Preview for .NET(日本語版) の主な機能

主な機能

ドキュメントエンジン
文字列、RTF、画像、テーブル、線、矩形、円などの基本的な要素の他にも、.NET FrameworkのGDI+による描画もサポートしており、表現力豊かな文書を作成できます。これらの描画要素はオブジェクトとして作成され、ドキュメントオブジェクトが一括して管理します。

自由度が高く直感的なレイアウト
座標を直接指定して描画するだけでなく、左上から右下に向かって描画要素を追加することも可能です。また、.NET Framework標準のPrintDocumentコンポーネントとは異なり、改ページを挿入するためのメソッドを用意しています。一般的なワープロやHTML文書などと同様の手法を用いることができ、座標を指定する方法に比べて文書作成の効率が上がります。

スタイル設定
文字列のスタイルはHTMLのスタイルシートに非常に近い構成になっており、前景色、背景色、フォント、境界線スタイル、テキストの配置、テキストの回転、ワードラップ、ハイパーリンク、パディングなどの各種設定が可能です。

細やかな座標/サイズ設定
座標やサイズなどの数値情報は、センチメートル、インチ、ミリメートル、パーセント、パイカ、ピクセル、ポイント、Twips、Em、Exなど、非常に多くの単位をサポートしており、数値形式や文字列形式で指定できます。また、文書上での座標とプレビュー画面上の座標を相互に変換する機能も備えています。

多機能な印刷プレビュー
印刷プレビューフォームでは、サムネイル表示、プレビュー履歴、テキスト検索、ズーム制御、表示モード切り替え、ページ指定の機能を備えます。True WinReport for .NET帳票のプレビューにも対応しており、Visual Studio 2002/2003専用コントロールは.NET Framework標準のPrintDocumentもプレビューできます。

印刷プレビュー機能の詳細
プレビュー履歴では、ドキュメントの変更やユーザー操作の履歴が保存され、以前表示したドキュメントやページにアクセスしたり、ページ移動や拡大/縮小などのユーザー操作を過去にさかのぼってキャンセルできます。表示モードは、ページ全体、ページ幅、実サイズ、連続ページ、見開きページ、連続見開きページに対応しています。また、プレビュー画面上の余白領域をクリックすることで、余白を非表示にすることも可能です。