RAD Studio(日本語版)10.3 Rio
Released: Nov 22, 2018
10.3 Rio での更新項目
機能
- クロスプラットフォームアプリケーション開発を効率化
- 2018年8月開始された新しいGoogle Play Storeアプリケーション、および2018年11月の更新に対してGoogleが要件として挙げているAndroid APIバージョン26サポートが含まれます。
- 同じAndroidフォーム上にAndroidネイティブコントロールとFMXスタイルコントロールを混在可能に。Android 5.0以上でマテリアルデザインテーマも利用可能
- Appストアおよびエンタープライズアプリケーション構築向けにiOS 12をサポート(32-bitおよび64-bit)
- Unicode絵文字のサポート
- クロスプラットフォームアプリケーション開発を効率化
- 新しいダークIDEテーマ:夜間作業向けにデザインされた新しいテーマを搭載。
- 開発環境のカスタマイズ:インストーラのUI とライセンスマネージャのUIの改善により、単一プラットフォーム開発かマルチプラットフォーム開発なのか、必要なオプションと不要なオプションの識別が容易になりました。
- クリーンなアップデートされたIDEのUI:必要なオプションをすばやく見つけられるようにIDEのメインウィンドウと複数のダイアログのルック&フィールが改善されました。現在のフォーカス領域が濃い青色の背景となり、キーボードのフォーカスがどこにあるか直ちにわかるようになりました。エディタタブも大きくなり、フォントも読みやすくなりました。これにより、コーディング作業も快適になります。
- VCLによるWindowsアプリケーション開発
- HighDPIサポートの改善:新しいVCL High DPI ImageListコントロールにより、新しいVCL Windowsアプリケーションを構築する、または、既存のアプリケーションを高DPIディスプレイ対応に更新する開発者は、マルチ解像度、すべてのコントロールのピクセル完全画像、また同様に、マルチ解像度モニタのためのスケーリングされた画像を必要とするカスタム描画などを、完全にサポートすることができます。
- Per Monitor V2サポート:VCLアプリケーションを、すべてのWindowsのスケールに合わせて正しくサイズ変更することができ、異なる画面間でのDPIスケールの変更に対応することができます。
- Windows 10およびWinRT APIサポートの拡張:主要なWinRT APIや最近のWindows 10 APIが含まれており、Windows 10ストアでのアプリ内購入やトライアルなどにも対応しています。
- RAD Serverによりサービスベースのアプリケーションを配置
- シンプルなオペレーションにおけるスループットが10倍になるなど、RAD Serverパフォーマンスが大幅に向上しました。
- JSON処理のための新しいヘルパーコンポーネント
- RAD ServerのExt JSクライアントサポートを拡張。JavaScriptフロントエンドとRAD ServerのRESTサポートによるWebサービスの組み合わせが容易になります(Architect版にはExt JS Professionalライセンスも含まれます)。
- Enterprise版には、RAD Serverシングルサイト配置ライセンスが含まれます。
- Architect版には、RAD Serverマルチサイト配置ライセンスが含まれます。
- C++向けの新機能
- Win32向けにC++17を新たにサポート。生産性向上とよりよいコンパイラ最適化、高速なコードが期待できます。RTLとSTLも対応してアップデートされました。
- 新しいSTL/Dinkumware 2018バージョンをWin32とWin64の双方に提供
- C++のコード補完を改善。新しいコード補完は非同期で行われ、以前のC++コード補完よりも、より高速に、またよい結果を出すようになっています。補完処理中に入力が停止してしまうことがなくなります。
- デバッグモードでのビルド最適化をサポート
- Win64向け数学計算がおよそ2倍に高速化
- 新しい追加のC++ライブラリをGetItで提供
- データベース関連の新機能と機能強化
- データベースサポートの強化、アップデート:MySQL v8.0、MariaDB 10.3、SQL Server 2017、PostgreSQL v10、Firebird v3.0、MongoDB、InterBase、SQLite 3.23.1、SQL Anywhereなど主要なデータベースをサポート
- DataSnapの改善
- RESTの改善:追加のREST関連メソッド、型、プロパティのサポート
- Architect版に新しいツールを搭載
- Sencha Ext JS Professional:JavaScriptとExt JSフレームワークにより、効率的にWebフロントエンドを構築可能。
- InterBase ToGo 配布ライセンス:モバイルアプリに暗号化をサポートした柔軟かつ強力な組み込みデータベースを搭載し、データストレージ機能を付加できます。
- RAD Serverマルチサイト配置ライセンス:デスクトップ、モバイル、Webアプリケーションのバックエンドを構築できる中間サーバーの配置ライセンス。
- AquaData Studio:強力なデータベース分析機能を提供。