SpreadJS(日本語版) リリース

各リリースの最新情報を、機能・強化・解決済みの課題の詳細とともに確認しましょう。

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SpreadJS(日本語版)V19.2J2026年10月29日
機能
  • 角丸罫線〈ワークブック〉:セル、またはセル範囲に角丸罫線を設定できるようになりました。これにより、日本の帳票にみられる角丸罫線を利用したレイアウトも再現しやすくなりました。四隅ごとに角丸の有無や大きさを個別に設定できるほか、二重線や点線にも対応しており、細かなデザインの調整も柔軟に行えます。
  • ドラッグフィルが全角数字の連続データ入力に対応〈ワークブック〉:ドラッグフィルで全角数字を含む連続データの入力ができるようになりました。従来は全角数字を含むセルのドラッグフィルはコピーのみに対応していましたが、V19.2Jでは用途に応じてコピーと連続データを選択することができます。フィルハンドルのドラッグにより、デフォルトで連続データを入力します。コピーを入力するには、ドラッグ後に表示されるオプションメニューで「セルのコピー」を選択する、または、Ctrlキーを押しながらフィルハンドルをドラッグします。
  • 数式入力における全角文字の自動変換〈関数〉:数式の入力時に、キーワード(記号、演算子、関数名など)やセル参照を全角で入力した場合でも、自動的に半角に変換されることで数式として動作するようになりました。従来はこれらを全角で入力すると、文字列として認識され数式として動作しなかったり、数式エラーとなっていたため、入力時に日本語入力をオフに切り替えたり、不正な数式を手動で修正したりする必要がありました。本機能により、日本語入力中でも数式をスムーズに入力できるようになりました。
  • 軸ラベルの向きを設定可能に〈チャート〉:軸ラベルのテキスト方向を設定できるようになりました。日本語ラベルの縦書き表示をはじめ、より柔軟に表示の要件に対応できるようになりました。設定可能なテキスト方向は以下の5種類です。Excelと同様の設定となっているため、Excelファイルのインポート/エクスポートにおいても、設定を維持することが可能です。
    • 横書き:設定値(GC.Spread.Sheets.Charts.TextDirection):horz、説明:水平方向に表示します。
    • 縦書き:設定値(GC.Spread.Sheets.Charts.TextDirection):eaVert、説明:垂直方向に縦書きで表示します。半角文字は横書き(右へ90度回転)になります。
    • 右へ90度回転:設定値(GC.Spread.Sheets.Charts.TextDirection):vert、説明:時計回りで右へ90度回転して表示します。
    • 左へ90度回転:設定値(GC.Spread.Sheets.Charts.TextDirection):vert270、説明:反時計回りで左に90度回転して表示します。
    • 縦書き(半角文字含む):設定値(GC.Spread.Sheets.Charts.TextDirection):wordArtVertRtl、説明:半角文字も含めて垂直方向に縦書きで表示します。
  • キーヒントによるリボンメニューの操作〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:ALTキーまたはF10キーで、リボンの各メニュー上にキーヒントを表示し、対応するキーの入力によって、タブの移動や機能の実行ができるようになりました。キーボード入力のみでリボンメニューを操作することができ、作業効率の向上につながります。
  • コンテキストメニューからシート名の変更が可能に〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:シートタブを右クリックして表示されるコンテキストメニューからシート名を変更できるようになりました。従来、ユーザー操作によるシート名の変更方法は、シートタブをダブルクリックすることにより編集モードを起動して入力する方法のみでした。今回の対応により、変更する手段が増えただけでなく、Excel操作との互換性も向上しています。
  • 並べ替えの再適用〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:「データ」タブの「ソートとフィルタ」にある「再適用」が並べ替えにも対応しました。列の並べ替え後にデータを追加・編集して順序が崩れた場合に、並べ替えを再適用することができます。
  • 数値を万単位や億単位で表示するExcelの書式設定に対応〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:Excelでは以下のような書式設定により、数値を万単位や億単位で表示することが可能です。19.2JではリボンコンテナおよびSpreadJSデザイナにおいて、この書式を使用できるようになりました。
