VS-FlexGrid Pro(日本語版) について

洗練されたインタフェースの構築を実現する拡張グリッドコンポーネント。

Light版コントロールを使えば、DBを使用しない場合のメモリサイズが最小限に抑えられます。DBを直接表示できるマルチカラムコンボや小計などの計算と連動する階層表示、セルマージなど一層強化された豊富な機能は、洗練されたインタフェースの構築を実現します。Excelファイルのインポート/エクスポートも加わって、その実力は秀逸です。MFCのサポートDLLが不要なためDLLバージョンの相違による問題は発生しません。また、Visual Basicのサブセット版、MSFlexGridの完全上位互換であるため、既存アプリケーションの拡張にも大きな力を発揮します。

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主な特長

  • Light版コントロールの搭載
    MFCのサポートDLLを必要としない、Light版、DAO/RDO版、ADO/ OLE DB版の拡張グリッドコントロールは、それぞれが400KB前後と超軽量です。データベース接続を行わない場合にLight版を使用することで、アプリケーションのメモリを最小限に抑えることができます。DB関連DLLの配布も不要となるので、配布作業が軽減されます。
  • デザインインタフェースの強化
    プロパティページで視覚的にグリッドをデザインしたり、分類ごとに一覧化されたページですばやく任意のプロパティを設定することができます。
  • 印刷処理の統合
    メソッド1つで、容易にグリッドを印刷できます。印刷方向や余白、フッタ、改ページを制御できることに加えて、プリンタ設定のコモンダイアログ呼び出しもサポートしています。PowerToolsシリーズのVS-VIEW(別売)にて、プレビューを行うことも可能です。
  • IEに対応
    VBやVC++のほかにInternet Explorerにも対応しています。
  • Excelファイルのインポート/エクスポート
    待望のExcelファイルからのデータ読み込みと保存に対応しました。使い慣れたExcelのデータを多彩な表示形式で活用できます。
  • 検索イベント
    セルに文字を入力すると、ほかのセルにある同じ文字を自動検索する「オートサーチモード」の開始/終了イベントが追加されました。検索したセルの内容を置き換えたり、検索する文字列の変更など操作性が向上しました。
  • ユーザー補助サポート
    ユーザー補助(Microsoft Active Accessibility)をサポートするプロパティが備わり、エンドユーザーにやさしいアプリケーションの作成を後押しします。
  • フレキシブルなアウトライン
    関連項目をツリー表示できるアウトラインは、小計などの計算機能と連動します。ツリーの展開、縮小を行うピクチャの設定やイベントの追加で、柔軟性の高い表現が可能です。
  • データ連結
    ADO/OLE DBやDAO/RDOによるデータ連結や、2次元や3次元などの配列、および他のVSFlexGridコントロールへの連結のほかに、独自のデータソースクラスの作成や非連結モードでも使用できます。

主な機能

  • データの自動集計
    プロパティで小計算出ができるようになりました。特定の範囲や列の総計/平均/標準偏差など、7種類の自動計算をサポートします。メソッドの使用時は8種類の自動計算が可能で、表示行に対して背景色や文字色などの指定ができるほか、アウトラインと組み合わせて使用すれば、小計を階層状に表示できます。
  • セルピクチャ
    セルにテキストとピクチャの両方を配置することができます。セルのどの位置に表示するかも設定可能です。
  • グリッド外観の拡張
    表示位置を指定した壁紙や3D表示スタイルなどによって、容易にアプリケーションの外観を拡張できます。
  • 1行おきの背景色
    1行おきに背景色を指定したり、グリッド線をカスタマイズすることで、一段と見やすい表を作成できます。
  • ソート
    ヘッダ上のアイコン表示により、一目でソート方向がわかります。数値、通貨、時刻などの各種記号を含んだ値のソートなど、その方法は計10種類。すべての行はもちろん、選択した行のみのソートも可能です。
  • ユーザーインタフェースへの配慮
    ダブルクリックによるセル編集が可能です。マスク機能と併せて使用すれば入力時の妥当性チェックも容易です。クリックやドラッグで行および列、または指定範囲の選択が可能です。また、選択できない領域も作成できます。グリッド線をダブルクリックすることでデータサイズに合わせてセル幅を自動調整したり、ドラッグですべてのセル幅を揃えることができます。
  • OLEドラッグ&ドロップ
    フォーム上のコントロールやWindowsアプリケーション間で、データをドラッグ&ドロップできます。
  • 行と列の移動
    ヘッダのドラッグによって、行と列が移動できます。また、ユーザーが列の入れ替えを行っても、あらかじめ列ごとに指定した名前で、移動後の列を参照することが可能です。
  • 列のグループ化
    グループ化したデータは、+記号、-記号のクリックで階層表示します。指定ノードの親ノードや子ノードを検索、ツリーの展開/縮小を示すピクチャを指定できます。
  • DB連結マルチカラムコンボ
    セル編集時のドロップダウン、およびコンボボックスリストをサポートします。わずかなコードで、リストへのレコードセットデータの自動表示や複数列表示ができることに加え、入力値を検索し選択することが可能です。リスト項目のデフォルトフィールドの強調表示やリスト項目に対する任意文字列割り当てなども行えます。
  • ビルトインチェックボックス
    データに合わせてチェックボックスを自動表示します。コードの記述により、チェック、未チェック、グレーの3段階で表示可能です。
  • グリッドデータの入出力
    任意の区切り文字で区切られたテキストファイルの読み書きができるので、Excelなどとデータ交換を行うことによって用途は限りなく広がります。また、バリアント型の配列や、他のVSFlexGridコントロールデータとの連結/非連結が行えます。グリッドのデータと属性などの形式はファイルに保存し、テンプレートとして活用できます。さらに、複数のグリッドファイルを1つのアーカイブファイルとして一元管理することも可能です。
  • 固定エリアと静止エリア
    通常はグレーで表示される固定エリアの外観をカスタマイズできます。また、スクロールしない静止エリアはマウスで編集でき、背景色を自由に設定できるほか、通常エリアとの境界線などもカスタマイズが可能です。すべてのセル幅は、マウス操作で自在に調整可能です。