ABCpdf .NET Professional(日本語版)

プリンタドライバを使用せずAdobe PDFドキュメントを動的に高速生成。

Newtone 社の製品
2003 年より日本国内にてComponentSourceで販売中。

バージョン: 11J 更新日: Mar 26, 2018

i

※当バージョン(12J)から、製品のStandardとProfessionalエディションは ABCpdf .NET(日本語版)の一種類となり、共通で 64bit用/32bit用アプリを作成できます。
ABCpdf .NET(日本語版)の販売情報はこちらをご参考ください。

ABCpdf .NET Professional(日本語版) の主な機能

ABCpdf .NET Professional(日本語版) の主な機能

ABCpdf .NETエディション
ABCpdf .NETは StandardProfessional 両エディションがあります。Professional はStandard のすべての機能以外に下記の機能が含まれています。

  • レンダリング/表示/ ラスター化 - ABCpdf は、PDFドキュメントをラスタ化してさまざななイメージ形式で出力したり、印刷したり、画面に表示することができます。
  • PDF テキストの正確な制御
  • 64 ビットのサポート (.NET Professional x64 版のみ)
  • GigaPDFの大量なドキュメントのサポート

ABCpdf .NETの主な特徴

画像のエフェクト機能
画像を PDF 化する際に、シャープ化/自動レベル補正/コントラスト/レベル補正などの多数の一般的な効果や、渦巻き/波形などの変形処理を実現可能なエフェクト機能を有しています。

Photoshop ファイルをサポート
Photoshop の読込モジュールは、標準の PSD と大きな PDB イメージファイルのサポートもしています。これにより、RGB、グレースケール、CMYK、Lab、インデックス付きの2色イメージを直接インポートできます。

RTF をサポート
新しい RTF インポート モジュールは、ネイティブな Rich Text Format インポート モジュールで、ヘルパーアプリケーションなしで RTF を素早く簡単にインポートできます。

処理可能カラーの強化
PDF はさまざまなカラースペースをサポートしており、これまでの RGB、グレースケール、CMYK カラーの処理に加え、XColor オブジェクトを強化し、Lab、キャリブレーション済みの RGB、キャリブレーション済みのグレースケール、多チャンネルやパターンなどのその他のカラースペースが表示可能です。

充実したテキスト機能
以下のようなテキスト機能が含まれています。
・適切なカーニングをサポート(文字間隔の自動調整)・イメージなどのシェープの周りにテキストの挿入が可能な可変シェープ領域の作成・リーダー線付きの目次の作成の容易化・テキストの計測・位置決めのための新しいオプションを多数追加・FontObject のメソッド、プロパティを強化 など

容易に実現できる分析機能
シンプルで効果的な PDF ドキュメントの分析/分解が行えます。複雑な逆アセンブル、変更、再アセンブルが容易に実現できます。

動的なフィールドやアノテーション
フィールドやアノテーションは、位置やスタイルにインタラクティブにアクセスでき、より動的になっています。

PDF/A 規格をサポート
ABCpdf は PDF/A 規格をサポートしています。ドキュメントを検証し、それが PDF/A に準拠しているかを知らせる方法が多数あります。または、準拠文書を作成できるようにする方法があります。

あらゆるソースも PDF/A に準拠した文書に
ABCpdf にあるべき機能を使えるようにするために、実際には、ABCpdf が作成した物だけでなく、どのソースのどの文書でも PDF/A に準拠した文書を用意できるようにしました。この機能を持つ製品はほとんどありません。

Acrobat XI のサポート
ABCpdf は Acrobat XI をサポートしています。

透明度の平坦化を実装
透明度の平坦化を実装しました。文書の透明性は一般的ですが、第三者ソフトの透明性のサポート範囲は不完全である場合があります。PDF/A 規格はこれを問題だと認めており、このため透明性の使用を禁じています。高度なベクターの平坦化ルーチンを使用して、現在 ABCpdf は文書全体の見た目を損なわずに文書から透明性を取り除くことができます。取り除かれた文書はベクターですが、見た目はオリジナルと同じでも透明がすべて不透明に変換されます。

大量なドキュメントをサポート
64bit 環境で、GigaPDF の極めて大量なドキュメントのサポートを利用できます。これは GB の範囲を超えて PDF を読み込んだり保存したりするためのサポートを拡張します。実際、PDF の相互参照票がサポートしている最大サイズまでの PDF 文書をすべて扱います。ABCpdf は、非常に大量の文書の取扱に力を発揮します。

