PDF Tool API(日本語版) について

PDFファイルの作成、編集が可能な開発者向けライブラリ。

PDF Tool API は、PDF ファイルの結合や分割、PDF のセキュリティ設定、透かし(画像、文字列)の挿入、PDF ファイルの文書情報やしおりの取得・設定など、PDF ファイル に対する加工や編集、情報取得を行う API を提供します。PDF Tool APIは、既存の PDF の編集・加工およびPDF の情報取得を行う機能を提供します。C++、.NET、Java、COM、コマンドラインから 使用することが可能です。

PDF Tool API は、既存の PDF の編集・加工およびPDF の情報取得を行う機能を提供します。C++、.NET、Java、COM(『クセロPDF Library』互換機能:V3.1より追加)、コマンドラインから 使用することが可能です。

PDF をページ単位に分割・結合

  • PDF をページ単位で分割・結合します。
  • 分割: 指定したページ位置で PDF を分割して、新たな PDF にします。
  • 結合: 複数の PDF を結合して、ひとつの PDF にします。

PDF のセキュリティを設定・変更

  • PDF を暗号化します。
  • PDF に各種の制限(閲覧、印刷、文書の変更、コピー&ペースト等)を設定します。
  • PDF に設定されているセキュリティ情報を取得します。
  • 対応しているセキュリティの暗号化レベルは、40bit RC4、128bit RC4、128bit AES です。

PDF の文書情報を取得・設定

  • PDF の文書情報(タイトル・サブタイトル・作成者・キーワード等)の取得・設定をします。
  • PDF の開き方の取得・設定をします。

PDF のしおり取得・作成

  • 既存のしおりの取得・削除をします。
  • 新規のしおりの作成をします。

PDF の注釈の取得・作成

  • リンク注釈、テキスト注釈、スタンプ注釈、ファイル添付注釈の取得・作成をします。

リニアライズ機能

  • PDF をリニアライズ(Web 表示用に最適化)します。

PDF へ透かしを挿入
PDF や画像(BMP、JPEG、TIFF、GIF、PNG)や文字列を透かしとして、他の PDF へ挿入することができます。透かしには次の指定等が可能です。

  • 挿入するページの指定
  • 配置する面(前面・背面)の指定
  • 余白の指定
  • 不透明度の指定
  • 透かしに使用する PDF の倍率の指定
  • タイリング(並べて表示)の指定
  • PDF の表示時に透かしを表示する指定
  • PDF の印刷時に透かしを印刷する指定

PDF 閲覧制限の設定
Acrobat Javascript で条件(有効期限、ファイルパス、Acrobat/Adobe Reader のビューワバージョン)をチェックし、閲覧不可判定ならば、ページの内容は表示せず、指定された文字列のみを表示します。Javascript による判定処理が行われない場合は、まっしろなページが表示されます。
その他

  • ページを回転する。
  • 用紙サイズを変更する。
  • 指定したページを削除する。
  • 空白ページを挿入する。
  • 指定ページの矩形領域に文字列を挿入する。
  • 指定した矩形領域の塗り潰し。
  • PDF にファイルを添付する。
  • PDF のインクリメント(増分更新)

特殊機能

  • PDF 内のヘッダーの文字列を読み書きする。
  • ユーザパスワード、オーナーパスワードにバイナリを指定する。
  • 暗号化辞書へユーザ独自のエントリを追加する。

対象 PDF

  • PDF 1.3~1.7仕様準拠の、Adobe Acrobat で作成された PDF
  • 本ライブラリで作成された PDF
  • 『Antenna House PDF Driver』で作成された PDF
  • ソースネクスト株式会社製「いきなり PDF Professional」「いきなり PDF Professional2」「いきなり PDF 2」で作成された PDF
  • 上記以外で作成されたPDFでは、データを正確に取得できない場合があります。