Highcharts Suite について

データが一目でわかるグラフを作成

Highcharts Suite には、Highcharts、Highcharts Gantt、Highstock、Highmaps が含まれます。Highchartsを使えば、簡単にインタラクティブなグラフをWebプロジェクトに作成できます。Highchartsは、何万人もの開発者並びに世界の大企業100社のうちの72社で採用されている、シンプルでかつ柔軟性の非常に高いグラフ作成用APIです。Highcharts Ganttでは、タスク、イベント、リソースをタイムラインに沿って割り当て、調整し、表示するためのインタラクティブなグラフを作成することができます。Highstockでは、株式や一般的なタイムラインチャートをJavaScriptで作成できます。また小型のナビゲーターや定義済みのデータ範囲、日付選択、スクロール機能、パンニングなどの優れたナビゲーション機能を搭載しています。Highmaps は、ドリルダウンやタッチ操作に対応したインタラクティブな地図グラフをご用意。インタラクティブな地図を使って売上や選挙結果など、地理に関連した情報を表示できます。地図は単独で使用することも、Highchartsの他のグラフと組み合わせることもできます。

Highcharts Suiteの特徴

バックエンドに依存しません

すべてのチャートライブラリがあらゆるバックエンドのデータベースまたはサーバースタックで動作します。CSVやJSONをはじめ、さまざまな形式のデータでご利用いただけ、その場での読み込み・更新にも対応。

.NETをはじめ、PHP、Python、R、Javaなどの最も一般的な言語とiOS用のラッパーに対応しています。入手するにはHighchartsまたはそのコミュニティをご覧ください。

デバイス間の応答

デフォルトの応答性は、チャートをコンテナのサイズに合わせるだけでなく、凡例や見出しなどのグラフ以外の要素を最適な位置に自動配置します。

注釈機能

注釈機能を使えば、キャンバスの任意の場所や特定のデータポイントにバインドされた値に図形やテキストを描画し、グラフやデータポイントの説明を追加することができます。注釈の配置場所と可視性は、キャンバスや画面の大きさに合わせて自動調整されます。

アクセシビリティ

Highchartsは、視覚障害者やキーボード操作のみ行えるユーザーに対して、米国リハビリテーション法508条とWCAG 2ガイドラインの両方を満たし、それを上回る高度なアクセシビリティサポートを提供しています。

最適化されたタッチ操作

タッチ操作に対応したグラフは、ネイティブアプリの感覚でモバイルやタッチパネルを使うことができます。データ検査のためのシングルタッチドラッグ、ズーム用のマルチタッチなどに対応。

任意のオプション機能

ほとんどのグラフは変更を必要とせず、希望の見た目や動作を実現。変更が必要な場合も、シンプルなオプション機能により自在なカスタマイズが可能です。

また、Highchartsでは、高度なアニメーションや機能を必要とする方のために、拡張機能やプラグインをご用意。

柔軟なスタイル設定

すっきりとしたグラフはどんな解像度でも鮮明に表示され、JavaScriptやCSSで簡単にスタイルを設定することもできます。

最新データに自動更新

グラフをプログラミングする際のフックとして使えるイベントを多数ご用意。データをその場で動的に更新し、アニメーションをカスタマイズすることで、データの複雑な関係性を簡単に示すことができます。

データは別のサイトからでも、どんな形でもHighchartsに渡すことができます。またコールバック関数を使ってデータを配列にパースすることもできます。

ビッグデータ対応

ブラウザ上で莫大な数のデータポイントをレンダリングする必要がある場合、Highcharts WebGLを搭載したBoostモジュールをお使いください。Plotlyやdygraphs、その他のパフォーマンス重視のチャートライブラリには出せないスピード感を得られます。

エクスポートと印刷

エクスポートモジュールを有効にすると、グラフをPNGやJPG、PDF、SVG形式にワンクリックでエクスポートしたり、ウェブサイトから直接グラフを印刷したりできます。

タイムラインのカスタマイズ

Highcharts.JSを基に構築されたHighcharts Ganttソリューションは、他に類を見ないGanttアプリケーション開発ツールです。Highchartsと組み合わせることで、タスクのカスタムマーカー用に画像付きの散布図を追加したり、カスタムイベントハンドラを書いてその上に独自の計画ツールを構築したりできます。また、Highstockのナビゲーターと範囲選択機能を統合すれば、他にはないタイムライン管理が実現できます。

インテリジェントなスケーリング機能

従来のガントチャートは800x600のデスクトップを基準に設計されていましたが、今日のガントチャートはサイズ、形状、インタラクティブなインターフェースと実にさまざまです。Highcharts Ganttは、タッチ操作、マウスまたはキーボードからの操作に対応しています。さまざまなサイズのディスプレイに自動調整するように設計されています。グラフを縮小表示するだけではなく、利用可能な画面領域に基づいてナビゲーションやグラフのサイズを自動で調整し、再編成します。

幅広いマップコレクション

Highsoftでは、利便性の高い数百種類の地図を提供しています。これらの地図はすべてHighmapsで手軽にダウンロードでき、レンダリングできるように最適化されています。

地図のカスタマイズ

地図はSVGで定義された図形に過ぎません。それゆえ、実在しない地図を作成したり、実在する場所を不規則に並べたりするなど、カスタマイズした地図も簡単に作成できます。

色軸

凡例の中に異なる色軸を表示し、Highmapsの区画別段彩図をカラーレイアウトでコントロールできます。軸スケールの機能の大半を継承しているので、最小、最大、対数スケールなどの一般的なオプションがお使いいただけます。

直感的なナビゲーションとドリルダウン

Highmaps は、プラスまたはマイナスボタンによる操作やダブルクリックによるズーム、マウスホイールによるズーム、マルチタッチ、パンなど、一般的な操作にも対応。

ドリルダウンモジュールにより、1つのレイヤー上のマップエリア間の円滑な相互作用が保証され、基になるレイヤーの完全なマップが拡大できます。

テクニカル指標

Highstockでは、MAやMACD、CCI、RSI、ストキャスティクス、ボリンジャー、ピボットポイント、PSAR、一目均衡表など、人気のテクニカル指標を20個ご用意。開発者は、独自のカスタムインジケーターを最小限の工数で作成することができます。

インテリジェントなデータグルーピング

Fデータ配列が何万点もある場合、ブラウザがそれぞれの位置を算出し、幅800pxのキャンバスにレンダリングすることは効果の面から現実的ではありません。

Highcharts Stockに組み込まれたデータグルーピング機能を使えば、データを月や日などの任意のグループにまとめることができます。小さい範囲に倍率を変更した場合は、グルーピングが再度行われ、データをフル解像度で確認することができます。

操作性の良いファイナンシャルチャート

1時間ごとの値を数年にわたって示すなど、大きなデータセットを操作するには、特定の時間範囲をすばやく表示するチャートライブラリが必要です。Highstockは、1分、1年、年度などあらかじめ設定した時間範囲でグラフを拡大表示したり、日付範囲を手動で追加したりできます。

さらに、Highcharts Stockは、月や週の始まり、深夜、正午、1時間などを常にマークする目盛りを自動で配置することもできます。

また、各ポイントやシリーズに関する情報をツールチップで表示したり、しっかり見たいデータポイントにイベントマーカーや注釈を簡単に配置したりできます。