Layer2 Business Data List Connector について

SharePointのリストに外部データを接続

SharePoint Business Data List Connector(BDLC)により、SharePoint 2007 / 2010 のリスト(Web パート以外)と、外部に配置された各種ビジネス・データ(たとえばコンタクト/タスク/イベントなどの設定リストを用いる)を接続します。 それらのデータに関してはいかなる制約もなく、共通の SharePoint リストにおける完全な read-only 機能あるいは、オプションの write-back(Create/Update/Delete: CRUD)機能を用いて、表現することが可能です。 ビューおよび、ソート、グループ、フィルターと、計算フィールドの作成が可能です。 さらに BDLC は、SharePoint リストと、各種のデータベース製品との接続を実現します。それらのデータベースとしては、MS SQL Server および、Oracle、IBM DB2、MySQL、Sybase Advantage Database Server、Sybase Adaptive Server Enterprise、Informix、Postgres SQL、IBM UniData、IBM UniVerse、AS/400(IMB iSeries)、Progress、Microsoft Office データ・ファイル、そして、その他の SharePoint lists などが挙げられます。

SharePoint Business Data List Connector(BDLC)は、きわめてシンプルな Web ベースのリスト設定ダイアログを用いて、実際の SharePoint リスト(Web 部分以外)と、外部のビジネス・バックエンド・データを接続することで「SharePoint External List」を提供します。 プログラミングや、その他のツールなどは必要とされません。

SharePoint Business Data List Connector(BDLC)は、共通のリスト設定を用いた短時間の処理により、あらゆる SharePoint リスト(Web パート以外)と、大半の外部 LOB データを接続します。その手順は以下のとおりです:

1.接続文字列の入力。
2. select ステートメントの入力。
3. 主キーの入力。

外部のデータ・レコードが更新された場合には、ビジネス・アクションを促すための、アラートおよびワークフローの使用が可能です。 その際には、完全な write-back(CRUD)がデータソースに適用されます。 この機能に加えて、堅牢なインストーラが提供され、WSS およびSharePoint 2007/2010 と組み合わせて利用することが可能です。

SharePoint Business Data List Connector は、きわめてシンプルなリストをブラウザ内で設定するだけで、コンフィグレーションが実現されます。 必要とされるデータはリストに代入され、使い慣れた UI により表示されます。 その結果として、共通のSharePoint リストにおけるナビゲーション機能として、ビューおよび、ソート、グループ、フィルター、計算フィールドなどの利用が可能になります。 そして、SharePoint リストの外部データを表示し、また、インタラクトするために、使い慣れた Lookup 機能も利用できます。 リスト・データは、手作業によりアップデートすること、そして、タイマー・サービスを使ってバックグラウンドで、自動的にアップデートすることが可能です。 RSS およびメールごとのリスト・ワークフローと通知は、直ちに利用可能な機能として提供されます。 そして、外部の LOB データ・レコードが更新された場合には、SharePoint 内でビジネス・アクションを促すことが可能です。 たとえば、セールス・ダッシュボード・アプリケーションを実装するために、Business Data List Connector を使用することが可能です。そこでは、再利用が可能な集約や変換といった手法により、基礎をなすデータの洞察および、データ更新における速やかな通知などが、エンドユーザーに提供されます。

SharePoint Business Data List Connector を用いることで、以下のデータベースと SharePoint リストを、ダイレクトに接続することが可能です:

  • SQL Server 2008
  • SQL Server 2005
  • SQL Server 2000 / 7.0
  • Oracle
  • IBM DB2
  • MySQL
  • Sybase Advantage Database Server
  • Sybase Adaptive Server Enterprise
  • Informix
  • Postgre SQL
  • IBM UniData
  • IBM UniVerse
  • AS/400 (IMB iSeries)
  • Progress
  • FireBird
  • Interbase
  • Paradox
  • Ingres
  • Mimer SQL
  • Lightbase
  • Pervasive
  • SQLBase  (Gupta/Unify)
  • Cache
  • Teradata
  • VistaDB
  • DBMaker
  • Netezza DBMS
  • Valentina
  • その他

SharePoint Business Data List Connector を用いることで、以下のようなデータベースから SharePoint リストへ向けて、データをダイレクトに抽出することが可能です:

  • Microsoft Office Excel 2007
  • Microsoft Office Excel (他のバージョン)
  • Microsoft Office Access 2007
  • Microsoft Office Access (他のバージョン)
  • Visual Foxpro
  • DBF / Foxpro
  • SQLite
  • Filemaker
  • Textfiles (csv)  デリミタによるカラムもしくは、固定長を使用
  • HTMLテーブル

SharePoint Business Data List Connector を用いることで、以下のようなサーバーおよびサービスと SharePoint リストを、ダイレクトにリンクすることが可能です:

(WSS 3.0 および、SharePoint Foundation、SharePoint Server 2007 / 2010 に対して適用可能)

  • OLAP分析サービス - さらなる処理のために、現実の SharePoint リスト内に BI データを提供。
  • Microsoft SharePoint - 他の SharePoint サイト・コレクションなどから、リスト・データを抽出。
  • Microsoft Project - SharePoint リストを介した、Project の管理データへのアクセス。
  • Active Directory - カスタムな SharePoint リスト内で、ユーザーおよびデバイスのデータを提供。
  • Microsoft Exchange - コンタクト、イベント、タスクといった、Exchange データへのアクセス。
  • Microsoft Index Server - カスタムな SharePoint リストを介して、Index Serverクエリーにアクセス。
  • IBM Lotus Notes - カスタムな SharePoint リストと、Notes データを接続。
  • Intuit Quickbase - オンライン・アプリケーション・データへアクセス。
  • Composit Information Server -  Java ベースのアプリケーション・サーバーとの接続。
  • ODBC DSN - ODBC Data Source Names を介した、より広範囲のデータ・ソースへのアクセス。
  • UDL - Universal Data Link プロトコルを介して、SharePoint リストと外部データを接続。