C++Builder(日本語版)12 Athens
Released: Nov 9, 2023
12 Athens での更新項目
機能
- C++Builder IDEにVisual Assistを統合:Visual Studio向けプラグインとして定評のあるVisual Assistを統合し、C++言語向けの強力なコード補完、コードナビゲーション、リファクタリング機能を提供。生産性を劇的に改善します。
- FireMonkeyのUI設計でSKIAをサポート:Googleが提供するグラフィックライブラリSkiaのサポートにより、すべてのターゲットプラットフォームでグラフィックレンダリングとUIコントロールのパフォーマンスと品質を改善します。
- FireMonkeyの強化によりモバイル向け設計を改善:Androidプラットフォームのサポートを改善。iOSおよびAndroid向けの分割画面サポートに加え、シングル アイコン ウィザードによる単一アイコンとスプラッシュ画面のサポート、Android API level 33のサポートなどが追加されています。
- VCL向けMDIとタブ付きUIのリワークによりVCLをモダナイズ:VCLでは、MDI(Multi Document Interface)サポートが大幅に改良され、MDIウィザードによって生成されるコードが更新されました。新しいMDIタブ付きフォームアーキテクチャの導入により、モダンなMDIアプリケーションを実現できます。
- Object Pascalでより多くのWindows API が利用可能に:Windows APIヘッダをObject Pascalにフル変換した新しいユニットセットにより、任意のWindowsプラットフォームAPIをDelphi開発が容易に呼び出し可能になりました。
- C++コンパイラとツールチェインのモダナイズ:新しいCLANGベースのWin64コンパイラプレビューを搭載。最新のC++標準に対応し、外部ライブラリやC++コードの統合が容易になります。
- SQLの制限によりアプリケーションのセキュリティを改善:SQLコマンドの制限、複数コマンドを含む単一のSQL文の無効化、動的なSQL文の変更を無効化などにより、データベースアプリケーションのセキュリティを向上します。
- RAD ServerにおけるスマートIDのサポート:スマートID (sqid) 対応により、より強力かつ柔軟なREST APIのホストをサポート。パフォーマンスの改善に加え、ページング、セッション認証の改善などが施されています