FlexGrid for WPF(日本語版) の主な機能

FlexGrid for WPF(日本語版) の主な機能

機能/特長

アンバウンドモード
コントロール自身がデータを格納し管理するアンバウンドモードを利用できます。これにより、コーディングで手軽にデータの表示や制御を行え、Excelワークシートのように自由なセルレイアウトのデータ表現が可能です。また、標準データグリッドのようにデータソースと連結してフィールド単位でデータを表現することもできます。

セルのマージ
2つ以上のセルを結合して、1つのセルとして扱うことができます。この機能は、隣り合うセルが同じ値を持つ場合に自動的にセルを結合する「自動マージ」と、任意のセル範囲を自由にマージできる「カスタムマージ」の2種類を提供します。

複数行・複数列のヘッダ
複数行のヘッダと複数列のヘッダをサポートします。また、これらのヘッダに対してもマージが可能なため、視認性が高くわかりやすいレイアウトのグリッドを作成できます。

固定行と固定列
先頭から任意の数の行や列を固定行、固定列として設定し、スクロールしないようにできます。また、固定領域とスクロール可能領域の境目を表す分割線は、色を変更することも可能です。

行・列の移動とサイズの変更
行、または列の並び順を、マウスのドラッグ操作で変更できます。また、行の高さと列の幅を、表示されているデータに合わせて自動的に調整する機能を備えています。

多様な選択モード
セルの選択方法は、単一のセル、セル範囲、単一行、複数行、リストボックスモードの5種類を用意しています。また、選択範囲を囲むラインの表示/非表示の設定や、選択されているセルの背景色を設定することも可能です。

データの集計
同一のデータを持つ行をグループ化してアウトラインツリー形式で表示できます。その際に、グループごとのデータを自動集計して合計値や平均値、データの個数などをグループのヘッダ行に表示させることが可能です。

セルの編集機能
セルの編集には、あらかじめ組み込まれている3タイプのエディタを使用できます。基本となるテキストタイプ、チェックボックスタイプそしてオートコンプリートとデータマップ機能を備えたコンボボックスタイプです。データマップは、コンボボックスリストの各項目に表示用の値とは別に、内部的にキー値を保持できる機能です。

カスタムセル
組み込みのエディタのほかに、任意のコントロールの機能を割り当てる方法も用意しています。たとえば、ComponentOne Studio for WPFのC1MaskedTextBoxコントロールを利用して入力検証を行ったり、C1NumericBoxコントロールのスピンボタンを利用して数値の入力を行ったりできます。さらに、カスタムセルは編集時のセルと表示時のセルの2つに対して、それぞれ異なるコントロールの機能を適用することができます。

印刷
グリッドがページ内に収まりきらない場合に、分割して調整する印刷機能を備えています。また、1ページに収まるように、グリッドを拡大/縮小して表示することも可能です。さらに、各ページに行・列ヘッダを繰り返し表示することや、ページヘッダ/ページフッタを追加することもできます。

ファイルの入出力
CSV(カンマ区切り)形式、TSV(タブ区切り)形式、HTML形式ファイルの入出力に対応します。

FlexGrid for Silverlightとの互換性
FlexGrid for WPFは、FlexGrid for Silverlightと同一の機能を保持し、ソースコードレベルで互換性があります。そのため、両方の環境で開発が必要な場合、一方のFlexGridで作成したコードを、もう一方で流用できるため、よりスムーズに開発を進めることができます。