    • ソースコードから設定する場合は、従来通り「!」の代わりに「¥」を使用する書式を設定する必要があります(参照:製品ヘルプTips集「数値を億単位や万単位で表示する方法」)。
    • 書式設定:0!.0,"万"、値:12345、表示:1.2万
    • 書式設定:0!.00,"億"、値:123456789、表示:1.23億
  • プログレススパークライン〈スパークライン〉:新しいスパークラインの種別として「プログレススパークライン」を追加しました。進捗率や達成状況を表すビジュアルをセル内に設定することができます。また、進捗表示の形状はバー型やリング型など15種類のモードから選択することができ、手間をかけることなくリッチな見た目を実現することができます。
  • セルにフォーカス〈ワークブック〉:選択中のセルに対応する行と列をハイライト表示することで、対象のセルを視認しやすくする「セルにフォーカス」機能を追加しました。「表示」タブにある「セルにフォーカス」から、有効化やハイライト色の設定ができるほか、ワークブックのオプションのfocusCellプロパティから設定することも可能です。
  • シナリオ〈What-If分析〉:What-If分析で「シナリオ」機能を利用できるようになりました。この機能では、分析対象となる特定のセルとそこに設定する値をシナリオとして登録・管理することができます。たとえば、損益予測において割引率の異なる複数の条件を比較したいといった場合に、対応する複数のシナリオを用意し、それぞれの結果を簡単に切り替えて比較することが可能です。
  • データラベルのフォント設定〈チャート〉:データラベルのフォントを設定できるようになりました。従来はデータラベルの文字に対して塗りつぶしのみが設定可能でしたが、V19.2Jではフォントおよびフォントスタイルの設定ができるようになりました。特定のデータ系列のラベルを強調したいといった要件にも柔軟に対応できます。
  • プロットエリアのカスタマイズ〈チャート〉:プロットエリアの位置、サイズ、塗りつぶし、枠線をカスタマイズできるようになりました。
    • 位置・サイズ:プロットエリアの表示位置(左端X座標・上端Y座標)、および表示サイズ(幅・高さ)を変更することが可能です。設定値は全て、チャートエリア全体に対する割合で指定します。
    • 塗りつぶし・枠線:プロットエリアの塗りつぶし、および枠線のスタイルを変更することが可能です。塗りつぶしにおいては、単色だけでなくパターンも利用できます。枠線においては、色、透明度、幅、線種を設定することができます。
  • セル・シートに対するデータマネージャーの連結〈データ〉:データマネージャーのテーブルを、セルおよびシートのデータソースとして連結できるようになりました。
    • セルレベルの連結:データマネージャーのテーブルを指定してCellBindingSourceクラスを生成し、セル毎にフィールドを割当てることができます。また、「データ」タブの「シートバインディング」メニューに追加された「データマネージャーにバインド」から設定することも可能です。
    • シートレベルの連結:データマネージャーのテーブルを指定してシートのsetDataSourceメソッドを実行することで、シートにテーブル全体を連結することができます。
  • 印刷範囲や改ページ位置の表示をカスタマイズ可能に〈印刷〉:印刷プレビュー線、改ページ線、印刷範囲線の表示スタイルをCSSでカスタマイズできるようになりました。線の色や太さを用途に応じて変更できるため、印刷範囲や改ページ位置を分かりやすく表示し、レイアウト調整の効率向上に役立ちます。
  • 既定の印刷設定をカルチャに応じて変更〈印刷〉:カルチャごとに用紙サイズや余白の表示単位(インチ、センチメートル、ミリメートル)といった既定の印刷設定を使用できるようになりました。日本ではA4、北米ではLetterなど、地域ごとに一般的な用紙サイズを既定値として利用できます。また、新規シートや新しい印刷設定の作成時に、利用する地域に適した印刷設定を初期値として使用できるので、グローバル展開を想定したアプリケーションの開発に有用です。
  • データマネージャーのデータを直接分析可能に〈ピボットテーブル〉:ピボットテーブルのデータソースとして、データマネージャーのテーブルやビューを直接利用できるようになりました。ワークシートやテーブルシートにデータを展開することなく、データマネージャー上のデータをそのまま集計・分析できます。その際、autoRefreshプロパティをtrueに設定すると、データマネージャーのテーブルの更新にあわせてピボットテーブルを自動更新できます。さらに、ビューを利用することで、計算列や複数テーブルを組み合わせたデータに対する高度な分析も可能です。
