PDF Driver API(日本語版) について

Office 文書や一太郎文書の PDF 生成ライブラリ。

PDF Driver APは、Antenna House PDF Driverと連携して Office 文書や一太郎文書の PDF 生成を実現する API です。V5.0 では、API による PDF 作成処理を並行して行うことができるようになりました。これにより、Windows ターミナルサービスや Citrix を利用したシンクライアント環境における運用にご活用いただけます。本ドライバは、普通のプリンターと同様にアプリケーションから印刷することによりISO 3200-1 準拠のPDF ファイルを作成する仮想プリンタドライバです。作成されるPDF ファイルは、閲覧用パスワードを設定して、パスワードを知らない人が閲覧できないようにすること、あるいは権限設定を行って、印刷を禁止すること、内容のコピー&ペーストを禁止することなどの設定も可能です。

PDF 変換機能

Microsoft Word / Excel / PowerPoint(各2003 / 2007 / 2010 日本語版)、一太郎(12~2011)、テキストの文書形式を自動的に判別し、適切なアプリケーションを起動・制御して、指定したページを PDF に変換することができます。

  • PDF 出力するページの指定(Excel ではシートの指定)が可能です。
  • ページ単位(Excel ではシート単位)に PDF 出力することが可能です。
  • あらかじめ『Antenna House PDF Driver』で作成した PDF の出力設定ファイル(*.printSetting2)を指定することが可能です。
  • Microsoft Word/Excel/PowerPoint に追加される『PDF Driver』のアドイン機能を使用した PDF 変換が可能です。

PDF 変換の並行処理

PDF Driver APIでは、PDF 変換処理を並行して行うことができるようになりました。これにより、複数の印刷処理要求に対して印刷終了までの待ち時間が短縮され、効率のよいサーバー運用を可能とします。また、Windows ターミナルサービスや Citrix を利用したシンクライアント環境における PDF 作成ソリューションとしてもご活用いただけます。 Windows Server 2003 / 2008 ターミナルサービスのサーバー設定においては、1ユーザーにつき 1セッションに制限してください。1ユーザーにつき 1セッションに制限しない場合、ターミナルサービスに対し、同じユーザー名で複数のクライアントからのログインが可能になります。PDF Driver API では、このような複数の同一名ユーザーからの利用はできません。