True WebChart(日本語版) について

Active Server Pages上での動的なグラフ作成をサポートするグラフ生成ツール。

True WebChartにはPowerToolsシリーズの「True WinChart(旧製品名:OlectraChart)」が含まれ、そのラッパーとして機能するため、同等のグラフ生成能力を誇ります。また、Visual InterDev上対応の設計時コントロールやテンポラリファイル管理コンポーネントなど、Webアプリケーション開発の要所をおさえた機能を備え、煩雑な開発作業の負荷を軽減します。財務資料、統計情報をはじめとする常に変化し続ける情報を、迅速かつ的確にグラフ化してWebアプリケーション上に出力するTrue WebChartは、インタラクティブでダイナミックなWebサイトの構築を強力に支援します。

主な特長

Webアプリケーションのためのグラフ生成ツール
Visual Basicはもちろんのこと、ASP(Active Server Pages)環境でのグラフ生成をサポートします。VBScriptとJavaScriptの双方に対応する高速で多彩な機能群は、Webアプリケーションにおける動的なグラフイメージの作成にその威力を発揮します。

便利な設計時コントロール
Visual InterDev上では、設計時コントロールを利用することで、コードを書かずに、プロパティページからグラフレイアウトを簡単にカスタマイズできます。

テンポラリファイル管理コンポーネントが付属
エンドユーザーがWebページ上のグラフを参照する際にテンポラリファイル(グラフイメージ)が作成され、そのテンポラリファイルへのリンクをスクリプトに出力します。各テンポラリファイルは、所定の時間が経過すると自動的に削除されるので、削除処理を別途行う必要はありません。

「True WinChart」の優れた機能をカバー
サーバーサイドコンポーネントは、True WinChart(旧製品名: Olectra Chart)のコンポーネントをグラフエンジンとして使用し、グラフイメージを生成します。業界屈指の高速描画エンジンと柔軟なカスタマイズ環境が高度なグラフ作成を支援します。

自由度の高いグラフ拡張
2Dチャートでは12種類(プロット、棒、積層型棒、円、エリア、ローソク足、HiLo、HLOC、ポーラ、レーダー、レーダー面、バブル)、3Dチャートでは3種類(曲面、棒、散布図)の基本グラフ種をサポートしています。また、その自由度の高いカスタマイズ環境は基本グラフ種にとらわれない新たなグラフ種を生成し、ビジネスや経済、計測などさまざまな分野で必要とされるグラフ種をカバーします。

主な機能

ブラウザに合わせた表示
クライアントのブラウザ環境に最適な形式で、グラフを表示します。JPEGやPNGのイメージとしてグラフを表示することで、特定のブラウザに限定しないWebアプリケーションを構築できます。また、ActiveXコントロールを利用すれば、エンドユーザーがブラウザ上でグラフをインタラクティブに操作することも可能です。

多彩なデータの入出力
グラフデータを効率的に利用するための機能を多数サポートし、異なるアプリケーションやインターネットを介したデータのやり取りが行えます。また、グラフイメージを画像ファイルや指定のデバイスへ出力することも可能です。

目盛のカスタマイズ
目盛同士の間隔や目盛ラベルの表示座標が指定ができ、2Dチャートでは隣合う目盛ラベルが重ならないよう、その表示角度も自由に指定できます。

  • 2Dチャート: ビジネスシーンでの利用を強く意識し、日付や会計、分数形式といった実用性の高い定義済みのグラフ目盛をサポート
  • 3Dチャート: TrueTypeフォントのサポートにより、日本語で目盛ラベルを表示することも可能

軸のカスタマイズ

  • 2Dチャート: X軸、Y軸の反転や、グラフ方向の切り替えのほか、対数や百分率表示など応用性を高める多彩なアレンジも可能です。ポーラチャート、レーダーチャートでは、軸の起点や回転方向を指定可能
  • 3Dチャート: X軸とY軸の比率に加え、各軸の表示角度も指定可能です。これにより、さまざまな視点からデータを捉えることが可能

補足情報の表示
ラベルや凡例をグラフ上に自由に配置できます。特定のデータ点やデータセットの説明、グラフ全体へのコメントなど、アイディア次第でさまざまに活用できます。また、ビットマップの埋め込みや外枠の3D表示などの機能が備わっているので、グラフの表現力が飛躍的に高まります。

立体グラフのアレンジ

  • 2Dチャート: 奥行き、仰角、回転角度の指定により棒グラフ、円グラフ、プロットグラフ(折れ線を表示している場合のみ)を立体表示させることが可能
  • 3Dチャート: 等高線をグラフのプロット領域の天井や底面に投影させたり、指定した領域を特定の色で表示させる4Dグラフ化が可能です。このほかにも、光源の位置や光量を指定した本格的な陰影を施すことも可能

表示スタイルのカスタマイズ
データセットやデータ点の追加と削除に合わせてグラフコントロールが最適な形式でグラフスタイルを自動生成するため、適切で美しい表現スタイルが瞬時に得られます。もちろん、開発者によるカスタマイズも可能です。

  • 2Dチャート: グラフデータの色やパターン、データ点のシンボル、データ点同士を結ぶ線種などをデータセットごとに自由に選択できます。また、特定のデータのシンボル形(16種)や色を個別に変更することも可能です。
  • 3Dチャート: 等高線の線種や色に加え、等高線で区切られた各領域の色が指定でき、鮮やかなグラデーション効果を得ることができます。

インタラクティブ操作
グラフの回転、拡大/縮小、ズームといった機能が用意されているので、特定のマウスやキーと関連付けるだけで、ユーザーフレンドリーなグラフインタフェースが手軽に構築できます。クライアントブラウザ(Internet Exploler)上でAxtiveXコントロールを使用する場合に、これらの機能を利用できます。