  • カスタム小計〈ピボットテーブル〉:ピボットフィールドに対して、Excelのように複数の小計を組み合わせて表示できる「カスタム小計」機能を追加しました。合計、個数、平均、最大値、最小値など複数の集計結果を同時に表示できるため、1つのデータをさまざまな観点から分析できます。
  • 共同編集機能とデータマネージャーの連携強化〈共同編集機能〉:共同編集機能がデータマネージャーを利用したシートバインディングとテーブルバインディングに対応しました。データマネージャーのテーブル定義やビュー定義、リレーションなどの構成情報を共同編集できるため、データモデルを活用したアプリケーションの構築がより容易になります。また、ローカルデータと接続している場合は、データ変更のリアルタイムな同期にも対応します。
  • AI関数で複数のプロンプトの指定〈AI〉:SJS.AI.QUERY関数で複数のプロンプト指定できるようになりました。プロンプトごとに異なるデータ範囲を指定することもできます。複数の条件を組み合わせたデータ分析や、補足指示・関連データを組み合わせて、AIに指示を送信することが可能になります。
  • データチャートの各種機能を強化〈データチャート〉:データチャートの利便性を高める各種の機能強化を実施しました。
    • トレリスチャート:カテゴリごとにデータを分割表示できるトレリスチャートを追加しました。複数の切り口で同じ指標を比較できるほか、「地域→エリア」「年→四半期」といった階層カテゴリにも対応し、多次元データを効率的に分析できます。
    • 日付モードバインディング:日付フィールドを日付軸として利用できる「日付モードバインディング」機能を追加しました。日付データを年・四半期・月・日単位で自動的にグループ化し、時系列データを分かりやすく可視化できます。また、単一の日付フィールドから「年→四半期→月」などの階層構造による分析もできるので、売上推移や利用状況などのデータをさまざまな粒度で分析できます。
    • 正の値と負の値を自動で色分け表示:正の値と負の値を異なる色で表示できるようになりました。縦棒チャート、横棒チャート、面チャートに対応しており、利益と損失、予算差異、増減率などのデータを直感的に把握できます。値のプラス・マイナスをひと目で判別できるため、変動要因や異常値の分析を効率化します。
    • レーダーチャートのベジェ曲線:レーダーチャートの線形状としてベジェ曲線を利用できるようになりました。データポイントを滑らかな曲線で結ぶことで、指標間のバランスや傾向をより直感的に把握できます。スキル評価や製品比較、パフォーマンス分析などの結果を、視認性の高いレーダーチャートで表現できます。
    • 凡例の最大表示サイズを指定可能に:データチャートの凡例に最大サイズを設定できるようになりました。凡例項目が多い場合でも表示領域を制限できるため、グラフ本体の描画領域を確保できます。多数の系列を扱うダッシュボードや分析画面でも、見やすいチャートレイアウトを維持できます。
    • フィールドの値に応じたデータの色分けに対応:データチャートでフィールドの値を利用したカラーエンコーディングに対応しました。カテゴリごとの色分けや、数値の大小をグラデーションで表現できるため、売上規模や商品カテゴリ、地域ごとの傾向をより直感的に把握できます。データの特性を色で可視化することで、分析結果の理解を支援します。
  • テーブルシートにソートとフィルタのAPIを追加〈テーブルシート〉:テーブルシートのソートおよびフィルタをAPIから実行できるようになりました。アプリケーションの状態や検索条件に応じて、並び替えやデータの絞り込みを動的に制御できるので、業務要件に合わせた柔軟なデータ表示を実現できます。
  • イナズマ線〈ガントシート〉:ガントシートでイナズマ線を利用できるようになりました。基準日時点における各タスクの進捗位置を線で結ぶことで、計画に対する進捗の遅れや先行状況を視覚的に把握できます。プロジェクト全体の進捗傾向をひと目で確認できるため、スケジュール管理や遅延リスクの早期発見に役立ちます。
  • ウォーターマークの出力〈ワークブック/レポートシート〉:ワークシートとレポートシート上にウォーターマークを表示できるようになりました。背景画像をコンテンツの前面に配置することで、「社外秘」や「DRAFT」などの透かしを表示できます。ウォーターマークは印刷やPDF出力にも反映されるため、機密文書やレビュー用帳票の作成に活用できます。
  • フィルタでExcelライクなヘッダー設定に対応〈ワークブック〉:フィルタ作成時に、選択範囲の先頭行をヘッダー行として利用できるようになりました。新しく追加された「firstRowAsFilterHeader」オプションをtrueに設定すると、フィルタボタンはヘッダー行に配置され、データ行のみをフィルタ対象として処理します。Excelと同様の操作感でフィルタ設定を行えるため、既存のExcelユーザーもスムーズに利用できます。
