Wijmo Enterprise(日本語版)2019 v3(5.20201.663)

Released: Apr 1, 2020

2019 v3(5.20201.663) での更新項目

機能

全般

  • Angular 9に対応しました。
  • Chromium版のMicrosoft Edgeに対応しました。
  • ObservableArray.spliceメソッドの第3引数がオプション引数(item?: T)から残余引数(...item: T[])に変更され、複数の項目を追加できるようになりました。この変更により既存のコードを変更する必要はなく、既存の動作が変更されることもありません。
  • MultiSelectListBoxコントロールが追加され、リストボックスの項目をチェックしたり、フィルターを適用できるようになりました。このコントロールは、MultiSelectコントロールのドロップダウンリストで使用されています。

CollectionView

  • CollectionView.sortNullsプロパティが追加され、null値のソート方法を指定できるようになりました。
    • Last(既定値):null値を常に最後に表示します。これは従来のバージョンと同じ動作です。
    • First:null値を常に先頭に表示します。
    • Natural:null値を昇順の場合は先頭に、降順の場合は最後に表示します。

Excel

  • FlexGridXlsxConverter.saveAsyncメソッドの第6引数onProgressとWorkbook.saveAsyncメソッドの第4引数onProgressが追加され、ファイル生成の進捗率を取得できるようになりました。
  • FlexGridXlsxConverter.cancelAsyncメソッドとWorkbook.cancelAsyncメソッドが追加され、ファイル生成処理をキャンセルできるようになりました。

FlexChart

  • BreakEvenクラスが追加され、損益分岐点チャートを表示できるようになりました。

FlexGrid

  • wijmo.grid.selectorモジュールとSelectorクラスが追加され、行ヘッダーや任意の列にチェックボックスを表示して、チェックボックスをクリックして複数の行を選択できるようになりました。
  • wijmo.grid.selectorモジュールとBooleanCheckerクラスが追加され、チェックボックス列の列ヘッダーやグループ行にチェックボックスを表示して、すべてのセルやグループ内のすべてのセルを選択/選択解除できるようになりました。
  • Column.dataMapEditorプロパティが追加され、データマップが設定された列の編集方法を選択できるようになりました。
    • DropDownList(既定値):ドロップダウンリストから値を選択したり、入力補完が可能なテキストボックスで値を入力します。従来のバージョンのデータマップエディタと同じです。
    • AutoComplete:入力補完が可能なテキストボックスで値を入力します。
    • RadioButtons:ラジオボタンリストから値を選択します。
  • FlexGrid.preserveWhiteSpaceプロパティが追加され、複数の連続する半角スペースを表示する方法を指定できるようになりました。
    • false(既定値):HTML要素のように、複数の連続する半角スペースを1つの半角スペースに変換して表示します。これは従来のバージョンと同じ動作です。
    • true:複数の連続する半角スペースをそのまま表示します。
  • FlexGrid.bigCheckboxesプロパティが追加され、チェックボックスセルのチェック状態の変更方法を指定できるようになりました。
    • false(既定値):チェックボックス要素をクリックしたときだけチェック状態が変更されます。これは従来のバージョンと同じ動作です。
    • true:チェックボックスセルのどの場所をクリックしてもチェック状態が変更されます。
  • FlexGridクラスのイベントが追加されました。
    • pinningColumnイベント:ピンで列が固定される前に発生します。
    • pinnedColumnイベント:ピンで列が固定された後に発生します。
  • HitTestInfoクラスとCellRangeEventArgsクラスに、getRowメソッドが追加されました。同クラスのrowプロパティは行のインデックスを取得しますが、getRowメソッドはRowオブジェクトを取得します。
  • HitTestInfoクラスとCellRangeEventArgsクラスに、getColumnメソッドが追加されました。同クラスのcolプロパティは列のインデックスを取得しますが、getColumnメソッドはColumnオブジェクトを取得します。
  • GroupPanel.groupDescriptionCreatorプロパティが追加され、グループパネルでグループ化を設定したときに、グループの値をカスタマイズできるようになりました。

