RAD Studio(日本語版)12.2 Athens

Released: Nov 9, 2023

12 Athens での更新項目

機能

RAD Studio 12の新機能

  • 最新のOSプラットフォームバージョンに対応:RAD Studio 12では、Delphi言語で新たにiOS 17、Android 14、macOS 14 Sonomaをオフィシャルサポート。Ubuntu 22 LTS(Delphiのみ)およびWindows Server 2022もサポートしています。
  • C++Builder IDEにVisual Assistを統合:Visual Studio向けプラグインとして定評のあるVisual Assistを統合し、C++言語向けの強力なコード補完、コードナビゲーション、リファクタリング機能を提供。生産性を劇的に改善します。
  • Delphiソースコードに複数行の文字列リテラルを記述可能:複数行の文字列リテラルサポートにより、SQL、HTML、JSON、XMLなどの複数行テキストをアプリケーションソースコード内に記述できるようになりました。
  • FireMonkeyのUI設計でSKIAをサポート:Googleが提供するグラフィックライブラリSkiaのサポートにより、すべてのターゲットプラットフォームでグラフィックレンダリングとUIコントロールのパフォーマンスと品質を改善します。
  • FireMonkeyの強化によりモバイル向け設計を改善:Androidプラットフォームのサポートを改善。iOSおよびAndroid向けの分割画面サポートに加え、シングル アイコン ウィザードによる単一アイコンとスプラッシュ画面のサポート、Android API level 33のサポートなどが追加されています。
  • VCL向けMDIとタブ付きUIのリワークによりVCLをモダナイズ:VCLでは、MDI(Multi Document Interface)サポートが大幅に改良され、MDIウィザードによって生成されるコードが更新されました。新しいMDIタブ付きフォームアーキテクチャの導入により、モダンなMDIアプリケーションを実現できます。
  • Object Pascalでより多くのWindows API が利用可能に:Windows APIヘッダをObject Pascalにフル変換した新しいユニットセットにより、任意のWindowsプラットフォームAPIをDelphi開発が容易に呼び出し可能になりました。
  • C++コンパイラとツールチェインのモダナイズ:新しいCLANGベースのWin64コンパイラプレビューを搭載。最新のC++標準に対応し、外部ライブラリやC++コードの統合が容易になります。
  • Delphi向けの新しいJSONウィザード:FireDACでQBEモード(Query-By-Example)をサポート。JSONデータマッピングウィザードを用いれば、JSONデータ構造に合致し、データの読み込み/書き込みを行えるメソッドを含むDelphiクラスを自動生成できます。
  • SQLの制限によりアプリケーションのセキュリティを改善:SQLコマンドの制限、複数コマンドを含む単一のSQL文の無効化、動的なSQL文の変更を無効化などにより、データベースアプリケーションのセキュリティを向上します。
  • RAD ServerにおけるスマートIDのサポート:スマートID (sqid) 対応により、より強力かつ柔軟なREST APIのホストをサポート。パフォーマンスの改善に加え、ページング、セッション認証の改善などが施されています

RAD Studio 12 以前で提供された最近の新機能

  • 4k+モニターでビジュアルRADを実現:RAD Studio 12は、IDEでHigh DPIに対応しています。最新の4K+モニターをフルサポート。「くっきり、はっきり」のフォント、アイコン表示に加え、VCL / FMXフォームデザイナも、コードエディタもHigh DPIをサポートしています。
  • Windows 11への対応:Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows向けのWebBrowserコンポーネントでは、IE Active Xと新しいMicrosoft WebView 2コントロール(ChromiumベースのEdge)の双方をサポートしています。VCLフォームデザイナも大幅に機能強化。設計時のスタイルサポートやHigh DPIのビジュアル設計に対応します。32-bit / 64-bit Windows向けのDelphi / C++ RTLもアップデート。最新のOSプラットフォームへの継続的なサポートが可能です。
  • 設計時にVCLスタイルを使用可能:VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易になります。設計時に、適用するスタイルがUIにどのような効果を与えるかを確認できるので、モダンなUIをより迅速に設計できます。特に、コントロールごとのスタイル設定を用いた時に威力を発揮します。
  • Apple Silicon Mシリーズへの配置をサポート:macOS(MシリーズApple Silicon)向けにコンパイルし、ユニバーサルパッケージを用いて、AppStoreに投稿可能。既存のIntel向けと新しいMシリーズのmacOSプロセッサー(Apple Silicon)向けの双方にコンパイルできます。すべてのプラットフォームにわたって、最高のパフォーマンスを実現できます。
  • リモートデスクトップを活用可能:VCLとIDEのリモートデスクトップサポートを改善。RAD Studio 11で再コンパイルすることで、パフォーマンス向上が期待できます。この効果はIDEに対しても恩恵があり、リモート環境からの開発においても、パフォーマンス向上の効果が得られます。
  • 生体認証をコンポーネントでサポート:RAD Studio 12には、FireMonkeyモバイルアプリケーション向けのモバイル生体認証コンポーネントが搭載されています。
  • 最新の軽量データベースInterBaseを搭載:RAD Studio 12には、InterBaseの最新リリースInterBase 2020 Update 5 Developer editionとIBLite/ToGoが搭載されています。