  • FILTERXML関数〈関数〉:Excel互換のFILTERXML関数を使用できるようになりました。XML形式のデータからXpathを指定してデータを取り出すことが可能です。
SpreadJS(日本語版)V19.1J2026年7月23日
機能
  • 共同編集機能:Excelのように複数のユーザーで同じワークブックを同時に編集できる「共同編集機能」を追加しました。チームでのデータ編集や確認を同一画面でリアルタイムで実施できます。
  • ユーザーの状態表示と権限設定:共同編集機能では、他のユーザーが編集した内容が即座に反映されるだけでなく、現在アクティブなシートで作業している他のユーザーの選択範囲や選択したセルをリアルタイムで表示することもできます。さらに、共同編集機能を使用する各ユーザーに対して、シートの編集が可能、シートの閲覧のみ可能といった権限設定を行うこともできます。
  • ユーザーの状態表示と権限設定:共同編集機能とスレッド形式のコメントを併用することで、シート上でリアルタイムに内容の確認や調整を行いながら、編集を進めることができます。
  • 共同編集機能のアーキテクチャ:共同編集機能では、複数ユーザーによる共同編集を実現するため、以下の3つのモジュールからなる「Collaboration Framework」を提供します。また、各クライアントの編集状態をサーバー側で管理するためのデータベースのアダプターを提供します。インメモリーのストレージ、PostgreSQL、SQLite3の3種類が利用可能なほか、独自のアダプターを作成することもできます。
    • js-collaboration:リアルタイムのデータ同期とメッセージのブロードキャスト機能を提供します
    • js-collaboration-ot    
      • OT(Operational Transformation)
      • 複数ユーザーによる共同編集と競合解決をサポートします
      • バックエンドのストレージシステムと連携するためのアダプターを提供します
    • js-collaboration-presence :  カーソル位置やテキスト選択の強調表示など、ユーザーの編集状態をリアルタイムに共有します
  • Visual Studio Code拡張機能を公開〈SpreadJSデザイナ〉:SpreadJSデザイナがVisual Studio Codeの拡張機能として使用できるようになりました。Visual Studio Codeでアプリケーションを開発中に、SJSファイルやExcelファイルもVisual Studio Code上でシームレスに編集できます。
  • 新規作成画面にテンプレートを表示〈リボンコンテナ〉:ファイルメニューの「新規作成」画面にテンプレートを表示できるようになりました。業務内容に合わせてテンプレートを用意しておくことでスムーズに作業を開始できます。従来は同様のカスタマイズに複雑な独自実装を要しましたが、V19.1JではtemplateConfigオプションに、表示したいテンプレートの情報を定義したjsonファイルを指定するのみで実現できるようになりました。
  • データソースのUIの改善〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:リボンコンテナやSpreadJSデザイナを使用してデータソースを設定する際の各種UIにおいて以下のような改善を行いました。
    • セクションの折りたたみと展開:テーブル設定の一部の項目が「行の操作」「列の操作」「ウィンドウ」の各セクションに分割されました。各セクションは見出しをクリックして折りたたみ/展開ができるので、必要なセクションのみを展開して作業をすることが可能です。
    • ローカルデータの設定が可能に:ローカルデータを直接設定できる「ローカルデータ設定ダイアログ」を追加しました。外部データソースを用意しなくてもデータのバインドと動作確認ができます。JSON、CSV、XML、Column JSONをサポートし、ファイルアップロードや直接入力での設定が可能です。
    • 列設定のUI改善:[計算列の追加]ボタンの表示名を[列の追加]ボタンに変更し、より直感的に操作できるようリストの上部に移動しました。また、計算列に削除ボタンが追加され、計算列を削除できるようになりました。
    • データのプレビュー:作成したテーブルのデータをプレビュー表示できる「データ」タブを追加しました。プレビューはテーブルシートと同じ形式で表示され、列のスタイルや計算列の結果も反映されます。
  • リモートAPIのリクエストヘッダーの設定〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉:リボンコンテナやSpreadJSデザイナを使用してデータソースを設定する際に、リモートAPIのリクエストヘッダーを設定できるようになりました。認証情報やリクエストのメタデータなど、APIとの通信に必要な情報を含めることができます。よく使われるヘッダーがあらかじめ候補として選択できるほか、カスタムヘッダーを直接入力することも可能です。
