ExcelCreator 5.0 for .NET(日本語版) について

簡単にExcelファイルを作成することができるExcelファイル生成支援ツール。

マイクロソフト社VS.NETのVB.NET、C#などの開発言語で作成するプログラム上でExcelファイルを作成し、さらに、Excelファイル作成時にExcelは使用せず、独自の技術でExcelファイルを作成するため、パフォーマンス性にも優れたアプリケーションを作成することができます。通常、業務アプリケーション等で作成されるデータは、直接エンドユーザーが操作することができないDB等に蓄積されますが、システムの必要性や利便性を高めるために、エンドユーザーが蓄積されたデータを手軽に操作できるExcel上で分析したり、2次利用できるしくみを考えるとき、データをExcelファイルに出力するアプローチはとても自然です。

さまざまなアプリケーションに対応するExcelファイル生成機能を提供
ExcelCreator .NETは、さまざまなアプリケーションの目的に対応するため、次のようなExcelファイル生成機能を提供して います 。

  • Excelファイルを新規に作成
    ExcelCreator .NETは、プログラム上でExcelファイルを新規に作成して、セルに値や書式を設定し、ファイルに保存するた めのプロパティやメソッドを提供しています。
  • 既存のExcelファイルを読み込み専用でオープン
    プログラム上で既存のExcelファイルをオープンし、セルの値を取得することができます。
  • 既存のExcelファイルを読み書きオープン
    既存のExcelファイルは読み込みオープンだけでなく、読み書き兼用でオープンし、セルに値や書式を設定して上書き保存 することができたり、オープンしたファイルのセル 値を取得することもできます。
  • オーバーレイオープン
    プログラム中から既存のExcelファイルをオープン時、同時に出力ファイル名を指定することができます。この機能を使用 することで、あらかじめExcelシートに罫線などが設定されたExcelファイルをオープンし、セルに値を差込んで別のファイ ルとして保存することができます。また、オーバーレイ元ファイルにExcelグラフを設定すれば、プログラム中からグラフ が参照するセルに値を設定するだけで、簡単にグラフ付きのExcelファイルを作成することができます。

実行環境にExcelは不要
ExcelCreator .NETは、独自の技術によりExcelファイルを作成します。このため、サーバなどExcelがインストールされて いない環境でもExcelファイルを作成することができるアプリケーションを実装することができます。

Excelファイル生成の処理速度比較

  • 処理速度例1:256列×300行の明細を出力
    ExcelObject使用 6分6秒
    ExcelCreator 5.0 for .NET 1.4秒
  • 処理速度例2:30列×2,000行の明細を出力
    ExcelObject使用 4分45秒
    ExcelCreator 5.0 for .NET 1.2秒

シンプルなコーディングでExcelファイルを生成
ExcelCreator .NETによるプログラム上からのExcelファイル生成は、わずか3段階のコーディングで実現可能です。

コーディング例

  • Excelファイルを新規オープン
    XlsCreator1.CreateBook("C:\Seikyu.xls", 3, xlVersion.ver2002)
  • セルに値を差し込み
    XlsCreator1.Cell("A1").Value = "得意先商事株式会社"
  • Excelファイルをクローズ
    XlsCreator1.CloseBook(True)