RAD Studio(日本語版)11.2 Alexandria

Released: Sep 7, 2022

11.2 Alexandria での更新項目

機能

  • Delphi iOSシミュレーター:RAD Studio 11.2では、Delphi言語でiOSシミュレーターをサポート。ARM-64(M1またはM2 CPU)上で実行されるmacOSデバイス向けのiOSシミュレーターバイナリを生成できます。
  • Android API Level 32のサポート:Anroid API Level 32にIDEターゲットをアップデート(11.1のAPI Level 30からアップデート)。これにより、2022年11月から必要となるGoogle Playの要件に適合できます。
  • Delphi for Linux向けのLLDBサポート:従来はGDBベースのデバッガを搭載していたDelphiのLinuxツールチェインが、11.2でLLDBベースに変更されました。
  • IDEでMarkdown、VCLベースのHTMLプレビューをサポート:Markdown(.md)ファイルを開いて編集できるようになりました。
  • C++Builder CodeInsightアップデート:11.1.5 C++Builder Code Insight Updateは、C++BuilderおよびRAD StudioでC++を使用しているユーザー向けの品質向上リリースです。コード補完やC++言語に関する機能の改善にフォーカスしています。C++言語にフォーカスしたアップデートなので、Delphi言語のみを使用している方はインストールの必要はありません。11.1.5はフルインストールのアップデートで、11.1向けのすべてのホットフィックスが含まれます。
  • IDEとUXの強化:11.1リリースでは、RAD Studio IDEのさらなる機能強化/機能改善を主なフォーカスポイントとしています。
  • Code Insightの強化:Delphi / C++双方のCode Insightを改善。 LSP(Language Server Protocol)アーキテクチャとcqueryをベースとしたC++実装は、品質とパフォーマンスの両面で大幅な改善が加えられています。
  • さらにパワーアップしたコンパイラとデバッガ:各プラットフォーム向けのDelphi / C++コンパイラの安定性とパフォーマンスが向上。Delphi macOS 64-bit ARMおよびAndroid 64-bit向けデバッガも、Delphi iOS 64-bitデバッガで採用済のLLDBデバッガアーキテクチャがベースに変更されました。
  • 機能豊富なRTL、UI、データベースライブラリ:コアとなるDelphi RTLの最適化と品質向上を実施。TStreamを継承した新しいTURLStreamクラスは、非同期操作をサポートしています。TOSVersionのデータ構造では、Windows 11およびWindows Server 2022をサポートしました。
  • VCLの機能強化では、TTreeView、TRichEdit、TEdgeBrowser、TLabelledEdit、TNumberBoxなどの改善、フリッカー対応とダブルバッファリング、VCL HighDPIとスケーリングなどの改善を加えています。
  • AWS、Pythonとの統合:11 Alexandriaのリリースより、Enterprise / Architectユーザーは、Delphi向けの新しいAWS SDKプレビュー(Apperceptからライセンス提供)が入手できるようになりました。
  • 大幅な品質改善と数多くのバグ修正:このリリースには、Quality Portalサイトで報告された632のバグの修正が含まれるほか、お客様から寄せられた30の機能リクエストに対応しています。
  • 4k+モニターでビジュアルRADを実現:RAD Studio 11では、IDEにHigh DPIサポートが加わりました。最新の4K+モニターをフルサポートしています。
  • 設計時にVCLスタイルを使用可能:VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易になります。
  • Windows 11への対応:Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows向けのWebBrowserコンポーネントでは、IE Active Xと新しいMicrosoft WebView 2コントロール(ChromiumベースのEdge)の双方をサポートしています。
  • Apple Silicon Mシリーズへの配置をサポート:macOS(MシリーズApple Silicon)向けにコンパイルし、ユニバーサルパッケージを用いて、AppStoreに投稿可能。
  • リモートデスクトップを活用可能:VCLとIDEのリモートデスクトップサポートを改善。RAD Studio 11で再コンパイルすることで、パフォーマンス向上が期待できます。
  • IDE
    • IDEのHigh DPIサポート。4K以上のモニターをフルサポートすることで、「はっきり、くっきり」のフォント/アイコン表示を実現
    • マルチモニターおよびマルチウィンドウサポートを改善。複数ウィンドウで同じフォームの設計とコード編集を同時に実行可能
    • ウェルカムページを完全に再構築。ネイティブUIのより自然なルック&フィールを実現し、カスタマイズも容易に
    • C++コードフォーマッタ - C++コードを自動レイアウト可能。Clang形式の整形にも対応
    • IDEでMarkdownドキュメントとVCLベースのHTMLプレビューをサポート
    • コードエディタで非アクティブコードをハイライト
    • VCLおよびIDEでリモートデスクトップサポートを改善