  • Excelインポート/エクスポートの強化〈Excel入出力〉:対応フォーマットの追加とスパークラインの出力に関する機能強化を行いました。
    • Excelテンプレートファイル( .xltx)のサポート:VBAマクロを含まないExcelテンプレートファイル( .xltx)をSpreadJSにインポート/エクスポートできるようになりました。業務で多用するテンプレートを .xltxファイルとして用意している場合に、標準のExcelファイル( .xlsx)に変換することなくそのままSpreadJSで利用することができます。
    • スパークラインを画像として出力:Excelファイルにエクスポートする際にsaveAsViewオプションをtrueに設定することで、スパークラインの表示内容を画像として出力できるようになりました。スパークラインで表示したチャートやバーコードの見た目を維持したままExcelファイルに出力することができます。
  • 関数/計算エンジンの強化:パフォーマンスや利便性の向上に寄与する以下の機能強化を行いました。
    • Web Workerを使用した増分計算がカスタム関数に対応:Web Workerを利用して増分計算を別スレッドで実行する「計算ワーカー機能」がカスタム関数にも対応しました。従来は別スレッドでの処理中にカスタム関数が出現すると一時的にUIスレッドに処理を戻すオーバーヘッドが発生していましたが、これが解消されることによりさらなるパフォーマンスの向上が期待できます。
    • 関数の検索:「関数の挿入」ダイアログで関数の検索ができるようになりました。関数名だけでなく、関数の説明文、カテゴリ名、引数名を対象とし、入力されたキーワードで部分一致検索を行います。関数名をはっきりと覚えていない場合でも、目的の関数を見つけやすくなりました。
    • テキスト変換関数:Excel互換のARRAYTOTEXT関数およびVALUETOTEXT関数を使用できるようになりました。
  • What-If分析:リボンメニューの「データ」タブに新たに「What-If分析」を追加し、以下2種類の分析機能が利用できるようになりました。
    • ゴールシーク:ある数式が目標の値となるために、式中で参照している別セルの値をいくつにすべきかを探索できる「ゴールシーク機能」を追加しました。従来からCalcEngine.goalSeekメソッドを用いたゴールシーク機能を提供していましたが、V19.1Jでは内部処理の改善とExcel互換性を強化し、「What-If分析」メニューからも利用できるようになりました。
    • データテーブル:数式中の特定の値を変化させたときに、計算結果がどのように変わるかを表形式で一括シミュレーションできる「データテーブル機能」を追加しました。たとえば、価格や販売数量などの変動が利益に与える影響を把握しながら検討を進めたいといったシーンで簡単に分析を実施することができます。「What-If分析」メニュー、または新しく追加されたSJS.TABLE関数を用いて利用可能です。
  • ピボットテーブルの機能強化〈ピボットテーブル〉:フィールド操作に関する以下の機能強化を行いました。
    • フィールド検索:ピボットパネルにフィールドの検索機能を追加しました。フィールドの数が多い場合でも、目的のフィールドを見つけやすくなりました。
    • 日付フィールドの自動グループ化:ピボットテーブルで日付フィールドを追加する際に、日付を自動的にグループ化(年、四半期、月など)できるようになりました。PivotTableChangingイベント、またはデザイナの設定でautoGroupPivotDateFieldをtrueに設定することで利用可能です。
  • 条件付き書式ルールの追加〈ワークブック〉:新たに以下の2つのルールを利用できるようになりました。
    • スパークラインルール:条件付き書式の機能を使ってスパークラインを設定できるようになりました。通常のスパークラインではセル毎に設定を行う必要がありますが、条件付き書式を使うことで複数のセルに設定する条件を一元管理することが可能となり、開発における再利用性や、可読性の向上が期待できます。
    • 上位/下位ルールのパーセントモード:上位/下位に該当する項目数を、件数ではなく割合で指定できるようになりました。データ数に依存せず、全体における相対的な位置に基づいて上位/下位層を把握するのに役立ちます。
  • セル書式の機能強化〈ワークブック〉:セルの書式において以下の3つの機能追加を行いました。