PDF の最適化とサイズの縮小
PDF の最適化とサイズの縮小は、頻繁に要望されている機能です。ABCpdf の新しいバージョンでは、フォントサイズを縮小したり、埋め込みフォントを削除したり、イメージのリサンプリングや再圧縮を行ったり、平坦化して出力を可能な限り小さくするためのさまざまなオプションを使用して文書全体の最適化を行うことができます。

PDF 分析の強化
PDF 分析を強化して、テキストやイメージを操作しやすくしました。表面下は複雑ですが表面上はシンプルで、PDF からありふれた、ハイフンや合字なしのテキストを抽出することができます。そして、PDF のそのテキスト項目を選択し、その選択を強調表示したり枠を付けたりすることができます。イメージ処理は、イメージの配置や解像度を簡単に定義したり、条件に合ったイメージを抽出したりすることができます。

PDF の増分更新
ABCpdf は PDF の増分更新を行えるようにしました。現在、1つの PDF 文書のそれぞれの更新を分析したり、いくつか前の更新に戻したりすることができます。これは非常に便利で、署名後に増分更新で内容が変わったデジタル署名付きの文書に適しています。

破損したドキュメントの検証と修復
破損したドキュメントは日ごろ扱わなくてはならない物です。弊社の多数のユーザが有効な PDF の検証方法を尋ねてきています。今回のリリースでは、ドキュメントが無効な場合に確実に例外を出す、非常に有効な PDF の検証ルーチンを持つことができました。そのような例外が出された場合、フルスキャンを使用してドキュメントを作成し直すことができるので、確実な検証ルーチンと強力な修正ルーチンを得ることになります。

TIFF のサポートを改良
TIFF のサポートを改良しました。これまで問題ありとされていた、普通ではない TIFF 形式(TIFF 形式の古い JPEG やさまざまなカラースペースのフレームが付いたマルチページ TIFF イメージを含む)のインポートをサポートしています。この種のイメージを作成したいとは思わないでしょうが、処理しなくてはならない場合は ABCpdf がお役に立ちます。出力に関しては、TIFF のメタデータはカスタムなタグを使用してフレキシブルに出力できます。

その他の新機能
マイナーな強化が多数あります。新しいデバッガの表示属性により、ABCpdf のコーディングやデバッグがより簡単になりました。XRect、XTransform や XColor などのクラスに、よりシンプル、より的確にするための機能が多数付加されました。

64ビット(x64)OSに対応
「ABCpdf .NET 10J Professional x64(64ビット版)」は、Windows8(8.1)、Windows7、Windows Vista、Windows Server 2012(R2)、Windows Server 2008(R2) の各64ビット版に対応しています。

x86 と x64 の共存
ABCpdf は、現在 x86 と x64 の機能を名前の違う別々の DLL に分けています。つまり、bin ディレクトリまたはインストーラを使って x86/x64 を共存させるのがもっと簡単になったということです。更に、さまざまなデプロイメント状況でライセンス キーをより簡単にインストールするための登録メソッドがあります。

HTML インポートのプログラミングの改良
さまざまな HTML エンジンをサポートしました。Windows の MSHTML エンジンの他に、Mozilla Firefox の 新しいバージョンの Gecko エンジンをサポートしました。これにより PC との整合性が増し、より柔軟に CSS の構文をサポートすることができるようになりました。更に、Gecko のレイアウトエンジンは、ヘッダー (THEAD) やフッター (TFOOT) の反復表示をサポートしており、画面表示や印刷などが CSS から指定できます。またエンジンの切り替えをたった1行のコードで行えます。

Word (docx) と HTML 形式へのエクスポート
Word (docx) と HTML 形式へのエクスポートをサポートしています。また VML、HTML キャンバスやビットマップイメージを含むさまざまなドキュメントのグラフィックスを表現することができます。

MS Office アプリケーションとの統合を強化
Word、Excel、PowerPoint などの MS Office アプリケーションとの統合を強化しました。これにより、従来よりも速く確実に PDF ドキュメントを作成できます。

256 ビットの AES の暗号化
ABCpdf は、セキュリティ強化のため 256 ビットの AES の暗号化をサポートしています。AESV2 (128 ビット) や AESV3 (256 ビット) の暗号化された PDF ドキュメントの読込や書き込みが可能です。

PDF 生成の強化と最適化
PDF の生成処理が強化/最適化されました。全面的な最適化により一般的なPDFの生成作業、特に大量のイメージが含まれている PDF の生成スピードが劇的に速くなりました。更に、アダプティブパレット GIF やグレースケール PNG などのエクスポート形式をサポートしています。