    • FireMonkeyの設計時ガイドライン - コントロールの移動や位置合わせに役立つガイドラインとマージン/パディングサポートの強化
  • VCL
    • RichEditコンポーネントをアップデート。XPへの依存性を排除し、追加機能を搭載
    • VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易に
    • VCLライブラリでは、TEdgeBrowserとTWebBrowserコンポーネントの双方で、マイクロソフトのEdge WebView2コンポーネントの使用を改善。新たに、UserDataFolderとExecutableFolder構成をサポート
    • TreeViewでチェックボックスをサポート。各ノードは3つの状態(Partial、Dimmed、Exclusion)に対応し、UIのカスタマイズに活用可能
    • 新たにTDBLabeledEditを搭載。ラベル付き編集ボックスTLabeledEditのデータ対応版により、プロトタイプが容易に
    • 数多くの機能改善をVCLに実施。デフォルトのフォームサイズとフォント、例外ダイアログのコピーボタン、MemoとRichEditのマージンなど
  • FMX
    • Windowsおよびデスクトップ向けのFMX High DPIサポートの強化
    • 二次ベジエ曲線コマンドやその他の変換など、TPathDataの処理とレンダリングが品質とパフォーマンスの両面で大幅に改善
    • WebBrowserコンポーネントにおけるMicrosoft WebView 2コントロール(Edge Chromium)のサポート
    • 最新のAndroid 30 API、最新のBilling APIをサポート。さらにAndroidXライブラリの使用に移行
    • 新たに複数のclasses.dexファイルをサポートすることで、外部のAndroid依存関係の統合を簡素化
  • プラットフォーム
    • Delphi macOS 64bit ARMコンパイラとツールチェインを搭載。これにより、Intel/Arm AppStoreに投稿可能なユニバーサルパッケージを作成可能に
    • Delphi向けiOSシミュレーターサポートにより、ARM-64(M1またはM2 CPU)が稼働するmacOSデバイス向けのバイナリを生成可能に
    • DelphiのLinuxツールチェイン向けにLLDBベースのデバッグをサポート
    • Delphi言語におけるバイナリリテラルと数字の区切り文字のサポート
    • C++ツールチェインの改善:C++型(Clangでコンポーネントを使用する場合)向けのDelphiスタイルRTTIのオーバーホール、Delphiスタイル型のtypeidを含む
    • C++BuilderのCode Insightでは、cqueryの大幅な品質改善に加え、LSPの動作をより適切にカスタマイズ可能に
    • Delphi向けのC++スタイルのRTTIの改善
    • CMakeの品質改善とWin32およびWin64の双方での例外処理の改善
  • RTL
    • RTLの品質フォーカス – TZipFileの大規模データ向けの64bitでの改善、Bluetooth LE
    • System.DateUtilsのTDateTimeレコードヘルパー
    • System.SysUtilsのTCurrencyレコードヘルパーにより、Currency操作がより簡単に
    • Delphiクラスでのmake_shared <> および make_unique <> の使用を含むC++ RTLの改善、Delphi文字列およびDelphi/C++文字列変換のためのstring_viewサポート、Delphi文字列とC++文字列を相互に直接割り当て可能に
  • LSP
    • Visual Studio Codeで、Delphiソースコードをコード補完のフル機能を使用して編集可能
    • LSPでインクルードファイルを認識
    • LSPサーバーの自動再起動
    • Tabキーによる自動コード補完
    • クラスヘルパーのサポート
    • 配列割り当て時の配列提案
  • Data
    • 新リリースのFireDACでは、PostgreSQL、Oracle、Firebirdの各データベースについてそれぞれ改善を実施
    • FireDACライブラリでは、最新のMicrosoft ODBC Driver for SQL Serverのサポート、MongoDBの新しいトランザクション機能のサポート、FDMonitorおよびFDExplorerツールに加えられた数多くの改良、FireDAC SQLテキストプロパティエディターにおけるSQL構文強調表示のサポート、dbGo(古いADO)プロジェクトをFireDACに移行するためのreFindファイルを提供
    • RAD Serverでは、認証トークン/セッションの有効期限オプション、RAD ServerログへのIPアドレスとDateTime追加、EMSFireDACClientコンポーネントによるクライアントアプリケーション作成を簡素化
    • タイムアウトメカニズム、HTTP/2、TLS 1.3、Base64 URLエンコーディングのサポートなどにより、HTTPおよびRESTクライアントライブラリを拡張
    • 新しいコンポーネントTRESTRequestDataSetAdapterにより、RAD Serverへのデータセットのアップロードを単純化
    • 新しい低トラフィックバージョンのRAD Server Liteにより、フルスケーラブルバージョンのRAD Serverエンジンとともに、多層ソリューションを無制限に展開可能
    • DataSnap向けにREST URLマッピングを完全に構成可能に