    • 画像リッチデータ:画像リッチデータ(IImageRichData)を定義して、画像を構造化データとしてセルに設定できるようになりました。Excelと同様に画像をセルデータとして保持できるようになり、セル内に画像を設定したExcelファイルのインポート/エクスポートが可能となりました。また、セルデータとして保持されるため、並べ替え、フィルタリング、検索、ピボットテーブルなどでも使用することができます。
    • 下線(会計)・二重下線(会計)をサポート:文字装飾機能で、テキストに「下線(会計)」および「二重下線(会計)」を設定できるようになりました。会計関連の書類を正確に扱えるほか、Excelとの互換性も向上しました。
    • 名前付きセルテンプレート:スタイル、条件付き書式、データ検証、セル状態、の設定をまとめて、名前付きセルテンプレートとして定義・管理できるようになりました。複数箇所に同一の設定を適用する場合に、設定ミスの防止や作業効率の向上につながります。また開発においても、名前付きセルテンプレートとして定義を再利用することで、実装効率や保守性の向上が期待できます。
  • メンション機能の無効化〈ワークブック〉:スレッド形式のコメントでメンションが発生する直前に発火する、「GC.Spread.Sheets.Events.UserMentioning」イベントが追加されました。本イベント発生時に「args.cancel=true」に設定すると、メンションをキャンセルし、ユーザーリストも表示されず、「@」がテキストとして入力されます。また、メンションブロックが作成されず、「GC.Spread.Sheets.Events.UserMentioned」イベントも発火しません。
  • チェックボックスのExcel互換性強化〈セル型〉:既存機能のチェックボックス型セルに対して、Excel互換性を向上させる機能強化を行いました。
    • Excelインポート/エクスポートに対応:チェックボックスを維持したまたExcelファイルをインポート/エクスポートできるようになりました。
    • リボンメニューからExcel互換のチェックボックスを追加可能に:リボンコンテナの挿入タブに新しく追加された「チェックボックス」メニューから、セルにチェックボックスを設定できるようになりました。このメニューから追加したチェックボックスはデフォルトでExcel互換性のある設定となり、手間をかけることなくExcelの外観と操作性を維持できます。
  • シェイプの機能強化〈シェイプ〉:新たな図形のサポートと操作性の向上を行いました。
    • 曲線コネクタ:コネクタシェイプに新たに「曲線型」を追加しました。これにより、Excelで利用可能な3種類のコネクタ(直線/カギ線/曲線)すべてをサポートします。
    • 曲線コネクタ:シェイプ追加時の操作性向上
    • ドラッグ操作で位置とサイズを指定しながらシェイプを追加できるようになりました。必要な設定が1回の操作で完結し、よりスムーズに配置できます。
  • カテゴリ軸に階層データを設定可能に〈データチャート〉:データチャートのカテゴリ軸に階層データを設定できるようになりました。「年→四半期→月」「地域→都道府県→市区町村」のような複数レベルの階層構造を持つデータをグループ化して視覚的に表現できます。
  • UI/UX強化:エンドユーザーの要望にきめ細やかに対応する以下の機能強化を行いました。
    • スクロールバー表示の自動切り替え:シートのスクロールバーの表示/非表示を自動で切り替えられるようになりました。表示領域内にシート全体が収まっている場合は自動でスクロールバーが非表示となり、一部のみが表示されている場合はスクロールバーが表示されます。スクロールバーの利便性を維持したまま、画面内に収まっているシートはよりすっきりとした見た目で表示することが可能です。
    • タッチインジケータのサイズがカスタマイズ可能に:タッチデバイスでセルを選択した際に表示されるインジケーターのサイズがCSSから設定できるようになりました。「もう少し大きくしたい」といったエンドユーザーからの要望にも柔軟に対応しやすくなります。
    • Enterキーによる編集終了時にフォーカス移動させない設定が可能に:Enterキーでセル編集を終了した際の動作を、下のセルにフォーカスを移動することなく編集セルにとどまる動作に設定できるようになりました。新しく追加されたcommitInputコマンドをEnterキーに割り当てるのみで設定できるため、複雑な実装をすることなくエンドユーザーの要望に応じた動作を実現しやすくなりました。
  • 複数列のソート〈テーブルシート〉:テーブルシートにおいて複数の列の項目を基準にソートができるようになりました。ソートを設定した順番に従って並べ替えが適用されます。
    • ガントシートの機能強化〈ガントシート〉:ガントシートにおいて以下の機能強化を実施し、より使いやすくなりました。
    • ガントシートパネルのUI改善:ガントシートパネルにフィールドマッピング、階層設定、タスクのスケジュールモードの設定を集約し、より使いやすくなりました。