Stream オブジェクトの圧縮オプション
Stream オブジェクトは、ASCII 85、ASCII Hex、Flate、Run Length など、さまざまな圧縮形式をサポートしています。また、DCT/JPEG、JPX/JPEG 2000、JBIG2 などのイメージ圧縮に加えて、ABCpdf は、PDF の仕様にあるすべてのイメージの圧縮形式をサポートしています。

署名コードの改良
Acrobat のようなより良いサポートのために、全面的に署名コードを改良しました。Acrobat と同じ規則の署名確認を導入しました。ドキュメントの署名や増分更新をサポートしており、タイムスタンプ サービス(TSS)を使って信頼性のある署名のタイムスタンプが追加できます。

充実したサンプルプロジェクト
多数の充実したサンプルプロジェクトが付属しています。たとえば、ContentExtract の表は現在 PDF ドキュメントの低レベルなリアルタイムでの編集 / 表示が行えるように改良してあります。HtmlTables サンプルは、AddText メソッドを拡張して表やイメージを追加できるようにしてあります。これは、以前の表のコードよりもシンプルなインターフェイスを提供し、よりわかりやすくしています。

Windows Presentation Foundation (WPF) のフルサポート
ABCpdf は完全な WPF のインポート機能を提供しています。

XML Paper Specification (XPS) のフルサポート
Microsoft XPS でもページの記述やドキュメントの保存方法を提供していますが、現存の PDF スタンダードとの互換性がありません。ABCpdf は Adobe PDF と Microsoft XPS の完全な相互互換性をサポートしています。PDF ドキュメントから XPS、XPS から PDF に変換すると、ソースドキュメント本来の構造を保存するために慎重に変換ルーチン(カラースペースの保存や組み込みフォントの保存/変換)が書き込まれます。

Enhanced Encapsulated PostScript (EPS) のサポート
従来の EPS のインポート/エクスポートエンジンは非常に好評でした。しかし、フォントやカラースペースなどの一部の要素が取り除かれたため、必ずしも EPS から PDF への変換が望むように行われなかったので、今バージョンでは、EPS のインポートエンジンを完全に書き直して EPS から PDF に直接変換できるようにしました。これにより、EPS ファイルのテキストが PDF ドキュメントのテキストになり、EPS のソースファイル内固有のカラースペースは PDF ドキュメントのカラースペースと同じになります。他には、EPS のエクスポートに関してもさまざまなプリンタで使えるように複数のカラースペースのサポートも強化しました。これにより、Professional 版では、グレースケール、RGB、CMYK の EPS を直接レンダリングできます。

XPS 機能の改良
あらゆるドキュメントを直接 ABCpdf にインポートできるように XPS の機能を改良しました。OpenOffice.org / Microsoft Office を使用して、Word、Excel、PowerPoint といった Microsoft Office のドキュメント形式を読み込んだり、ABCpdf やインターネットエクスプローラを使用して HTML ドキュメントを読み込むなど、さまざまなアプリケーションを使用してさまざまなドキュメント形式に対応することができます。
(なお、これらがすべてのアプリケーションではありませんし、標準の印刷コマンドをすべてサポートしているわけではありません。)

Flash のサポート
独自の SWF レンダリングエンジンを書き込みました。Flash に表示される美しく滑らかな図は滑らかさを維持し、PDF にインポートしても解像度に依存しません。また、PDF ドキュメントを本来のベクタ形式の Flash に変換できるように独自の Flash のエクスポートエンジンを書き込みました。

HTML インポートのアップデート
新しい Flash のインポートエンジンを使用するために HTML のインポートをアップデートしたので、PDF 内の Flash の内容が PDF に本当のベクタ形式で表示されます。Windows のカレントのバージョンとかみ合わせ、より完璧な結果をもたらすように HTML のインポートルーチンにマイナーな変更を多数行いました。

Tagged PDF(タグ付き PDF)のサポート
タグ付きの PDF 出力に対応しました。タグ付きの PDF は、文書を構造化することができます。これはページの要素(テキスト、グラフィックス、イメージなど)を他の目的のために抽出したり、再利用することが可能になります。「Tagged PDF」のサンプルも用意されています。

PDF テキストの正確な制御(Professional のみ)
テキストの追加を制御するための新しい HTML スタイルのテキストオプションがあります。カレントの HTML レンダリングの設定をする XHtmlOptions オブジェクトには、ページの最後の不必要なコンテンツを自動的にクリッピングする AutoTruncate プロパティや PDF に変換する前に HTML ページをマークアップする DoMarkup プロパティ、新しいウィンドウを開くためのハイパーリンクを許可する TargetLinks プロパティなどが追加されています。

