RAD Studio 10.2 Tokyo
Released: Mar 29, 2017
10.2 Tokyo での更新項目
機能
- Delphi Linuxコンパイラ
- ファイルシステムをフルサポート
- スレッド処理および並列プログラミングライブラリ
- FireDACデータベースアクセスのサポート(大半のLinux互換データベースに対応)
- WebBroker、EMS(RAD Server)、および DataSnap
- DUnitX
- FireMonkeyの機能強化
- TFormに追加された新しいプロパティSystemStatusBarで、iOSのシステムステータスバーの色を変更
- TBitmap、TCanvas、TContext3Dのマルチスレッドサポート
- スレッドの統一化によるAndroid UIのスピードアップ
- TMultiViewにおけるユーザーインタラクション管理強化
- macOSおよびAndroid対応の新しいFMXスタイルでアプリの外観をアップ!
- データベース関連の新機能と機能強化
- NEW! MariaDBのサポート(v5.5)
- NEW! TFieldクラスに対するGUID直接サポート
- MySQL v5.7のサポート
- FirebirdのDirect I/Oバックアップ機能サポート
- クライアントサイドのメモリ使用量を削減するBLOBSストリーミングサポート
- VCL TDBImageでのJPEGおよびPNGグラフィックフォーマットのダイレクトサポート
- TFDMemTableに設計時のデータセット編集機能を追加
- C++向けの新機能
- 新たに-O3をサポートするClang拡張Win32 / Win64コンパイラが-O3(強力な最適化レベル)をサポート。これにより、今までと同環境下でも、コンパイルしたコードが最大2倍のパフォーマンスを発揮Clang拡張コンパイラで-O1および-O2最適化レベルのコード生成が改善
- Clang拡張Win32コンパイラで、デバック情報に対する外部タイプのファイル をサポート。
- .soの代わりに正しい拡張子.aで、静的にリンクされるiOSおよびAndroid用C++パッケージを生成
- C++ Androidアプリケーションは、NDKの特定のバージョンを要求とすることなく、 ビルド可能に・品質面で多数の修正を実施
- RAD Serverのマルチテナントサポート
- 1つのRAD Serverインスタンスと1つのRAD Server管理データベースの組み合わせで、複数の独立したテナントをサポート可能に
- 各テナントは、RAD Serverリソースの一意のセット(ユーザー、グループ、インストール、エッジモジュール、その他データ)を保有
- テナント管理者として、新しいテナントの作成、既存のテナントの編集、テナントの詳細の追加、編集、削除などが可能
- クロスプラットフォームRTLの改善
- TTetheringManagerとTTetheringProfileに対して新しいSynchronizeEventsプロパティが追加され、メインスレッドでイベントの同期が制御可能に
- 新たにファイルとストリーム向けにMD5およびSHA1ハッシュ関数を提供
- AppTetheringのログフィルターとSynchronizeEventsにより、スムーズなメインスレッドでのイベント同期を実行
- IDEの強化やその他の改善点...
- 刷新されたIDEメニューによる迅速なナビゲーション
- VCLメニューがHiDPIモニタ上で正しく表示可能に
- APIの更新によるAzureおよびAWSサポートの向上
- Delphiコマンドコンパイラがラージメモリアドレスに対応。コマンドラインからの大規模アプリケーションのコンパイルが可能に
- 最新のmacOSおよびiOS向けデバッグならびにシミュレータをサポート