DataExchange(日本語版) について

Zen / PSQL データベースの変更を他のデータベースと共有。

DataExchange は、Zen / PSQL データベースのレプリケーションソリューションです。DataExchange の技術は、DataExchange レプリケーションネットワーク内のある Zen / PSQL データベースの変更を取得し、その変更を他のデータベースと共有することで機能します。Zen / PSQL データベースは、DataExchange によって強化されます。DataExchange は、その用途に合わせてReal-Time Backup EditionとData Synchronization Editionのエディションがあります。

用途に合わせてReal-Time Backup EditionとData Synchronization Edition 2つのエディションがあります。

  • Real-Time Backup Edition:プライマリからセカンダリへ一方向にレプリケーションで、バックアップ書き込み用の 1 ライセンスが付属します。
  • Data Synchronization Edition: 各サーバー間双方向へのレプリケーションで、バックアップ書き込み用のライセンスは付属していません。

機能

  • レプリケーションイベントハンドラ ( REH ):Zen / PSQL データベースエンジンに直接接続されます。REH は、データベースエンジン内で動作する DLL のセットであるため、データベースの実行中は常に実行されます。データベースエンジンは、変更のイベント(追加、更新、削除)が発生したときに REH をアクティブにし、REH のプライベート制御テーブルの 1つにそのイベントを書き込みます。
  • レプリケーションエンジン: 実際のレプリケーション処理を行う、REH とは別のプロセスです。レプリケーション エンジンは、制御テーブルを読み、最後のレプリケーションセッション以降どのレコードが変更されたかを判断し、これらの変更をパケットにまとめ、DataExchange ネットワークに接続している他のレプリケーションエンジンと共有します。他のエンジンはこの変更をそれぞれのデータベースに適用します。レプリケーション処理は、スケジュールにより、または要求に応じて行われます。レプリケーションエンジンでは、ネットワークの常時接続を必要としないため、ダイアルアップ接続のリモートユーザーのような断続的に接続する状況にも適しています。

DataExchange エンジンの機能

  • レプリケーション: 通常トランザクショナル(Btrieve)レベルで動作しているため、DDF が不要です。
  • 更新パケット:128 ビットキーを使用して暗号化されます。データベースの変更を不正に覗き見られる可能性を排除して、セキュリティを向上させます。
  • データ矛盾の自動検出、自動解決:データの矛盾は、同一レコードが 2つの異なるデータベースで同時に編集された場合に発生します。データの矛盾が起きた場合のためにデフォルトの解決規則が定められており、ユーザーが定義することもできます。
  • ネットワークトポロジの柔軟性:DataExchange ネットワークには 2つのデータベースしか含まれておらず、互いにレプリケーションを行いますが、3台以上のデータベースのある状況や構成も可能です。サポートしているトポロジには、リング、ハブ&スポーク、ピアツーピア、および階層型があります。
  • 設計、管理、監視用のツールを提供