FlexSheet

  • ISERROR、ISERR、IFERROR関数に対応しました。

MultiSelect

  • MultiSelect.showFilterInputプロパティが追加され、ドロップダウンリストでフィルターを適用できるようになりました。
    • false(既定値):フィルター文字列を入力するためのテキストボックスを表示しません。これは従来のバージョンと同じ動作です。
    • true:フィルター文字列を入力するためのテキストボックスをドロップダウンリストの上に表示します。
  • MultiSelect.checkOnFilterプロパティが追加され、フィルターが適用された項目を自動的に選択するかどうかを指定できるようになりました。
    • true(既定値):フィルターが適用された項目を自動的に選択します。
    • false:フィルターが適用された項目を自動的に選択しません。

ODataCollectionView

  • ODataCollectionViewクラスに次のメンバーが追加され、バッチ更新処理に対応しました。
    • deferCommitsプロパティ:コミットをデータベースに反映するのを遅延させるかどうかを指定します。
    • commitEditsメソッド:保留中のすべての変更をサーバーにコミットします。
    • cancelChangesメソッド:サーバーにコミットせずにすべての変更をキャンセルします。

OLAP

  • SSASに接続する際に、itemsSourceプロパティのオブジェクトに次のメンバーを指定できるようになりました。
    • catalog:カタログ
    • user:ユーザー名
    • password:パスワード
  • PopupTrigger列挙型のメンバーが追加され、より多くのイベントでポップアップを表示/非表示できるようになりました。現在のClickとBlurに加えて、MouseDown、MouseEnter、MouseLeaveのイベントが追加されました。また、イベントがオーナー要素とポップアップのどちらに対して発生したかも指定できます。

React

  • wijmo.react.grid.immutableモジュールとImmutabilityProviderコンポーネントが追加されました。React+ReduxでFlexGridのデータを更新したときに、Stateを直接更新せずに、Actionを発行してReducerでStateを更新できるようになりました。
  • FlexGridDetailコンポーネントが追加され、詳細行を定義できるようになりました。
  • Menu.contextMenuOfプロパティが追加され、コンテキストメニューを表示する要素を指定できるようになりました。
  • DOM属性をサポートし、コンポーネントのルート要素でネイティブHTML属性を定義できるようになりました。

TypeScript

  • isNumber、isString、isDateなどの型判定メソッドで、型を確定してガード(Type Guard)できるようになりました。例えば、引数にany型のvalue変数を渡してisNumberメソッドを実行すると、戻り値がtrueの場合はvalueがnumber型であると確定されます。

Vue.js

  • v-wj-context-menu属性ディレクティブが追加され、コンテキストメニューを表示する要素を指定できるようになりました。
  • 全てのVueコンポーネントにcontrolプロパティが追加され、コンポーネントの基になるPureJSコントロールを参照できるようになりました。

機能の改善

全般

  • コンテンツセキュリティポリシー(CSP)ルールに準拠するために、HTML要素のstyle属性で設定していたインラインスタイルを削除して、代わりにスクリプトコードでスタイルを設定するようにしました。スタイルの設定内容と表示結果に変更はありません。

CollectionView

  • CollectionView.getErrorプロパティのコールバック関数に第3引数parsingが追加され、型の検証エラーを表示できるようになりました。不正な型や日付が入力された場合に、従来のバージョンでは検証エラーが発生せず元の値や近い日付の値に自動的に変更されましたが、本バージョンでは検証エラーが発生してparsing引数にtrueが設定されます。

Excel

  • FlexGridXlsxConverter.saveAsyncメソッドとWorkbook.saveAsyncメソッドがUIスレッドをブロックしなくなり、ファイル生成中にブラウザがフリーズしなくなりました。

