製品概要

MindFusion.Diagramming for ActiveX プログラミング・モデルは、ボックス／テーブル／アローという、3つのオブジェクト・クラスをベースにしています。 ボックスとテーブルが、各種のダイアグラムの中でノードを表現し、アローがノード間のリンクと関係を表します。MindFusion.Diagramming for ActiveX 内で利用可能な全てのオブジェクト・タイプが、自身の表現と振る舞いを制御する、プロパティとメソッドを持ったCOM クラスとしてエクスポーズされます。これらのクラスを介して、FCX オブジェクトの移動とサイズや、決まった場所でのロック、Z-orderによる再配置、グループ化と添付などが、プログラムにより実行可能になります。 さらに、テキスト、カラー、フォント、スタイルなどのビジュアルな属性が、プロパティと指定エクスポーズされます。

基本的なFlowChartXタイプの概要を以下に示します：

クラスの階層や、フローチャート要素、ネットワーク・ダイアグラムのアイコンなどで、BOX クラスを表すことができます。それらは、個別のフォント／サイズ／カラーによる、グラフィクスとテキストの双方を持つことができます。BOXオブジェクトは、各種の多角形に対応します。50種類以上の、定義済みのボックス・シェイプが提供されます。 それとは別に、好みの図形を定義するための、とても容易でスピーディーな方式を、MindFusion.Diagramming for ActiveX は提示します。 さらに、BOXは、2種類のカスタム・ペイントによる形式をサポートします。 最初のタイプは、ペイントに関する完全な制御与えます。 次のタイプは、基本的なペイント機能への追加として、そのためのコードを実行します。

テーブルはデータベースのダイアグラムで使われるだけではなく、その他のテーブル表現を必要とする、あらゆるチャートにおいても使用できます。 セルのグリッドが表示され、すべてのセルがテキストを含みます。 各種の方式で、セルとColumn、Row のカスタマイズが可能であり、その範囲や、スタイル、テキスト位置などの設定に利用可能な、各種のプロパティが提供されます。 必要に応じて、プログラムによるテーブル・ディメンションの変更が可能であり、Row／Columnの挿入／追加／削除が、包括的で直感的な方式で実現されます。 さらに、テーブル内で、バック・グラウンドのイメージとグラフィックスの表示が可能です。 サポートされるファイル形式は、BOXの場合と同様に、BMP／GIF／JPEG／ICO／WMFとなります。

ダイアグラム内での、各種の接続と関係のタイプを示すために、アローが使用されます。FlowChartX が、以下の基本的なアロー･タイプを提供します：

• 複数の直線セグメントで構成される、多角線によるアロー。
• 複数のベジエ･スプライン・セグメントで構成される、曲線アロー。
• 水平と垂直のセグメントで構成されるアローと、隣接するセグメントを直角に保つための角度の調整。

それぞれのアローは、BOXやTABLEのオブジェクトと接続される必要があります。 それと同様に、アローが接続されるBOXとして、透明なBOXを使うことも可能です。 カスタマイズ可能なアローのプロパティとして、スタイル／カラー／テキスト／ペン幅／ペン･スタイル／振る舞いの修正／セグメント数などが提供されます。

全体的な表現と機能の特徴として、スクロールとズーム／プリント／ストリームと、ファイルのためのシリアライズ、シャドウとグラデーションのような視覚効果などが含まれます。 そのためのコントロールが、ダイアグラム・ノードのレイアウトと配置のためにビルトインされます。

MindFusion.Diagramming for ActiveX は、必要とされる ActiveX コントロールのインタフェースを実装するために、ATL ライブラリを用い、C++ で記述されています。 ソースコードは、Site-Wide バージョンに含まれますが、Single-Developer バージョンでも、オプションとして入手可能です。

MindFusion.Diagramming for ActiveX のProfessional Edition は、以下の追加機能を含みます：

• クリップボード操作
• アンドゥ／リドゥ
• オブジェクトを取り込むためのコンテナ
• オブジェクト間をつなぐスナッピング・オブジェクト
• シェイプ･ライブラリのサポート