ComponentOne Studio for iPhone-UX(日本語版) の主な機能

ComponentOne Studio for iPhone-UX(日本語版) の主な機能

主な機能

ビューポート
C1ViewportはiPhone向けのWebサイトのためのメインビューワとなるコンテナコントロールです。C1ViewPortコントロールとC1NavigationListコントロールを併用することで、iPhone Webアプリケーション用のカスタムナビゲーションを提供します。C1ViewPortコントロールは、iPhoneでの閲覧に適したWebアプリケーションのデザインで用いられる、3つのエリアを提供します。

  • ナビゲーションバー:コントロール上部に配置されるバー。左右のボタンとヘッダテキストで構成されます。戻る、進むといったナビゲーションに利用できます。
  • コンテンツ領域:コントロール中央のコンテンツ表示部分です。任意のテキストやコントロールを 配置できるほか、C1NavigationListを表示できます。
  • ツールバー:コントロールの下部に配置されるバー。トグル式に表示/非表示を切り替えられます。テキストボックスやラジオボタンなどのコントロールを配置できます。主にタブバーやセグメントボタンを配置する際に利用します。

ナビゲーションリスト
iPhoneに標準搭載されているネイティブアプリケーションと同様のナビゲーションスタイルを提供します。また、このコントロールをC1ViewPortコントロールのコンテントエリアに配置すると、ページからページへの移動に応じてC1ViewPort.Navigationbarが自動的に更新されます。
C1NavigationListコントロールは下記の項目を提供します。

  • リストのレンダリング方式:SimpleList(通常リスト)/RoundedCornerList(角丸)
  • グループ項目:オプションのグループタイトルを表示
  • カスタマイズ:リストタイプとアイテムテンプレートの使用
  • ロードオンデマンド:コンテントのナビゲーション中には、カレントページのみをサーバーから抽出。Webアプリケーションのイニシャルロードサイズを大幅に削減。

C1NavigationListコントロールの各項目は次のとおりです。

  • ボタン項目 - ボタンとして使用されるシンプルなリスト項目
  • スイッチ項目 - ON/OFFのような2つの状態を保つトグル形式の項目。ロード時の状態を設定できます。
  • テキスト項目 - テキスト表示用項目
  • リンク項目 - ナビゲーションを提供するリンク用項目
  • 入力項目 - 1つのプロパティでウォーターマークテキストの表示も可能な入力用項目
  • オプションリスト項目 - 子項目をもったリスト。リストをクリックして子項目を表示します。
  • オプション項目 - チェックボックス形式の選択項目。オプションリスト項目の子項目として使用することで複数選択のユーザーインタフェースも実現可能です。
  • スライダー項目 - ユーザーが範囲から値を選択できるリスト項目
  • グループ項目 - 各項目をグループ化し、タイトルを表示します。
  • ヘッダー項目 - 各項目のヘッダを提供します。グループ化したリストのヘッダとしても表示可能です。

ラウンチパッド
ラウンチパッドはiPhoneのスタート画面と同様のユーザーインタフェースを実現するナビゲーションです。アプリケーションやWebサイトへのリンクをラウンチパッドのアイテムとして表示し、iPhoneユーザーが使い慣れたインタフェースを提供します。各アイテムは57x57ピクセルのアイコンとテキストからなり、ステータスインジケータの表示も可能です。アイテムが複数画面にわたる場合にはページインジケータが表示され、スクリーンのドラッグでページ切り替えができます。また、ラウンチパッドのツールバーをサポートしています。

カバーフロー
iPhoneのカバーフロー画面を簡単に実現します。スクリーン上のスクロールバーまたは、スワイプによりアルバムアイテムをスライドさせることが可能です。選択されていない画像の角度変更、背景カバーの変更をサポートしています。

マルチビュー
マルチビューは複数ページのコレクションを快適に表示します。1画面に1ページずつ表示し、スクリーンのドラッグで前後のページにスライドします。画面スペースを有効に利用でき、大量コンテンツの表示が可能です。また、タブと連動させてマルチビューの各ページをナビゲーションタブとして使うこともできます。

タブバーコントローラー
C1TabBarControllerはナビゲーションに使用するタブストリップです。プロパティ1つでC1MultiViewと連結でき、ページビューのタブ操作が可能になります。

ビュースクローラー
アドレス帳など数多くの項目を持つリストを表示させた際に、ユーザーが目的の項目まですばやくスクロールできるようにするコントロールです。リストの分類に対応するアンカー(スクロールアイテム)をコントロールに設定することで実装できます。

ダイアログ
iPhoneの標準的なダイアログをモデルにし、灰色で半透明なダイアログを提供します。クライアント側での表示/非表示をサポートしています。

ボタン
iPhoneライクな3種類のボタンを提供します。もっとも基本的なボタンコントロールC1Buttonには、iPhoneの標準アプリで利用されているボタンと同じような、back、forwardなどいくつかのタイプの外観を用意。タイプの変更はプロパティ設定だけで行えます。さらにトグルスイッチでON/OFFを切り替えるC1SwitchButton、1つのストリップ上に複数のボタンを並列配置できるC1SegmentedButtonsを収録しています。

カレンダー
iPhoneユーザーが慣れ親しんだカレンダーUIを提供します。スクリーンのタップによる日付選択と月の変更を実現。タイトル部の書式設定や複数日付の選択、当月以外の非表示、選択不可の日付設定、カルチャの選択などの機能が実装されています。

ピッカービュー
C1PickerViewは、ホイールもしくはスロットマシンのモチーフを用いて表示された複数の値を選択入力できるコントロールです。ローテーション操作により目的の値をセレクションインジケータに合わせて選択します。

スライダー
C1Sliderはエンドユーザーが選択する値の範囲を表示します。このタイプのコントロールは、一般には音声ボリュームの制御や動画の再生位置表示で用いられます。スライダーコントロールの最大値・最小値のいずれかにイメージを加えることで、そのスライダーのエンドを示すといったカスタマイズも容易に行えます。