    • フィールドマッピング:ガントシートパネルでデータフィールドのマッピングができるようになりました。マッピングはテーブルをバインドした際に、フィールド名・命名規則・データ型をもとに自動で行われるほか、テーブルのフィールドをドラッグ&ドロップして割り当てることもできます。
    • 階層設定:タスク構成に階層構造を持つデータの場合、フィールドのドロップダウンから依存関係を設定できるようになりました。
    • タスクのスケジュールモード:バインドしたテーブルにタスクのスケジュールモードが含まれていない場合、初期化時にモードを選択するダイアログが表示されるようになりました。
    • ガントシートテーマ:ガントシートにワークブックテーマとテーブルテーマを適用できるようになりました。テーブル領域、タイムスケール、ガントチャート領域にフォントの背景色、交互行、グリッド線といったスタイルにテーマを適用して統一したデザインで表示できます。
    • 水平スクロールバーの分割ハンドル:ガントシートを構成するテーブル領域(左側)とガントチャート領域(右側)それぞれ水平スクロールバーの間に分割ハンドルを追加し、ドラッグして各領域の表示幅を調整できるようになりました。
  • レポート生成中のイベント〈レポートシート〉:レポートの作成中に発火する「GC.Spread.Sheets.Events.ReportGenerationStageChangedイベントを追加しました。本イベントを使用して、エンドユーザーにレポートの生成状況を表示することができます。
  • 「Angular 22」に対応:Angularの最新バージョン「22」に対応しました。
  • その他の機能強化:SpreadJSの型定義ファイルに、シートの保護オプション「セルの書式設定(formatCells)」「列の書式設定(formatColumns)」「行の書式設定(formatRows)」の定義を追加しました。
SpreadJS(日本語版)V19Jメジャーバージョン2026年3月26日
機能
  • 〈AI〉AI連携機能:各種AIプラットフォームのAPIを利用したAI連携機能を追加しました。
    • AI関数:表計算関数として使用できるSpreadJS独自のAI関数を3種追加しました。
      • SJS.AI.QUERY関数:連携したAIモデルにクエリを送信し、データ処理と分析を行うことができます。
      • SJS.AI.TRANSLATE関数:対象のコンテンツを指定した言語に翻訳します。
      • SJS.AI.TEXTSENTIMENT関数:対象のテキストの感情を分析し、肯定的、否定的、中立的、の結果を返却します。
    • AIで数式の自動生成と分析:数式エディタにAI機能を追加し、自然言語による指示から数式を自動生成できるようになりました。複数の関数を使用した複雑な数式も簡単に作成が可能です。また、入力した数式の処理内容を分析し、詳細な説明を取得することもできます。複雑な数式の処理内容を把握したい場合などに有用です。
    • AIでピボットテーブルの作成とデータ分析:ピボットテーブルで使用するピボットパネルにAI機能を追加し、自然言語による指示からピボットテーブルを自動生成できるようになりました。ユーザーはAIに指示するだけで手軽にデータ分析を行うことができます。
    • プロンプトから指示するほか、AIによる提案からピボットテーブルを自動生成することもできます。また、ピボットテーブルの内容をAIが分析し、その結果を取得することもできます。分析作業をAIに任せることで工数の削減や多角的な分析の実現も期待できます。
  • 〈レポートシート〉レポートシートの各種機能を強化:レポートシートの各種デザイン機能やExcel出力機能を強化し、よりさまざまなユースケースにおいて使いやすくなりました。
    • テンプレート範囲:テンプレートシート上に「ヘッダー」「詳細」「フッター」といったテンプレート範囲(セルのブロック)を定義し、動的なデータ構造(繰り返しセクション、階層構造、グループ化された集計など)を持つレポートをより簡単にデザインできるようになりました。従来のようにコンテキストを設定しなくてもデータの親子関係を自動的に認識してくれるので、デザインにかかる手間が軽減されます。
    • 空白行の出力:詳細行のデータ出力時に、オプションから指定した行数に満たない場合に不足部分を空白行で埋めることができるようになりました。テンプレート範囲を使用してデザインしている場合でも、明細行の行数が固定の「固定帳票」を作成しやすくなります。
    • 数式を維持したままExcelエクスポート:レポートシートのセルに設定された数式を維持したままExcelにエクスポートできるようになりました。作成した帳票をExcel出力して二次利用したい場合などに有用です。
