True WinChart(日本語版) について

グラフ作成をサポートするグラフ生成ツール。

True WinChatはレーダーチャートやバブルチャート、3D曲面グラフなど、15種類の基本グラフ種をベースに、200を超えるプロパティとメソッドを駆使します。 True WinChartには、使いやすさに配慮したプロパティページが用意されており、使い始めから戸惑うことなく思い通りのグラフを作成できます。変更がすぐにグラフに反映されるので、設定結果を確認しながら、感覚的に外観をカスタマイズできます。本バージョンでは、色やパターンで特定値の帯域を示すアラームゾーンのほか、メジアンや標準偏差をはじめとする統計関数がサポートされ、いっそう高度な情報伝達力をグラフに与えることが可能になりました。True WinChartの2D/3Dに特化したそれぞれのコントロールが織り成すハイパフォーマンスが可能になります。

主な特長

  • 自由度の高いグラフ拡張
  • 優れたグラフ表現
  • スピーディなグラフ描画
    • 2Dチャート: 高速なデータ設定用のメソッドを用意し、刻々と変化する計測データのプロットなどに威力を発揮します。
    • 3Dチャート: 表示イメージのダブルバッファリング化により、ちらつきのないスムーズで高速なグラフ描画を実現します。
  • 簡便なグラフデータ管理
  • 初心者にやさしいプロパティページ
  • 多彩なデータの入出力
    • グラフデータをVisual Basicの配列へ入出力可能
    • グラフデータをデータベースへ入出力可能
    • 指定URLから独自形式のデータファイルを取得可能
    • グラフイメージをJPEGおよびPNG形式で出力可能
    • グラフイメージを高品質で印刷可能
    • 指定のデバイスへグラフのDCが出力可能

新機能

アラームゾーンのサポート
Y値の特定の帯域に色やパターンを指定して、アラームゾーンを表示できます。これにより、重要な意味を持つ値の範囲を特定したり、複数のアラームゾーンを利用したデータ値のレベル分けを示したりすることができます。

統計関数のサポート
7つの統計関数が用意され、平均偏差や標準偏差といった各種計算が簡単に行えるようになりました。
統計関数: Mean()、Median()、StandardDeviation()、AverageDeviation()、DataCount()、DataMin()、DataMax()

プロパティページ機能の拡張
グラフの設定を初期状態に戻す「リセット」など新しく追加された機能のほか、プロパティページからアクセスできる機能が増え、さらに便利になりました。また、実行時のプロパティページ内のタブやボタンなどの各要素は、表示/非表示の切り替えが可能になりました。これにより、実行時にエンドユーザーがカスタマイズできる内容を制御することも可能です。

軸ラベル・軸タイトルの表示制御
3DグラフのX、Y、Z、各軸に対して、軸ラベルと軸タイトルは、全表示、全非表示のほか、手前を非表示、奥のみ非表示、など、きめ細かく制御できるようになりました。情報性の高い軸ラベルのみを表示することで、すっきりとして読みやすい洗練されたグラフを提供できます。

ヘルプファイルのパスのカスタマイズ
新しく追加されたPropertyPageHelpfileプロパティを使用すると、実行時に利用されるプロパティページのヘルプファイルのパスを指定できます。これにより、エンドユーザーの要件に合わせて、開発者がプロパティページのヘルプファイルのパスをカスタマイズできるようになりました。

主な機能

目盛のカスタマイズ :
目盛同士の間隔や目盛ラベルの表示座標が指定ができ、2Dチャートでは隣合う目盛ラベルが重ならないよう、その表示角度も自由に指定できます。

  • 2Dチャート: ビジネスシーンでの利用を強く意識し、日付や会計、分数形式といった実用性の高い定義済みのグラフ目盛をサポートします。
  • 3Dチャート: TrueTypeフォントのサポートにより、日本語で目盛ラベルを表示することもできます。

軸のカスタマイズ

  • 2Dチャート: X軸、Y軸の反転や、グラフ方向の切り替えのほか、対数や百分率表示など応用性を高める多彩なアレンジも可能です。ポーラチャート、レーダーチャートでは、軸の起点や回転方向を指定できます。
  • 3Dチャート: X軸とY軸の比率に加え、各軸の表示角度も指定可能です。これにより、さまざまな視点からデータを捉えることができます。

補足情報の表示 :
ラベルや凡例をグラフ上に自由に配置できます。特定のデータ点やデータセットの説明、グラフ全体へのコメントなど、アイディア次第でさまざまに活用できます。また、ビットマップの埋め込みや外枠の3D表示などの機能が備わっているので、グラフの表現力が飛躍的に高まります。

立体グラフのアレンジ

  • 2Dチャート: 奥行き、仰角、回転角度の指定により棒グラフ、円グラフ、プロットグラフ(折れ線を表示している場合のみ)を立体表示させることができます。
  • 3Dチャート: 等高線をグラフのプロット領域の天井や底面に投影させたり、指定した領域を特定の色で表示させる4Dグラフ化が可能です。このほかにも、光源の位置や光量を指定した本格的な陰影を施すこともできます。

表示スタイルのカスタマイズ
データセットやデータ点の追加と削除に合わせてグラフコントロールが最適な形式でグラフスタイルを自動生成するため、適切で美しい表現スタイルが瞬時に得られます。もちろん、開発者によるカスタマイズも可能です。

  • 2Dチャート: グラフデータの色やパターン、データ点のシンボル、データ点同士を結ぶ線種などをデータセットごとに自由に選択できます。また、特定のデータのシンボル形(16種)や色を個別に変更することも可能です。
  • 3Dチャート: 等高線の線種や色に加え、等高線で区切られた各領域の色が指定でき、鮮やかなグラデーション効果を得ることができます。