DioDocs for Excel(日本語版)V8J

Released: Mar 5, 2025

V8J での更新項目

機能

  • シナリオマネージャー:シナリオマネージャーは、異なる入力値の組み合わせによる結果を比較・分析するための機能です。Excelなどの表計算ソフトには、セルの値を変更したときにワークシートの数式の結果にどのように影響するかを調べるWhat-if分析ツールが用意されています。その手法の一つであるシナリオマネージャーが今回のバージョンで追加されます。IWorksheetインターフェイスのScenariosプロパティを使用して、さまざまなシナリオを作成、変更、表示、削除することができます。
  • セルの自動マージ:隣接するセルで同じ値を持つセルを自動的に結合できるようになります。IWorksheetインターフェイスにAutoMergeメソッドが追加されます。このメソッドのパラメータで行方向や列方向など結合方法を指定します。保存する際にXlsxSaveOptionsやPdfSaveOptionsなどのオプションクラスでIncludeAutoMergedCellsプロパティをtrueに設定することで結合状態を反映させることができます。
  • テーブルをデータソースとしてピボットテーブルを作成:テーブルをデータソースとしてピボットテーブルに直接バインドできるようになります。これにより、動的または拡張可能なデータセットを扱う際にピボットテーブルのデータ範囲を手動で更新する必要がなくなります。さらに、データがテーブル形式で整理されているため、各列に定義されたヘッダーを使用してピボットテーブルのフィールドを自動的に構成できます。
  • さまざまなデータソースからデータを直接インポート:従来のバージョンでは、データソースを取得した際に、変数や配列に一度格納した上でセルにデータをインポートする必要がありました。V8Jでは、IRangeインターフェースのImportDataメソッドを使用して、コレクション、配列、カスタムオブジェクト、データテーブルなどのデータソースからセルにデータを直接インポートできるようになります。
  • 文字列形式によるカラー設定:従来のバージョンでは、System.Drawing.Colorプロパティを使用して、名前付きの色やRGB形式でのカラー設定を行う必要がありました。V8Jでは、ColorUtilities.StringToColorメソッドを使用して、名前付き色(例:"red")やRGB形式(例:"rgb(255,0,0)")、HEX形式(例:"#FF0000")のような文字列形式で色を設定できるようになります。デザインツールやカラー選定ツールで設定した色、RGBおよびHEXコードをそのまま使用したい場合に便利な機能です。
  • ページ番号の計算演算子のサポート:ワークシートのヘッダー/フッターのページ番号とページ数の合計の出力に「+」と「-」演算子を使用できるようになります。それぞれ別のワークブック(見出しと内容など)を単一のレポートとして出力するといったページ番号の調整が必要な場合に便利な機能です。ページ番号と合計ページ番号の計算式には以下がサポートされています。
    • &P+number:ページ番号に指定した番号を加算して出力する
    • &P-number:ページ番号から指定した番号を引いたものを出力する
    • &N+number:合計ページ数に指定ページ数を加えた数を出力する
    • &N-number:合計ページ数から指定したページ数を引いた数を出力する
  • ピボットテーブルを管理するための新しいAPI:Visual Studio Tools for Office(VSTO)のHasAutoFormat、ShowPivotTableFieldList、および RefreshOnFileOpenプロパティに対応します。
    • HasAutoFormat:ピボットテーブルの更新時に列幅を自動調整する
    • ShowPivotTableFieldList:ワークブックを開く際にピボットテーブルのフィールドリストを表示する
    • RefreshOnFileOpen:ワークブックを開く際にピボットテーブルを更新する
  • タイムラインスライサーの入出力をサポート:従来のバージョンでは、タイムラインスライサーを含むExcelファイルを読み込んで保存した際にタイムラインスライサーが出力されませんでした。V8Jでは、タイムラインスライサーをExcelおよびPDFファイルに出力できるようになります。
  • イメージスパークラインの出力:SpreadJSで実装されているイメージスパークラインがDioDocsでも使用できるようになります。この機能は、元の画像と異なるサイズで表示できるように、ExcelのIMAGE関数と比較してより多くのパラメータを設定できます。さらに、画像のソースを定義するパラメータとしてbase64文字列を設定できます。
  • SpreadJSとの互換性強化:SpreadJSとDioDocsの間でワークブックを連携する際の互換性強化として、V8Jでは以下の機能が追加されます。
    • セルデコレーションAPIをサポート:.ssjsonファイルや .sjsファイルにエクスポートする際にSpreadJSと同様のセルデコレーション結果を表示するために、IRangeインターフェイスにDecorationプロパティが追加されます。
    • バインドしたデータを含める/除外するためのオプション:SjsSaveOptions、XlsxSaveOptions、SerializationOptionsに追加されるIncludeBindingSourceプロパティを使用して、エクスポートする際にバインドされたデータを含めるかどうかを設定できるようになります。