True DBGrid Pro(日本語版) について

高度な表現力を搭載したデータグリッドコントロール。

大量のデータを最小メモリで高速に表示できるのはもちろん、単票形式での印刷、拡張セルマージ機能など操作性もさらに向上しました。OracleやSQL Serverといった大規模データの処理に適したアンバウンドモードと、小規模データの操作に適したバウンドモードを共にサポート。イントラネットやインターネット経由のデータアクセスにも対応し、高度なフロントエンド機能を提供します。付属の移行ツールによって、本製品の従来バージョン、およびVB標準のDBGridで作成したプロジェクトを容易にアップデートすることが可能です。

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主な特長

さらに進化した表現力
グリッド表現のオプションに追加されたWindows XPのテーマが、外観に彩りを与えます。1レコードの複数行表示や列内のセルマージ、さらに単票形式の表示、階層データのドリルダウンをコード上から制御することも可能になりました。平面の限界を越えた類のない表現力を誇ります。

実務に即した操作性
前列のマージ状況を判断して設定する自動マージ機能は、実用的な表作成に威力を発揮します。インクリメンタルサーチに役立つフィルタバーや入力確定時のカーソル移動制御、スクロールと同時にグリッドを再描画するトラッキング機能のほか、固定列を自由に配置できるスプリットや複数列表示のドロップダウンなど、定評の操作性を備えます。

印刷&プレビューも思いのまま
部数、カラー/モノクロやヘッダ/フッタなどの印刷設定に加え、単票形式での印刷もサポートします。プレビュー画面は、表示位置とサイズの変更、ページ切り替え、ファイルの保存と読み込みほかカスタマイズ機能に富んでいます。

データアクセスの最適化
DAO/RDOとADO、それぞれに専用の2つのコントロールを備えます。SQL Serverなどの大容量データとの接続においても、データコントロールとの通信回数を最小限に抑え必要なデータを選択的に読み込むことで、快適な速度を実現します。

アンバウンドを利用して
データ操作に関連した専用イベントによって、クライアント側でのトランザクションといったアンバウンドモードならではの高度な処理が可能です。また、セルや行、列、それぞれの単位でデータの再取得と再描画を行えるので、画面とデータを効率よく更新できます。

Oracle データベースとの接続
数万件を超えるOracleデータは、oo4oを使用してのアンバウンド接続が最適です。レコード単位で発生するイベントにより、わずかなコードでデータを取得することが可能です。データ量が少ない場合は、独自のオブジェクトにより、さらにコーディング量を削減できます。

インターネットに対応
Internet Explorerをコンテナとして利用できるだけでなく、リモートデータサービス(RDS:IE5.5以上)に対応します。インターネット経由でデータベースにアクセスするWebクライアントの作成に有用です。

主な機能

ビジュアルな編集
グリッドのサイズ変更や連結するデータソースからのフィールドレイアウト取得などをマウスによって設計時に設定できます。また、作成したレイアウトファイルをWebサーバー上に配置することで、HTMLファイルに記述するコード量を大幅に削減できます。

データベース操作時には
未入力データとして、空文字列、もしくはNull値を指定できます。また、BOF/EOFの判定やフィールド/テーブル名の取得、カレントレコードの移動/更新/削除などのデータベース操作をコントロールから実行することが可能です。

グリッドを彩る豊富なセル型
セルの中にコマンドボタンやオプションボタン、チェックボックス、コンボボックスを表示できるほか、列ヘッダと列フッタをプッシュボタン形式に設定することも可能です。さらにオーナー描画セル中にコマンドボタンを表示できます。

DropDownコントロールの便利な機能

  • オートコンプリートによる入力中の該当文字列の自動表示
  • データベース内部のデータを表示用のデータに変換
  • リストボックスのカレントを検出してエディットボックスに表示

視認性を高める1レコードの複数行表示
データのフィールド数が多い場合でも、グリッドサイズに合わせて1つのレコードを折り返して複数行で表示します。スクロールの煩わしさから解放されます。

自在のスプリット
複数の列を1つのグループにまとめて制御するスプリットオブジェクトにより、スクロールが可能な列と固定列とを自由に設定できます。

単票形式の表示
単票形式の表示モードを利用すれば、1レコードのすべてのデータを容易に一覧できます。

データモードとその用途
バウンドモード
小規模データの操作に適し、データコントロールと直接通信することでデータを取得、更新する。VBの標準データコントロール(DC)、リモートデータコントロール(RDC)、ADOデータコントロール(ADODC)、Data Environmentとのバウンドに対応。

ストレージモード
セルごとの表示や更新の際に使用するアンバウンドモード。XArrayDBオブジェクトを介することで、バウンドに近い利便性を備える。小規模なOracleデータベースとの接続では、oo4oを使用してXArrayDBにデータを渡すためのコード記述のみで検索やソートが可能。

拡張アンバウンドモード
大量なデータ処理を目的に、1イベントで複数行を割り当てることができる効率的なアンバウンドモード。ODBCのような複数行の取得が可能なデータベースAPIには特に効果的。数万件といった大容量のOracleデータベースとの接続には、Oracleのoo4oと併用するとよい。

互換性維持のモード
2つのアンバウンドモードにより、本製品の従来のバージョンやVB標準のDBGridとの互換性を維持。
‐アプリケーションモード――セルごとにイベントが発生。セル単位での制御に。
‐アンバウンドモード――行単位での制御に。