FlexChart

  • データ点の数が多い場合の選択処理のパフォーマンスが改善されました。

FlexGrid

  • 列ヘッダーをクリックして列を選択できるようになりました。列の選択を有効にするには、次のプロパティを設定します。
    • FlexGrid.allowSorting = AllowSorting.None(列ヘッダーをクリックしてソートすることを禁止します)
    • FlexGrid.allowDragging = AllowDragging.None または AllowDragging.Rows(列ヘッダードラッグして移動することを禁止します)
    • FlexGrid.selectionMode = SelectionMode.MultiRange(複数のセル範囲を選択できるようにします)
  • 行の高さを0に変更したときに、行ヘッダーの下に枠線が2つ表示され、上の方の枠線をドラッグすると上の行の高さが、下の方の枠線をドラッグすると下の行の高さが変更できるようになりました。列の幅も同様です。従来のバージョンでは、枠線は1つだけ表示されて下の行の高さしか変更できませんでした。
  • FlexGrid.allowPinningプロパティの型がbooleanからAllowPinning列挙体に変更され、ピンで列を固定する方法を選択できるようになりました。
    • None(既定値):ピンを表示しません。
    • SingleColumn:クリックしたピンの列を固定または固定解除します。
    • ColumnRange:クリックしたピンの列から左の全ての列を固定します。固定列の右端のピンをクリックすると固定解除します。
    • Both:ピンをクリックすると、その列を固定または固定解除します。Shiftキーを押しながらピンをクリックすると、その列から左の全ての列を固定します。
  • 結合セルのコピー動作が改善され、セルのドラッグ開始/終了位置によらず同じデータがコピーされるようになりました。例えば、横に並んだ2つのセルを結合した場合、従来のバージョンでは、左側/右側からドラッグを開始するとそれぞれ2つ/1つの値がコピーされました。本バージョンでは、どんな場合でも2つの値がコピーされます。
  • 1つのセルをコピーして複数の範囲へペーストできるようになりました。
  • グループパネル上の列をクリックして、複数列でソートできるようになりました。

ODataCollectionView

  • ODataの推奨に従い、PUT要求の代わりにPATCH要求を送信するようになりました。

PDF

  • IFlexGridDrawSettings.quickCellStylesプロパティが追加され、customCellContentプロパティがtrueの場合の描画パフォーマンスが改善されました。

UndoStack

  • FlexGridコントロールで複数行を削除したときに、1回でまとめて操作できるようになりました。
  • TreeViewコントロールの編集とチェック操作をサポートしました。

仕様変更

CollectionView

  • CollectionView.sortNullsFirstプロパティが廃止されました。代わりにsortNullsプロパティを使用してください。
    • sortNullsFirst = false(既定値)の場合:sortNulls = Lastに設定します。
    • sortNullsFirst = trueの場合:sortNulls = Firstに設定します。

FlexGrid

  • FlexGrid.allowPinningプロパティの型がbooleanからAllowPinning列挙体に変更されました。
    • allowPinning = false(既定値)の場合:allowPinning = Noneに設定します。
    • allowPinning = trueの場合:allowPinning = SingleColumnに設定します。
  • Column.showDropDownプロパティが廃止されました。代わりにColumn.dataMapEditorプロパティを使用してください。
    • showDropDown = true(既定値)の場合:dataMapEditor = DropDownListに設定します。
    • showDropDown = falseの場合:dataMapEditor = AutoCompleteに設定します。

FlexSheet

  • 数式の評価中に発生するエラーが次のように変更されました。
    1. エラー値は、FormulaErrorの子クラス(DivideByZeroError、NameError、ReferenceError、NumericError、ValueError、NotAvailableError、NullError、SyntaxError)のインスタンスになりました。
    2. エラーを含むセルでは、getCellValueメソッドはエラー文字列ではなくエラークラスのインスタンスを返します。
    3. Excelのようなエラーメッセージがセル内に表示されるようになりました。エラーの説明は、エラーインスタンスのdataプロパティから取得できます。

PdfViewer

  • 廃止されていたselectMouseModeプロパティとselectMouseModeChangedイベントが削除されました。代わりにmouseModeプロパティとmouseModeChangedイベントを使用してください。

ReportViewer

  • 廃止されていたselectMouseModeプロパティとselectMouseModeChangedイベントが削除されました。代わりにmouseModeプロパティとmouseModeChangedイベントを使用してください。