、データが行きつく先と他のデータへの影響に関する確認を不可能にします。この問題をEssential Groupingが解きほぐします。それは、ユーザが単純に原因に立ち向うことを許し、質問をもたらし、また統計の計算とデータのフィルタリングを行わせ、ビジネス ロジックを集中させることです。

ユニークに最適化された実装

Essential Groupingは、そのコアのデータ構造として平衡バイナリー ツリーを用いて、単純なフレームワークから殆どの要求されるアプリケーションにいたるまで、最適なパフォーマンスを提供します。市場で比較が可能なソリューションは配列に基づいた構造を使用し、それらはカスタムな要約を操作する能力において、求められるアップデートのパフォーマンスで劣り、そのプロセスも大きく制限されます。

非依存性

Essential Groupingはユーザ インターフェース（UI）に対する依存性を持ちません。開発者はUIコントロールの有無に関らず、このアーキテクチャを使用しても構いません。Essential Groupingを用いる場合に、ユーザがSyncfusion UIコントロールにより制限を受けることはありません。.NET Frameworkやサードパーティ製のコントロールを、自由に使うことが可能です。

比類なき技術サポートと拡張性

Syncfusion Essential Groupingは、60日間のサポートとアップデートと伴に提供されます。この期間の終了後に1年間のサブスクリプションを購入することで、技術サポートへのアクセスと最新版の入手を継続することができます。

Syncfusion製品に関するサポートは、Direct- Tracサポート システムを通じて利用が可能です。さらに、サポートは電子メールと電話も利用が可能です。Direct-Tracは開発者支援システムであり、開発者のユニークなニーズに対応します。サポートに関する付帯義務は、休業日なしの24時間体制で生じ、また処理されます。

Syncfusion Essential Groupingのソースコード バージョンは、全てのソースコードと伴に提供されます。サポート無しのZIPファイルで提供されような、他の市販コンポーネントのソースコードとは異なり、 Syncfusion Essential Groupingが提示するのは、ユーザの製品に対するソースコードの完全な統合です。私たちのAssembly Managerテクノロジーを用いて、このソースコードをユーザ アプリケーションへとダイレクトに取り込むための能力を提示します。私たちは、ソースコードに関するサポートと拡張のヒントを提示します。