Telerik RadWindow について

ASP.NET 用のブラウザダイアログとアラートボックスを交換。

telerik RadWindow は、標準的なブラウザダイアログと、警告/ 催促/ 確認のボックスを置き換えるコンポーネントです。 デベロッパーは、Windows タスクバーの振舞いを模倣して、単独あるいはグループ化された、モーダル/ ノンモーダルのダイアログおよびウィンドウを構築できます。

外観のフルカスタマイズ - RadWindow の外観については、スキンを使って容易にカスタマイズできます。 それにより、既存のWeb アプリケーションのデザインと、容易に融和させることが可能になります。

ウィンドウの外観と位置の制御 - 以下の3 つのプロパティを組み合わせるだけで、ウィンドウの外観と位置に関する初期設定を、デベロッパーは完全に制御できます:

  • ページがロードされたとき、さもなければクリックされたときの、ウィンドウの自動的な表示(VisibleOnPageLoad property)
  • HTML 要素との関係によるウィンドウの表示(OffsetElementId property)
  • クリックされた要素に関係する、特定のRadWindow の自動的なオープン(OpenerElementId property)

クライアントにおけるリッチなイベントモデル - RadWindow は、クライアントサイドの絞り込まれたイベントを提供するため、Windows アプリケーションだけが実現する、インターオペラビリティのレベルが達成されます。

多様な最小化のモード ウィンドウ 表示が最小化されるとき、RadWindow オブジェクトを、DIV やTD のようなHTML 要素に「ドッキング」させることが可能です。 言い換えると、たとえばタスクバーのようなインターフェイス要素に合わせて、HTML 要素を特定のスタイルで作ることが可能になります。 結果としてデベロッパーは、Windows タスクバーの振舞いを模倣し、また、前もって定義された場所に適切に配置するための、最小化されたRadWindow オブジェクトを持つことになります。

キーボードショートカット - RadWindow マネージャーは、キーボードショートカットをコマンドにマップすることが可能です。 アクティブウィンドウの切り替えや、最小化とクローズのために、ショートカットを利用できます。 さらに、キーボードを用いた追加タスクの処理も可能ですが、その理由は、クライアントのRadWindowManager における全ての公開API メソッドが、パラメータとショートカットの組み合わせを要求しない点にあります。

Win XP SP2 でのポップアップブロックの回避 - RadWindow における極めて重要な特徴は、Windows XP SP2 のポップアップブロッキングのメカニズムから影響を受けない点にあります。 結果としてデベロッパーは、ユーザーのブラウザにおけるセキュリティー設定から影響を受けていない、先進的なインターフェイスを用いて、容易にアプリケーションを実装できます。

クロスブラウザ対応の;Modal ダイアログの実装 クロスブラウザ対応のモーダルダイアログの作成は、デベロッパーにとって、常に挑戦的なタスクでした。telerik RadWindow の、広範囲におよぶクロスブラウザサポートと、モーダルモードの簡単な設定(Modal プロパティ) により、この問題を容易に取り除くことが可能です。

スプラッシュスクリーンの実装 - いくつかのケースにおいて、デベロッパーは、ボーダーやタイトルバーを取り除き、ウィンドウのコンテンツだけを表示する必要があるでしょう。 このコンフィグレーションは、エンドユーザーにより制御されずに、プログラムだけが制御するという、ウィンドウのスプラッシュスクリーンに適したものになります。

定義済みのAlert / Confirm / Prompt ダイアログ - RadWindow は、ブラウザが提供する標準的なダイアログボックスを、置き換えるための容易な方法を提供します。 標準的なブラウザポップアップと比較して、RadWindow は以下のアドバンテージをもたらします:

  • 外観のフルカスタマイズ - サイトのデザインに混ぜ合わせて、段階的に有用性を向上
  • 再配置が可能な要素 - 要素(アイコン、テキスト、ボタン)をップアップする位置の、完全な制御
  • 初期サイズの制御 -特別なパラメータとして、width と height の提供が可能
  • コンテンツとしてのHTML の利用 - テキストを表示するだけのブラウザポップアップとは対照的な、さらにリッチなユーザーエクスペリエンスと改善された有用性のための、RadWindow ポップアップで表示されるHTML の自由な受け渡し。

ウィンドウのキャッシュ - ウィンドウは、ロードされた直後から、その表示を隠すときにも破壊されなくなります。 そのため、次回の表示は、ロードに時間を消費することなく実現されます。いくつかのイニシャライズのためのコードを走らせ、ウィンドウの要素をプリセットするケースにおいては、OnClientShow イベントハンドラーにコードを配置します。

ローカライズのサポート - RadWindow の要素である、ボタンのキャプションやツールチップ、そしてウインドウヘッダーなどを、XML ファイルを通じて容易にローカライズできます。 デフォルトである、3 つのローカライゼーションファイルとして、English 、German 、French が提供されます。新しい言語を加えるために、それらのファイルの修正もしくは、デベロッパー自身のファイルの追加が可能です。

Windows のテンプレート化 それぞれのRadWindow スキンのために、概観に関する以下の項目を、css に対してだけではなく、html のコンテンツおよび取り決めに対して、完全にカスタマイズすることが可能です:

  • 最小化のステート
  • スプラッシュスクリーン
  • Alert ボックス
  • Prompt ボックス
  • Confirm ボックス

それらのHTML テンプレートの定義は、XML ファイルにストアされています(RadControls/Window/Skins/SKIN_NAME/CoreTemplates.xml) 。

いくつかの、現実的なシナリオを紹介します :

  • 左から右へと流れるスキンを作成し、ダイアログの左側ではなく、右側にアイコンを配置
  • クローズボタンを取り除くために、最小化のためのテンプレートを変更し、別のボタンを加え、先進的なCSS セッティングを行う