    • グループごとのページ数とページ番号:R.CURRENTPAGE関数とR.PAGECOUNT関数を拡張し、グループごとのページ数とページ番号を取得できるようになりました。引数(use_grouped_context)をtrueに設定した場合はグループごとのページ情報を取得し、falseに設定、または省略した場合は従来どおりレポート全体を通したページ情報を取得します。
    • コンテナの合計行・合計列:コンテナでオプションから合計行・合計列を追加できるようになりました。クロス集計表のようなレイアウトの作成をよりスピーディに実現します。
  • 〈データチャート〉データチャートの各種機能を強化:データチャートにおいて以下のような機能強化を行いました。
    • 3種のチャート種別を追加:データチャートで新たに3種のチャート種別を使用できるようになりました。
      • ウォーターフォールチャート:開始時点と終了時点の間における各種数値の増減を可視化して分析できる「ウォーターフォールチャート」が作成できるようになりました。決算報告資料や社内報告資料など幅広い用途でご利用可能です。
      • ローソク足チャート:証券の始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)(OHLC)を表示する「ローソク足チャート」を追加しました。金融・株価分析において活用できます。
      • OHLCチャート:一定期間における証券のOHLC(始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね))を表示する「OHLCチャート」を追加しました。
    • 複合チャート:データチャートで、棒グラフや折れ線グラフといった異なる種類のグラフを1つにまとめて表示できる「複合チャート」が利用可能になりました。売上高と利益率など、性質の異なるデータを1つのグラフで分かりやすく可視化できます。
  • 〈ピボットテーブル〉ピボットテーブルの各種機能の強化:ピボットテーブルにおいて以下のような機能強化を行いました。
    • 任意の日数でのグループ化:ピボットテーブルで日付データのグループ化を設定する場合に、Excelのように任意の日数の単位でグループ化できるようになりました。
    • ドラッグ&ドロップによる並べ替え:Excelと同様に、ピボットテーブル内のフィールドをドラッグ&ドロップで並べ替えることができるようになりました。
    • 保護されたワークシートでピボットテーブルを操作:Excelと同様に、保護されたワークシートでもピボットテーブルを操作可能とするオプションを追加しました。シートタブを選択し、「シートの保護」ダイアログで「ピボットテーブルを使用」にチェックをするか、APIからallowUsePivotTableプロパティをtrueに設定することで本オプションを有効化できます。
  • 〈ワークブック〉スレッド形式のコメント:Excelのコメント機能と同様の、スレッド形式のコメントを使用できるようになりました。返信やメンション、解決済みの設定などの機能も提供します。
  • 〈ワークブック〉テキストの両端揃え:テキストを水平方向、垂直方向に両端揃えで表示できるようになりました。「セルの書式設定」ダイアログや、StyleクラスのhAlign​にGC.Spread.Sheets.HorizontalAlign.justify、および​vAlignにGC.Spread.Sheets.VerticalAlign.justifyを設定することで両端揃えを適用できます。
  • 〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉ヘッダー行を並べ替えの対象から除外:Excelと同様に、オプションからヘッダー行を並べ替えの対象から外すことができるようになりました。
  • 〈リボンコンテナ/SpreadJSデザイナ〉名前定義の一括削除:Excelと同様に、「名前の管理」ダイアログにおいて複数の名前定義を複数選択して一括で削除できるようになりました。
  • 〈表計算機能〉Web Workerを使用した増分計算:増分計算を実行する場合に、Web Workerを使用してバックグラウンドで並列処理できるようになりました。大量の数式を含むシートの再計算を実行するような場合でも、UIがフリーズすることなく操作できます。
  • 各種フレームワークへの対応を強化:SpreadJSがサポートする各種フレームワークの以下のバージョンに対応しました。
    • Angular 21
    • Next.js 16
  • npmパッケージ名称の変更:2023年11月の社名変更に伴い、これまでは旧社名と新社名に基づく2種類のnpmパッケージを並行して提供していましたが、V19Jより旧社名の「@grapecity/spread-sheets~」パッケージの提供を終了し、新社名の「@mescius/spread-sheets~」パッケージへ完全に移行します。