PostScript(ベクトルデータのインポート)および EPS / EPSF(ベクトルデータのインポート)
ABCpdf はポストスクリプトと互換性があり、ラスタやベクタの PostScript (PS)ファイルまたは Encapsulated PostScript(EPS) ファイルを直接 PDFドキュメントにインポートすることが可能になりました。つまり、PDFドキュメントを取得して、それを PS または EPS 形式にレンダリングすることができます。

SVG [Scalable Vector Graphics]のインポートをサポート
ABCpdf はSVGのインポートをサポートしています。SVGはベクトルグラフィックスを描くためのXMLベース形式で、構成が容易で、簡単にPDFに変換できます。

大きなドキュメントの最適化
大きなドキュメントに対する HTML のレンダリングプロセスを大幅に最適化しました。DoMarkup などのプロパティを使用すれば更に速くレンダリングできます。

パラメータによる Flash ムービーの制御
この HTML の機能により、パラメータによって Flash ムービー制御することができ、PDF に Flash を設定できます。
ABCpdf は Flash(SWF)ムービーの静止プレビューを自動的に作成します。プレビューは Flash がインストールされていない場合に見るもので、PDF を印刷する際に使用するものです。通常は、Acrobat 以外のビューアを使用して PDF を開く場合に見るものです。

プレビューは特定の解像度で作成し、ムービーの特定ポイントの内容を使用している必要があります。デフォルトでは、値は FlashPreviewTime や FlashPreviewDPI のレジストリキーから取得されます。しかし、これらのデフォルトをオーバーライドするために、EMBED タグ内で ABCpdf_PreviewTime 属性や ABCpdf_PreviewDPI 属性を指定できます。

MHT(MIME HTML)のサポート
Doc オブジェクトの AddImageUrl メソッドは URL で指定した Web ページを処理します。このメソッドは、Web ページの URL だけでなく、MHT (MIME HTML)ファイルのURLも設定することができます。
MHT ファイルは Web ページと関連するリソース(イメージやスタイルシート等)をまとめて、一つのファイルとして構成されています。IE を使用して MHT フォーマットで Web ページを保存することもできます。

Officeドキュメントのサポート
Microsoft Office や、無償の OpenOffice ( OpenOffice.org 日本ユーザー会: http://ja.openoffice.org/ ) をインストールすれば、ABCpdf は PDF や HTML だけでなく、Microsoft Office のドキュメントを扱うこと(読み込み)ができます。

拡張フォントメトリックスのサポート
ABCpdfで利用可能なフォントに関する情報を提供する「XFont クラス」が追加されました。システムにインストールされている全てのフォントや特定のフォントファミリーに属するフォントを検索するメソッドや、フォント名を示す完全なリストを表す Names プロパティなどの各種プロパティを実装しています。

System.Drawing の使用
PDF出力の System.Drawing コードを容易に移植するための ABCpdf10.Drawing のラッパーの名前空間を含んでいます。
通常スクリーンやイメージあるいはプリンターへ出力する時には System.Drawing のコードを記述します。

JPEG 2000[.jp2, .jpx]へのレンダリング処理(Professionalのみ)
ABCpdf は JPEG 2000 をサポートしているので、JPEG 2000 で圧縮されたイメージが含まれているページをレンダリングすることができます。また、PDF ページを8ビットまたは16ビットで、RGB、グレースケール、または CMYK JPEG 2000 ファイルへのレンダリングや保存が可能です。

EPS や PostScript へのレンダリング処理(Professionalのみ)
ABCpdf はポストスクリプトと互換性があり、ラスタやベクタの PostScript(PS) ファイルまたは Encapsulated PostScript(EPS) ファイルを直接PDFドキュメントにインポートすることが可能になりました。つまり、PDF ドキュメントを取得して、それを PS または EPS 形式にレンダリングすることができます。

Vector EMFへのレンダリング処理(Professionalのみ)
ポストスクリプトと互換性があるだけでなく、EMF とも互換性があるので、直接ベクタの EMF へのレンダリングが可能です。つまり、高速で高品質な印刷出力が可能になり、他のアプリケーションとの相互運用が可能です。

PDF の要素を SVG(+) 形式で保存可能(Professionalのみ)
PDFの要素をSVG(+)形式で保存することができます。これにより、PDFのテキストの検索や置換などを行ったり、ページにある各イメージを識別することができます。

透明アルファチャンネルの出力をサポート
レンダリングしたイメージの出力をさらに制御できるようになりました。ABCpdf は、レンダリングした PDF の内容へのアルファ値のエクスポートをサポートしています。